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広島市競輪事業の概要

ページ番号:0000018627 更新日:2023年3月8日更新 印刷ページ表示

再整備後の施設全体のイメージ図(北東から南西を望む)
施設全体イメージ

1 沿革

 広島競輪場は、戦災復興及び都市基盤整備を推進するため、昭和27年に設置許可を受け、同年12月、建設費4千3百万円を投じて現在地に設置され、同月14日に第1回の市営競輪が開催されました。
 平成6年に開催された第12回アジア競技大会や平成8年に開催された第51回国民体育大会の際には、自転車競技の会場として使用されました。また、全国高等学校総合体育大会の予選が開催されるなど、アマチュア選手の育成やスポーツ振興にも貢献しています。
 令和5年度からは全面リニューアルのため、解体・再整備を行い、令和7年7月にグランドオープンの予定です。(解体・再整備についてはこちら。)
 開場からこれまでの間に、広島競輪場の収益から市の一般会計に総額355億円を繰り出し、体育館・集会所整備、住宅・道路・下水道整備、学校整備など都市づくりの貴重な財源となっています。

一般会計繰出金の使途(開場から令和3年度までの累計:355億円)

一般会計繰越金の使途

2 収支状況

 競輪事業は車券売上収入等を財源とする独立採算の事業となっており、市税収入などの一般財源は充てられていません。
 全国における競輪事業の売上は、平成3年度の1兆9千5百億円をピークに減少を続けていましたが、平成26年度から8年連続で前年度を上回っており、令和3年度は9,646億円です。
 広島競輪場の売上も、平成10年度の411億円をピークに減少傾向が続いていましたが、平成25年度を底に増加する年度も出るようになりました。平成28年度からは5年連続で前年度を上回っており、令和3年度は266億円です。
 こうしたことに伴い、平成10年度以降(平成20年度を除く。)、一般会計への繰出しができない状況が続いていましたが、平成30年度以降、毎年度繰出しを行い、令和3年度には2億4,100万円を繰り出しました。

 車券売上額等(平成11年度から令和3年度まで) 

車券売上額等(R3)


 単年度収支(平成11年度から令和3年度まで)

単年度収支(R3)

3 競輪事業の包括委託と今後の取組

   競輪事業については、平成27年度から平成30年度までの4年間、従事員雇用からイベント・広告宣伝に至る競輪事業に係る業務を一括して民間事業者に委託(包括委託)し、収支改善を図りました。
 「広島市競輪運営委員会」からの平成31年度以降の競輪事業に関する答申を踏まえ、平成30年9月に、競輪場を、市民のスポーツ・レジャー等の多様なニーズをも満たす充実した施設へと転換・存続させることとし、包括委託を継続(令和元年度から令和3年度までの3年間)しつつ、民間事業者を活用した包括委託方式の導入に向け、検討することとしました。
 この検討結果を踏まえ、老朽化した広島競輪場を自転車によるスポーツやレジャー等のニーズに対応する複合的な施設に再整備し、競輪事業及び自転車を活用したスポーツ振興等に係る事業の運営等を一体的に行うため、令和3年度に公募型プロポーザルにより事業者を選定し、令和4年度から、広島競輪場再整備・運営事業を実施しています(広島競輪場再整備・運営事業についてはこちら)。

 

このページに関するお問い合わせ先

経済観光局 競輪事務局
電話:082-254-5445/Fax:082-251-2382
メールアドレス:keirin@city.hiroshima.lg.jp