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南区を歩こう(似島・安芸小富士)
似島は、明治・大正・昭和の戦時中、検疫所やドイツ俘虜収容所が整備され、原爆投下後は臨時野戦病院と化し、多くの被災者を収容するなど、軍都広島を支えた島です。
こうした歴史にも触れており、平和学習にも活用することができます。
現在は、恵まれた自然環境の中、魚釣り、登山、ハイキングなどを楽しめるリゾートアイランドとして、多くの人に親しまれています。季節になると自然繁殖したホタル(ヒメボタル、ヘイケボタル)の観察もできます。
休日には、多くの釣り客が訪れます。
広島市内から見える似島の山は、形が富士山に似ており、「安芸小富士(あきこふじ)」と呼ばれています。
ニノシマボタルを育てる里人の会によってホタルが生息しやすい環境整備(ビオトープづくり)に取り組んでいます。
安芸小富士は、標高278mの山で、頂上からは、瀬戸内海の風景と広島の町を一望することができます。
安芸小富士山頂への経路(家下(やじた)桟橋から)
家下(やじた)桟橋でフェリーを降りて左折後、すぐ(約20m)に見える案内看板に従って右折します。その後、細い路地に入ります。
看板1:直進
看板2:直進
看板3:左折
看板4:右上へ登る
街中路地を案内看板に従って歩き、登山道入口に到着します(桟橋から約5分)
※桟橋から約15分登ったあたりから登山誘導表示看板が設置してあります。それまでの道のりには、看板がないので道を見失わないように注意してください。
分かれ道を看板に従って左折します(桟橋から25分)
道なりに登り、山頂に近づくにつれ、木が少なくなります。転倒しないよう、ゆっくり慎重に歩きましょう。
山頂へ到着します。山頂から瀬戸内海の多島美をお楽しみください。(桟橋から約45分)
※下山時の注意
山頂からおよそ15分下山したところにある案内看板を見落とさないよう、十分注意してください。左の道は、ユーハイム似島歓迎交流センター(旧似島臨海少年自然の家)の裏手に通じており、フェリーが到着する家下(やじた)桟橋とはかなり離れています。
登山にあたっての注意事項
- 安芸小富士への登山ルートは4つあります。登山する前にルートを検討しておきましょう。
- 天気予報に注意し、悪天候が予想されるときは登山を中止しましょう。
- けが防止のため、夏でも長袖、長ズボン、手袋、帽子を着用しましょう。杖やストックがあれば活用しましょう。
- 山にはトイレが設置されていないので、広島港か家下桟橋で済ませておきましょう。
- 登りよりも下りの方が滑りやすいので、歩幅を小さくし、一定のペースで歩きましょう。
- 植物や昆虫をむやみに採集しないようにしましょう。
- タバコの投げ捨てや焚き火など、火事の原因になることは絶対にやめましょう。
お知らせ
【似島「安芸小富士」山頂への立入制限について】
この度、安芸小富士の山頂にある鉄塔の解体撤去工事が行われるため、以下の期間、山頂への立ち入りが制限されます。登山を計画される場合には、ご注意ください。
なお、山頂付近までは、引き続き登山が可能です。
《 山頂立入制限期間 》
令和6年10月21日(月曜日) から 令和7年5月31日(土曜日)まで(予定)
詳しくは、県ホームページ<外部リンク>をご覧ください。