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広島市食品安全情報センターニュース 第 号

メルマガ 発行日時
広島市食品安全情報センターニュース 〜食品事業者向け〜 2024年02月19日 09時15分

 

広島市食品安全情報センターニュース 第 号

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広島市食品安全情報センターニュース  第9号2月19日発行
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登録していただいた方に、「広島市食品安全情報センターニュース 第9号」をお届けします。

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     今年に入り、広島市内で
 ノロウイルス集団食中毒が3件発生しました
    ※アルコール消毒は効きません!    
   
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 ノロウイルス食中毒の8割は、調理をする人の手を介して食品にウイルスがついてしまうことで発生しています。
 また、ノロウイルスをもっていても症状がない人もおり、手洗いが不足している場合、気づかないうちに食品を汚染してしまう可能性もあります。
 アルコール消毒は効果がなく、石けんを使った手洗いが一番の予防方法です!!

【事件1】
●発生日:令和6年1月21日
●原因施設:飲食店(仕出し施設)
●原因食品:令和6年1月20日(土)〜23日(火)に製造された仕出し料理
●概要:当該施設が調理した弁当や食事を食べた24グループ336名のうち82名が、下痢、おう吐、発熱等を発症した。患者、調理従事者、仕出し施設の拭き取りからノロウイルスが検出された。

【事件2】
●発生日:令和6年1月28日
●原因施設:飲食店
●原因食品:令和6年1月27日(土)及び28日(日)に提供された食事
●概要:当該施設が調理した食事を食べた14グループ82名のうち66名が、下痢、発熱、おう吐等を発症した。患者と調理従事者からノロウイルスが検出された。

【事件3】
●発生日:令和6年2月10日
●原因施設:飲食店
●原因食品:令和6年2月8日(木)夜に提供された食事
●概要:当該施設が調理した食事を食べた1グループ18名のうち14名が下痢、吐き気、発熱等を発症した。患者と調理従事者からノロウイルスが検出された。


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ノロウイルス食中毒の特徴  
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・ウイルスがついた手で調理した食品や、加熱不足の二枚貝を食べることなどで感染します
・感染すると、1〜2日後に下痢やおう吐などを発症します
・感染力が非常に強く、10〜100個程度でも感染します
・症状の有無にかかわらず、感染した人の便やおう吐物にはたくさんのウイルスが含まれています
・感染すると、2週間〜1カ月程度は便にウイルスが出続けます
・アルコール消毒は効きません

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予防方法
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(1)下痢・吐き気・おう吐の症状がある人は調理しない!
●感染した人の便やおう吐物には大量のウイルスが含まれており、ウイルスが少しでも食品につくと、食中毒になる恐れがあります
●自分に症状がなくても、家族に症状があるときは感染している場合があるため、調理作業には従事しないようにしましょう

(2)トイレの後・調理の前は必ず石けんと流水で手洗い
●健康な人でもウイルスをもっていることがあります
●トイレの後、調理の前、次の調理作業に移る前、盛り付けをする前は必ず手洗いをしましょう
●汚れが残りやすい、指先や指の間、親指周り、手首はしっかり洗いましょう(二度洗いが効果的です)。

(3)食品は中心部までしっかり加熱
●特に、汚染の可能性が高い二枚貝は、貝の内臓にノロウィルスが取り込まれていることがあるため、85℃以上で90秒間以上加熱しましょう

(4)調理器具やトイレは塩素系漂白剤で消毒する
●まな板やふきん等の調理器具はよく洗い、塩素系漂白剤や熱湯を使って消毒しましょう
●トイレはノロウイルスに汚染されているものと考え、常に清潔に保ちましょう
●1日1回、業務終了後に、汚染度が低いところから順に清掃・消毒しましょう
●調理衣や調理用の靴を着用してトイレに入らない
●調理器具類の消毒では、市販の塩素系漂白剤(塩素濃度5%)を0.02%に薄めて使用してください(薄め方は下記ホームページを参照)。

☆★☆詳しくはこちらから☆★☆
↓↓「ノロウイルス食中毒が多発!※アルコール消毒は効きません」(広島市ホームページ)
https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/syokuhin-eisei/371057.html