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アース・ミュージアム元宇品
地球規模の環境破壊が心配される今、都市の中で自然を想い、地球(アース)を感じることのできる場をアース・ミュージアム(地球博物館)と呼ぶことにしました。元宇品がその地にふさわしい『場』となるよう3つの方針を掲げ、具現化に向け努力しています。
【3つの方針】
- 「ありのままの自然」の確保
- 「自然と出会いの場」づくり
- 「自然学習の場」づくり
元宇品は、都市空間の中にある国立公園です
元宇品は、広島市のデルタの南、都心部の平和記念公園から約5kmのところに位置する※陸繋島(りくけいとう:砂州によって陸や大きな島と陸続きになった島)で、およそ西半分が瀬戸内海国立公園特別地域で元宇品公園となっています。島と言っても、小さな暁橋で結ばれ、路面電車やバスを利用して手軽に訪れることができ、近くには広島市の海の玄関口・広島港があり、市街地が広がっています。多くの人が生活し活動する都市空間に、国立公園が存在する事例は全国的にもまれです
元宇品には、「ありのままの自然」が残っています
元宇品公園に入ると、クスノキやツブラジイ、ヤブツバキ、カクレミノ、クロキなどの広葉照葉樹の原生林が広がり、海岸沿いの遊歩道に出ると、断層や自然海岸、海とその生き物に接することができます。また、似島や宮島、江田島をはじめ広島湾の穏やかで美しい風景にふれることができます。
『アース・ミュージアム元宇品』を宣言します
地元住民・有識者・関係機関などで結成した「アース・ミュージアム元宇品構想推進委員会」は、元宇品を訪れた人々が野外博物館(ミュージアム)のように自然を楽しんだり、学んだりしながら、地球(アース)環境の不思議さや美しさ、大切さを感じ、学べる場となることを目指し、原則、自然には手を入れず、安全・安心して周遊できる環境づくり、環境美化、サインの統一化や案内表示板の設置、環境学習の実践、インターネットによる情報発信などを中心に取り組みを始めました。こうした取り組みは、地域住民や行政だけで具体化できるものではありません。元宇品ファンを増やし、人々の参加を得て、協力・連携しながら、一歩一歩、持続的に進めていきたいと考えています。
アース・ミュージアム元宇品構想推進委員会
ホームページで元宇品の様子や活動を発信しています。
アース・ミュージアム元宇品自然観察ガイドの会<外部リンク>
このページに関するお問い合わせ先
アース・ミュージアム元宇品構想推進委員会事務局(南区役所地域起こし推進課内)
電話:082-250-8935/Fax:082-252-7179
メールアドレス:mi-chiiki@city.hiroshima.lg.jp