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広島平和記念都市建設法

法の草案者

寺光 忠(てらみつ ただし) (1908-1996)寺光忠

広島平和記念都市建設法は、
当時の参議院議事部長であった寺光忠氏が草案をつくりました。
寺光氏は、恒久の平和を願う日本国民の理想の象徴として恥ずかしくない
文化都市を築きあげるという理念を掲げて法律をつくりました。

かくして、わたくしは思う。
「足を一たび広島市にふみこめば、その一木一草が恒久の平和を象徴して立っている。石ころの一つ一つまでもが、世界平和を象徴してころがっている。平和都市の名にふさわしい国際平和の香気が、全ヒロシマの空にみちみちている。」
精神的にいっても物質的にみてもそういうふうな平和郷が、ここに具現されることにならなければならないのである。
いつの日にか。
(「ヒロシマ平和都市法」寺光忠著より)

また、1989(平成元)年7月7日に行われた、
広島平和記念都市建設法40周年記念講演会では、つぎのように語っています。

この平和都市法の存在する限り
もう打ち出の小槌効果はないものとしても
そういう時代が終わったとしても
しかしこの法律はまだ残っているということであれば
百万市民は
恒久平和の象徴都市である広島市民の一人であるという
自覚をもって、誇りをもって
この街に生活していただきたいと、こう思っています。

百万市民がこの法律の理想と理念を
平常心として堅持し
固守していただきたいと思っています。
象徴都市としてあるべき姿が
どういうものであるべきかという
そういう物的なものについては
いろんな議論もあり得るでありましょうし
また非常にむずかしい、解決の困難なことと思います。

しかしながら
広島市が恒久平和を象徴する都市であるということを
法律によって、運命づけられておるということを
百万市民の一人一人が理解していただければと
せめてもの願いとして、私は思うのであります。

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