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市民主体の地区計画策定事例
南原都市計画推進委員会(安佐北区)
可部バイパスの開通を契機とし、地域の住環境が大きく変わることが心配されたため、平成14年(2002年)6月に、自治会を母体にした都市計画について勉強し検討する新たな組織「南原都市計画推進委員会」が発足しました。
委員会では、住民自らが南原を知り、思いや意見を出し合うことが大事であると考え、まちづくりアンケート調査を行い、まちづくり構想も作りました。
広報紙「南原まちづくりだより」を発行して、逐一委員会での検討状況を住民に知らせるなど、十分な情報提供を行いつつ、地区計画づくりに取り組みました。全戸への説明会で賛同を得、平成16年(2004年)7月、市へ地区計画の要望書を提出しました。その後、平成17年(2005年)4月、都市計画決定されました。
さらに、地区内を南北に流れる南原川を生かした「ゲンジボタルの里づくり」など、自然を生かしたまちづくりの推進に努めています。
豊かな自然環境と歴史、文化の息づく南原地区
南原まちづくりだより第1号~第5号
高須二丁目西地区の良い環境を守る会(西区)
平成11年(1999年)7月に、地区内のマンション建設計画を契機に、良好な住環境を守るため同会が発足しました。
「建築協定」、「地区計画」等の制度について勉強を重ね、地区住民等にアンケートを実施。この結果を検討し、地区計画を策定することとなり、地権者等と合意形成に努め、署名を行い、数度の説明会も開催しました。
また、署名されない人とも協議を重ね、平成15年(2003年)4月、広島市へ地区計画策定の要望書を提出しました。その後、平成16年(2004年)4月、都市計画決定されました。
さらに、住みやすい地区とするため、地区計画の第二段階として、「垣、さく」の制限を図るなど成長型の地区計画に発展させようとしています。
高須二丁目西地区のまち並み
低層住宅が建ち並ぶ
閑静な佇まい
勉強会の開催状況