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海外における麻しん(はしか)の流行について

ページ番号:0000337869 更新日:2024年3月7日更新 印刷ページ表示

海外で麻しん(はしか)が流行しています!

 海外で麻しん(はしか)が流行しており、世界的に麻しんの報告数の多い東南アジア地域に加え、ヨーロッパ地域で急増しています。

 海外渡航する際には、事前に予防接種歴を確認し、2回接種をしていない方はワクチン接種を検討しましょう。

1 麻しんはどんな病気?

 麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる感染症として知られています。感染すると、約10~12日後に、発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。38度前後の発熱が2~4日間続いた後、39.5度以上の高熱と発疹が出現します。

 肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎を発症すると言われています。その他、10万人に1人程度と頻度は高くないものの、麻しんウイルスに感染後、特に学童期に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)と呼ばれる中枢神経疾患を発症することもあります。

 麻しんウイルスは、空気感染飛沫感染(くしゃみ等のしぶき)・接触感染によってヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強く、免疫を持ってない人が感染するとほぼ100%発症します。一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われていますが、今でも特効薬はなく、発症したら1,000人に1人が亡くなる病気です。

2 麻しんを予防するには?

 唯一の有効な予防法は予防接種によって麻しんに対する免疫を獲得することであり、2回のワクチン接種により、麻しんの発症のリスクを最小限に抑えることが期待できます。 

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定期接種の対象者

1歳児と小学校就学前の1年間(年長児)の方 ➡ 麻しん(はしか)風しんの予防接種を受けましょう!

※ 海外では麻しん(はしか)に加え、風しんに感染するリスクがあります。
  定期接種の対象者だけではなく、医療・教育関係者、海外渡航を計画している方などは、母子健康手帳等で麻しん・風しんの予防接種歴を確認し、2回接種を受けていない場合は接種を検討してください。

3 発しん、発熱などの麻しんの症状がある場合

  • 麻しんが疑われる症状(発熱や咳、鼻水、目の充血、発しん等)がある場合は、事前にかかりつけ医や医療機関に電話連絡した上で受診してください。
  • 医療機関へ移動される際は、周囲の方への感染を防ぐためにもマスクを着用し、公共交通機関の利用を可能な限り避けてください。また、登園・登校、出社等は控えてください。

 

 

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