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平成25年度第1回広島市社会教育委員会議 会議要旨

ページ番号:0000010816 更新日:2019年10月21日更新 印刷ページ表示

1 開催日時

  平成26年(2014年)3月18日(火曜日) 14時00分~16時00分

2 開催場所

 中区役所3階 第2会議室

3 出席者

  1. 社会教育委員(出席11名)
    網師本真季委員、小田長委員、齋藤圭子委員、佐々木洋子委員、鈴木英子委員、曾根幹子委員、手嶋理香委員、橋本真知子委員
    正本大委員、山川肖美委員、和田秀次委員
  2. 事務局(8名)
    佐々木市民局次長、林生涯学習課長、松田青少年育成部育成課長、小笠原非行防止・自立支援担当課主幹、松村生涯学習課課長補佐、与倉生涯学習課課長補佐、前田生涯学習課主査、谷川生涯学習課主査

4 公開・非公開の別

 公開

5 傍聴者

 なし

6 会議次第

  1. 開会
  2. 議事
    • ア 平成26年度生涯学習・社会教育関連予算について
    • イ 平成26年度社会教育関係団体への補助金の交付について
    • ウ その他
      • (ア) 広島市社会教育委員条例の一部改正について
      • (イ) 社会教育施設の条例の一部改正について
      • (ウ) 「広島市ハコモノ白書」の作成について
      • (エ) 小・中学生の文化施設観覧料等の無料化について
      • (オ) 社会教育委員が関係する他都市での大会等の予定について
      • (カ) 意見交換
  3. 閉会

7 会議資料

  • ア 配席表
  • イ 資料1:平成26年度生涯学習・社会教育関連予算について
  • ウ 資料2:平成26年度社会教育関係団体への補助金の交付について
  • エ 資料3:広島市社会教育委員条例の一部改正について
  • オ 資料4:社会教育施設の条例の一部改正について
  • カ 資料5:「広島市ハコモノ白書」の作成について
  • キ 資料6:小・中学生の文化施設観覧料等の無料化について
  • ク 資料7:社会教育委員が関係する他都市での大会等の予定について

8 議事の概要

ア 平成25年度生涯学習・社会教育関連予算について

 資料1に基づいて、平成25年度生涯学習・社会教育関連予算について概要を説明(林課長、松田課長、小笠原主幹)

質疑等

(齋藤委員)
 公民館整備についてだが、築40~50年と大変古い建物もあるが、今後の耐震化をどのようにするのか。

(林課長)
 平成26年度は、公民館の耐震化の予算は、計上されていない。市全体の公共施設の耐震化の優先順位の中では、学校や区役所などが優先されており、公民館は、その次になっているが、具体的にいつからというのは、今のところ申し上げられない。

(松田課長)
 青少年センターも予算要求はしている。しかし、耐震化の優先度は、災害時に要求される建物の用途になっているかということと建物の危険度という二つを組み合わせた耐震診断の優先度評価により決まっており、青少年センターは、9段階ある順位の中で、6段階目に位置づけられている。今後も予算が早く認められるよう努力していきたい。

(和田委員)
 青少年育成予算の中に大邱市との交流事業があったが、現在の国際関係の中で影響を受けることはないのか。

(松田課長)
 25年度は大邱へ行ったが、特に心配するようなことはなかった。こういう状況の時だからこそ、お互いの都市同士の交流は必要ではないかと感じている。26年度は、国際平和未来会議がバンコクへ行くことになっているが、外務省等と連携を取りながら、子ども達の安全を一番に考えた事業展開を考えていきたい。

(和田委員)
 このような国際状況ではあるが、草の根の交流は重要だと思うので、困難を乗り越えて続けて欲しい。

(橋本委員)
 色々な公民館で、ガーデニング関係の講座をしているが、公民館によって講師の謝礼金が違っている。子ども達へのメディアの講座では、謝礼金を出さなければいけなくなったとの説明があったが、専門の講師を呼ぶ場合、謝礼金を支払い、きちっとした講座にしてもらう必要があると思う。

(林課長)
 公民館学習会の講座の講師謝礼金については、予算を組んでいる場合と組んでいない場合があり、謝礼金の基準が曖昧に見えるのではないかと思う。指定管理料が決まっており、その中で公民館にもある程度自主性を持たせようとすると、どこかで線引きしなければならないので、そこは工夫していきたいと考えている。

(小田議長)
 ぜひ、不公平のないようにして欲しいと思う。

(齋藤委員)
 ネットパトロールの実施で20万円くらい業者に支払っているが、どのくらい成果が出ているのか。

(小笠原主幹)
 ネットパトロールの業者委託は、26年度からである。25年度は、職員が行なっていた。

(齋藤委員)
 業者委託することで、どのくらいの効果があると考えているか。

(小笠原主幹)
 業者委託をしている他都市の状況をみると、問題発見の確率が、職員が行なう場合に比べ8倍となっており、非常に効果があると考えている。

(鈴木委員)
 現在のちびっ子広場の現状は、グラウンドゴルフやゲートボール場になっていたりして、秩序がなくなってきているように思う。利用等について地域との情報交換の場を設け、そこでの要望を踏まえて、遊具その他の整理、補修をして欲しいと思うが、そういった情報交換の場は、あるのか。

(松田課長)
 ちびっ子広場は、幼児から小学校低学年までの子どもを対象に、近くに街区公園や近隣公園がない場合の補完的な広場として設置しており、地元に管理をお任せすることになっている。だから、地元で管理をしている所へ相談してもらうことになるが、区役所の地域起こし推進課に相談してもらえれば、何らかの知恵を出すのではないかと思う。

イ 平成26年度社会教育関係団体への補助金の交付について

 資料2に基づいて、平成26年度社会教育関係団体への補助金の交付について概要を説明(林課長、松田課長)

質疑等

(山川委員)
 子ども会の加入率をどうなっているのか。また、広島市では、市子ども会連合会があり、その下に学区子ども会、その下に地区子ども会があるという状況なのか。その場合に、どのような補助金の流れになっているのか教えて欲しい。

(松田課長)
 子ども会は、市子ども会、区子ども会、学区子ども会、単位子ども会という形になっている。市の補助金は子ども会の育成に資する事業に使うという制限の中で、市子ども会には教育委員会が、区子ども会と学区子ども会には各区役所が、補助金の交付を行っている。また、子ども会組織の中では、学区から区へ、区から市へ分担金を納めている状況だと聞いている。子ども会への加入率は、全市では約4割であり、特に加入率の低い地区は相談に来られるが、打開策が見つからず苦慮している。

(山川委員)
 全国レベルでの子ども会の加入率調査では、約10年前の時点で既に5割を切っていたと思う。実際の加入率は、まちまちであるが、これは、運営の工夫に違いがあるのではないか。広島市で子ども会の運営方法について示しているのであれば、市から指導できるのではないかと思うが、区や地区に任せているというのであれば、加入率の高い子ども会の運営方法を情報開示してみたらどうか。

(松田課長)
 昨年は、2地区でジュニアリーダーを活用したところ、加入率が高くなったということがあった。このような取組を情報共有するようにバックアップしていきたいと思っている。

(鈴木委員)
 最近は若い父親たちが、「おやじの会」を組織して色々な行事を実施している。子ども会は、昔からある組織だが、母親達が嫌々地区から出されることもあり、「おやじの会」は楽しいけど、子ども会の手伝いはしないという世帯が増えている。また、子ども会は子ども達には必要であるが、区子連や市子連の会議もあり、親の負担が多すぎてできないという意見も多い。このあたりで子ども会について、見直したり話し合ったりする場が必要でないかと思う。

ウ 広島市社会教育委員条例の一部改正について

 資料3に基づいて、広島市社会教育委員条例の一部改正について概要を説明(林課長)

エ 社会教育施設の条例の一部改正について

資料4に基づいて、社会教育施設の条例の一部改正について概要を説明(林課長)

オ 「広島市ハコモノ白書」の作成について

資料5に基づいて、「広島市ハコモノ白書」の作成について概要を説明 (林課長)

質疑等

(正本委員)
 ハコモノ白書は、現状把握ということになるが、これに対する今後の方針は、いつになるのか。ハコモノは、機能が重複しているものがある。公民館で言えば、高齢化が進んでいく中で、距離が遠く感じられる。将来的には小学校区内の距離が適当でないかと思う。建替えではなく、小学校の空き教室の活用など小学校を中心に機能を考えるといったことは、検討の余地があるのではないかと思う。

(林課長)
 ハコモノ白書をまとめた内部の検討会議では、平成27年2月に「ハコモノ資産の更新に関する基本方針」を策定することとしている。

(網師本委員)
 ハコモノ白書の中には、公共施設の洋式と和式の比率といったトイレのあり方について、触れているのか。また、すべての予算についてだが、今後消費税率が上がっていくことを見越しているのか。

(林課長)
 25年度にオープンした段原公民館では、設計段階で地元の意見を聞きながら、洋式トイレと和式トイレの数を決めた。しかし、古い施設では、和式の数が多く、一度に全部を変えるということはできないので建替えや大規模改修の時期に少しずつ変更するしかない。消費税については、26年度は消費税8%前提で予算を組んでいるが、市役所の予算は、単年度主義であるため、27年度以降は、消費税10%前提に予算を組んでいない。

(佐々木委員)
 集会所は、地元で運営委員会を作り、その利用料で運営していると聞いているが、広島市からの補助はあるのか。また、設置基準と予算は、どうなっているのか。また、地震対策は、どうなっているか。

(佐々木次長)
 広島市では、小学校単位で学区集会所を整備しているが、学区集会所が鉄道や大きな道路で分断されているような場合は、一定の条件の下、学区の中に補完集会所を整備している。これは、施設を広島市で作り、管理は地元でしてもらうことになっている。大がかりな修繕は市で行ない、通常の維持管理費は利用者からの使用料で対応してもらうことになっている。集会所の耐震化については、まだ決まっていない。建物が壊れた場合は、区役所に連絡してもらえば対応する。

(佐々木委員)
 その集会所は、地震の避難場所になっているので聞いている。

(佐々木次長)
 具体的にはどこの集会所なのか。

(佐々木委員)
 久地南集会所である。

(佐々木次長)
 個別にデータがないので、調べてみる。広島市が設置した集会所が遠く、地域で集会施設がない場合、地元が作る集会所の建設経費や大規模改修に対する市の補助金制度がある。

(橋本委員)
 ハコモノ白書の「ハコモノ」とは、どのようなものをいうのか。

(林課長)
 「ハコモノ」とは、建物を伴う施設である。もう一つ「インフラ」というものがあるが、これは道路や橋梁など建物以外の社会基盤のものをいう。

(山川委員)
 ハコモノを作ったのは広島市だから、管理も広島市であるという思い込みが住民の中にもあるのではないか。管理運営は住民であるということを住民に示す必要がある。例えば江津市では、コミュニティーで施設をどのように運営していくか、あるいは市と市民と役割分担をわかりやすく示しているガイドもあるので、参考にしながら、広島市でも示してもらえると良いのではないか。

(林課長)
 参考にさせていただく。

カ 小・中学生の文化施設観覧料等の無料化について

資料6に基づいて、小・中学生の文化施設観覧料等の無料化について概要を説明(林課長)

質疑等

(網師本委員)
 幼児は、元々無料だったということなのか。

(林課長)
 そのとおりである。

(網師本委員)
 小・中学生の文化施設観覧料等の無料化はどのように広報していくのか。

(林課長)
 チラシやポスターを作ったり、広報紙「市民と市政」などで広報していく。

(正本委員)
 対象者は、広島市居住者に限らず、すべて対象となるのか。

(林課長)
 対象は、小・中学生であり、住所による区分は設けていない。

(小田議長)
 受益者負担であるのが本来であるので、なぜ無料としたのかというところも広報していただきたい。

キ 社会教育委員が関係する他都市での大会等の予定について

資料7に基づいて、社会教育委員が関係する他都市での大会等の予定について概要を説明(林課長)

ク 意見交換

(小田議長)
 社会教育委員会議が今後活発に活動していくために、社会教育と生涯学習をどう繋げながら、社会の中で位置づけていくかということが、大事になっていく。社会教育委員として広島という土地を背景に何か発信することができないかと考えている。問題点について社会教育委員でまとめて、市に諮問できないかと思う。

(手嶋委員)
 小田議長の意見には賛成である。

(鈴木委員)
 委員の皆さんが持っている問題点や意見を共有できる場を作ることには賛成である。

(斉藤委員)
 賛成である。

(山川委員)
 これからの少子高齢化のなかで、我々がどのようにまちづくりをしていくかということを我々も考え、市民に伝えていく時期なので、いい機会になると思う。

(小田議長)
 今後、賛成意見を多くいただいたので開催する方向で、今後日程調整なども含めてお知らせしたいと思う。

(松村課長補佐)
 社会教育委員会議は、例年2回開催しているが、次回の会議は、現在のところ未定となっているので、日程は、改めて調整させていただきたい。事務局からは以上である。

(小田議長)
 本日は熱心なご審議に感謝する。以上で閉会とする。