本文
自分の乳房の状態に日頃から関心を持ち、乳房を意識して生活することを「ブレスト・アウェアネス」といいます。
乳房の変化を感じたら早期に医療機関を受診しましょう。
入浴やシャワーの時、着替えの時、ちょっとした機会に自分の乳房を見て、触って、感じてみましょう。入浴の際に、石鹸を付けて撫で洗いをするのもいいでしょう。
「いつもと変わりがないかな」という気持ちで自分の乳房を意識する時間を持ちましょう。
変化として注意するポイント
□ 乳房のしこり
□ 乳房の皮膚のくぼみや引きつれ
□ 乳頭からの分泌物
□ 乳頭や乳輪のびらん など
乳房の変化(しこり、皮膚の凹みや血性の乳頭分泌物など)は、乳がんの症状の可能性があります。変化に気付いたらすぐに医師に相談しましょう。早期の治療であれば、治る可能性が高くなります。また、治療方法が軽くなり、体の負担や、費用が少なくなります。
近年、日本人女性の9人に1人が乳がんにかかると言われています。40~60歳代はとくに乳がんにかかりやすい年齢です。
40歳以上の女性は2年に1回、定期的に検診を受けましょう。
また、周囲の大切な方に乳がん検診の受診を呼びかけてみてください。