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広島平和記念資料館 学習ハンドブック 今なお続く核の脅威

ページ番号:0000009488 更新日:2023年2月17日更新 印刷ページ表示

広島・長崎への原爆投下で、世界は「核時代」に入りました。

アメリカとソ連(現在のロシア)を中心に、 世界の国々が二つに分かれて対立し(冷戦)、互いに核兵器の開発を競って行った結果、「こちらを攻めれば核兵器を使うぞ」と脅すことによって攻撃を思いとどまらせる「核抑止論」という考え方により、1980年代半ばまでには、地球上の全ての人間を何度も殺すことができるほど核兵器が増えました。その後も、「核抑止」 を理由に核兵器を持つ国が増え、核戦争の危険性がさらに高まりました。

また、アメリカ、ソ連、イギリス、フランス、中国は核実験を繰り返し行いました。実験により、放射性物質が広範囲に降り注ぎ、実験場周辺の住民や核実験に関わった兵士など多くの人が被ばくし、地球の環境にも大きな影響を与えました。

1991年(平成3年)に冷戦構造が終結し、アメリカとロシアは核兵器を減らしましたが、世界は核によるテロリズムの脅威や、核・ミサイル開発を進める北朝鮮の動向など新たな危機に直面しています。

核兵器が使われれば、取り返しのつかない被害をもたらします。このため、世界中が協力して、一日も早く核兵器をゼロにする必要がありま​す。