一般質問 第6回定例会・本会議(12月3日〜12月13日)

発言項目

◎発言順に掲載。太字は下で紹介している質問を含みます。

●中本弘(自民党・市民クラブ・南区)
・動き出した広島のまちの大改造

●石橋竜史(自民党・保守クラブ・安佐南区)
・都心部の再開発
・防災、減災の街づくり
・核兵器廃絶に向けて
・スポーツを通じての街づくり

●馬庭恭子(市政改革ネットワーク・中区)

・平和行政
・選挙における公費負担

・サッカー場
・恵下埋立地
・社会福祉法人への補助金
・市政車座談義

●星谷鉄正(公明党・中区)

・災害対応
・窓口業務の改善


●中原洋美(日本共産党・南区)

・核兵器禁止条約の早期発効にむけて
・公共事業を安心・安全なくらしと防災の事業に転換を
・暮らしを守る自治体の役割発揮を

●若林新三(市民連合・安佐北区)

・障害者差別解消条例の制定と障害者雇用の拡大
・7月豪雨災害の早期復旧・復興
・電停のバリアフリー化の推進、速達性の確保

・臨時・非常勤職員の処遇改善
・バスの利便性向上

●森本健治(自民党・市民クラブ・中区)

・地域コミュニティの再生

●木島丘(自民党・保守クラブ・安佐北区)

・河川行政
・区画整理


●竹田康律(市政改革ネットワーク・安佐南区)

・市長の市政運営
・財政状況と施策
・公民館の利用
・高齢者いきいき活動ポイント事業
・皇位継承に伴う大型連休中の医療の診療


●安達千代美(公明党・安佐南区)

・被爆体験の継承
・平和の取組

・平和に関する研究・発信機能の強化
・認知症高齢者等保護情報共有サービス

●木戸経康(自民党・市民クラブ・安佐北区)

・平成30年7月豪雨災害
・本市の部活動の方針

・広島みらい創生高等学校の開校後の状況と今後の計画


中本弘
自民党・市民クラブ

広島のまち大改造

質問  中央公園を含めた紙屋町・八丁堀地区の大改造を進めることは、都心の本格的な再生に向けた画期的な出来事になると思うが、どのように進めていくのか。

答弁 都市基盤の充実は、活力とにぎわいの源であると考えており、紙屋町・八丁堀地区の都市再生緊急整備地域の指定は、「楕円形の都心づくり」を更に深化させる絶好のチャンスである。商工会議所ビルの移転に伴う市営基町駐車場周辺の再開発を起爆剤に、また、議員からいただいた貴重な提言を活かしながら、広島のまちの大改造を加速していく。

次期市長選への出馬

質問  市と市議会が市政を進める車の両輪である以上、次期市長選への出馬という重要事項は、市議会の場で明らかにしてもらいたい。引き続き市政の発展に全力を尽くす意思があるか市長の決意を伺いたい。

答弁 市長として次の任期に取り組むかどうかということは、市政にとって重要な事柄なので、議員の御質問を受けて、この場でお答えする。国、県、近隣市町、経済界、そして何よりも市民の皆様とともに、引き続き広島のまちの発展に全力を注いでいく決意であり、次の市長選挙に出馬を考えている。

石橋竜史
自民党・保守クラブ

都心部の再開発推進へ

質問  都市再生緊急整備地域の指定により生じたメリットを活かして民間開発を促進するにあたり、本市として全庁的にわたり民間へコミットする体制づくり、また新たな制度設計、運用も必須になって来るが、如何に対応して行くのか。

答弁 同指定は、紙屋町・八丁堀地区における民間再開発事業が、地域整備方針に沿って、着実に進められるようにするものであると同時に、全庁を上げて積極的な取り組みを行う決意表明の側面もある。ご指摘のあった優良建築物等整備事業についても現行の運用を改め、拡充する方向で検討する。

スポーツを通じた街づくりを

質問  スポーツ大会の誘致やスポーツツーリズムを通じて来広者を増やし、また市民がスポーツを「観る」「やる」環境を整備すべく、産学官で連携を図りながら「スポーツコミッション」を設立をすべきと考えるが如何か。

答弁 スポーツ大会は観光資源になるうえ、開催地の知名度向上も期待できる。議員ご提案のスポーツコミッションも参考に、県や関係団体と協議しながら、地域が一体となった体制づくりについて検討を進め、スポーツ大会の誘致に積極的に取り組んでいきたいと考えている。

馬庭恭子
市政改革ネットワーク

選挙制度の公費負担は?

質問  候補者によって選挙用ポスターの単価に差があり、平成27年の選挙ではその差が最大14.5倍である。ポスター作成費はポスターしか作成できない。印刷費の水増しや作成費と請求額の差額を受けとる行為があれば市としてどうするのか。

答弁 ポスターの作成費の水増し請求が起こるとすれば、候補者と業者が結託し、実際にかかった金額と市への請求金額の差額を着服するなどのケースが考えられるが、こうした場合には、本市は当然、候補者と業者に対する不法行為に基づく損害賠償請求を行う。

市長の平和行政は?

質問  出かける平和を批判し、迎える平和を主軸にすると当初公言していたが、海外出張は13回以上に及ぶ。国際社会の中で被爆都市の市長として、真に平和を訴えていくことができているのか。気持ちに変化が何かあったのか。

答弁 「迎える平和」は、国内外多くの人々が来広し、被爆の実相に触れ、核兵器廃絶に向け努力する決意を固めていただくために推進している。国連で開催されるNPT再検討会議等への出席等は、これを補強するための取り組みでもあり、核軍縮を推進している国々の政府高官等の広島訪問等に繋がっている。

星谷鉄正
公明党

窓口業務の改善

質問  これまで窓口業務についてどのような改善を行ってきたか。また、現時点で改善が決まっていることはあるか。

答弁 平成11年度に、区役所健康長寿課に「保健・医療・福祉総合相談窓口」を設置し、平成25年からは、転入出等が集中する繁忙期に区役所窓口の時間延長・休日開庁を試行的に実施し、待ち時間短縮に効果が見られたため、30年から本格実施した。平成26年度にはカウンターや窓口サインの改良、記載台の増設など、市民が利用しやすい窓口へ変更した。31年度からは区役所市民課に非常勤職員を増員し、昼の時間帯の待ち時間短縮を図ることとしている。

災害対応

質問  市有施設のブロック塀は段階的にフェンス等に取り替えていくべきではないかと考えるが、どうか。

答弁 既存のブロック塀がどのような機能を果たしているかを施設個々にしっかりと確認した上で、ブロックという材料にこだわることなく、ネットフェンスや目隠しフェンス、木製の塀など、各施設の状況に応じた適切な材料により改修を進めていきたいと考える。

中原洋美
日本共産党

トンネル工事 増額は不要

質問  高速5号線二葉山トンネル工事は、約200億円でJXが受注し事業が着工されたが、材料費が契約額に含まれていないとして業者が工事費の増額を求めている。しかし材料費が含まれない契約などあり得ない。契約書に内壁の材料費が含まれないことがありえるか。いくらの増額を求めているか。

答弁 公社がJVとの間で締結した同工事の契約書の仕様書に「トンネル本体工一式」という記述がみられるため、同工事の完成に必要な全てのものに係る契約と認識して差し支えないと考える。増額の要請額は、公社において企業情報が含まれていることから公表しないという取り扱いをしているので、答えられない。

安全な大規模盛土造成地へ

質問  大規模盛土造成地の危険度判定調査だけでは住民は不安が増すばかりだ。「滑動崩落防止施設」工事などの支援事業を構えておくべきではないか。

答弁 将来発生するおそれのある大地震に備え、大規模盛土造成地に対する耐震化対策は重要な課題であると認識している。滑動崩落防止対策の実施に当たっては、土地所有者の費用負担を伴うことから、他都市の事例も参考とし、あらかじめ事業主体や費用負担方法などの制度設計を行いたいと考えている。

若林新三
市民連合

安駄橋(あんだばし)、迫田橋(さこだばし)は拡幅で復旧を

質問  7月豪雨によって三篠川(みささがわ)で落橋した5橋の内、鳥声橋(とりごえばし)、安駄橋、迫田橋は拡幅等の改良復旧をすべき。その他の橋も地元と十分協議すべきだが、どうか。

答弁 鳥声橋は、新設する右岸側の橋脚を減らす改良復旧を行うよう考えている。また、安駄橋と迫田橋は、地域の主要な生活道路であること等を勘案して拡幅する等の改良復旧を行う予定である。
 今回の災害で落橋等した橋りょうについては、現在、協議や手続きを進めており、地元の皆様に復旧について十分説明し、復旧工事の早期着手を目指す。

八丁堀地区の電停をバリアフリーに

質問  広島駅から紙屋町・八丁堀地区の電停は早急にバリアフリー化し、障害のある人が移動しやすくするとともに、都心の顔としてのイメージも一新すべきだが、どうか。

答弁 電停のバリアフリー化は、都心の東西の核を結ぶ路面電車がより一層利用しやすい公共交通機関となるためにも、広島駅南口広場の再整備に合わせて進める駅前大橋ルートの完成時期をひとつの目標に据えて、できるだけ早期に実現するよう取り組む。

森本健治
自民党・市民クラブ

地域コミュニティの再生@

質問  市は、地域コミュニティの重要性や地域に期待することなどについてどう考えており、その再生に向けてどのように取り組むのか。

答弁 地域が元気になることが持続可能な社会、地域共生社会の実現の土台となり、広島のまち全体の発展に繋がると考えている。市では、町内会等への加入促進や子育て世帯の住み替え等の支援を通じ、地域コミュニティの担い手確保を図ってきた。今後は、これらの取り組みを継続しつつ、地域団体と企業やNPO等との連携を深め、共に協力し活動する土壌を作ることにより、地域活動が活性化し持続しうる体制を作り上げたいと考えている。

地域コミュニティの再生A

質問  地域活動に対する住民の理解を得るため、地域団体が「こむねっとひろしま」の機能を十分に活用し、地域活動の情報発信が進むよう、細やかな支援が必要ではないか。

答弁 議員ご指摘のように、ホームページの更新が滞るなど機能を十分に活用できていない団体もあることから、職員が具体的な活用事例の紹介や操作方法の説明を行うなど、フォローを行っている。当該システムのマニュアル改善等を検討し、積極的に支援をしていきたい。

木島 丘
自民党・保守クラブ

河川行政

質問  平成30年7月豪雨災害を受けて、三篠川(みささがわ)の国直轄区域を拡げさせるよう、市から国に働きかけてはどうか。

答弁 県から、国の「災害復旧事業」の採択を受け、本市域内の7.5q区間において、緊急的・集中的に治水機能の強化を図るために、約95億円を投入するとの報告があった。これにより、護岸整備等の抜本的な対策が講じられるものと考える。復旧に当たっては、国・県において、引き続き、適切な役割分担のもと治水工事を進めることが、広島市民にとってもありがたいと考える。

区画整理

質問  安佐北区小河原・上深川地区で市施工の土地区画整理事業を考えてはどうか。

答弁 議員のご提案の事業は、公共施設整備を行うことで、土地の利用価値を高める必要があると認められるだけの、一定の人口集積が進んでいる地域について実施できるが、当該地区の状況に照らすと、実現は難しい。地域住民が主体的に地域の将来ビジョンを取りまとめ、着実に取り組むことと、公的な機関が公共施設の復旧・復興を行う、この二本柱で取り組むことが、現時点での実践的な対応になると考える。

竹田康律
市政改革ネットワーク

高齢者いきいき活動ポイント事業

質問  活動対象者数が18万1105人に対しポイント手帳提出者数が4万8440人、提出率26.7%、予算額約10億5千万円に対し、11月末現在で支払額2億3千6百万円余り、執行率22.5%と余りにも低く、事業を続けるならば課題と対応はどうするのか。

答弁 初年度の予算は、前例のない本事業を開始するに当たり十全に備えたため、ご指摘のような執行率となっている。現時点でのポイント手帳の提出に手応えを感じ、今後の事業の広がりに明るい見通しを持てたので、引き続き制度の利用率向上や適正な規模の予算確保に努める。

皇位継承に伴う連休中の医療体制

質問  皇位継承に伴い4月27日から5月6日まで、かつてない長期の休みとなるため、市立病院を含めた医療体制の確保についてどのように考えているか。

答弁 在宅当番医制や病院群輪番制を実施する。また、広島市民病院の内科等の救急診療等は24時間365日対応することに加え、広島市民病院等は例年の大型連休並みの医療サービスを提供できるよう数日間は開院する方向で調整する。着実に準備を進めると共に市民への事前の周知啓発も図りたい。

安達千代美
公明党

被爆体験の継承

質問  被爆から73年が経過し被爆者の高齢化は確実に進み、直接その体験を聴くことができなくなるのは遠い話ではない。広島以外にお住いの被爆者の体験証言の収集にも努め、後世に伝えることが重要であるが、どう取り組んでいくのか。

答弁 国立広島原爆死没者追悼平和祈念館において県外在住の被爆者を対象に、体験証言をビデオに収録する取り組みを実施している。これらは全国の学校へ貸し出し、被爆の実相を伝えるために活用している。より多くの方の証言を収録、活用できるように国との連携を密にしながら、取り組んでいく。

会話力を重視した英語教育の実施

質問  平和記念公園を訪れる外国人に、高校生が英語で慰霊碑や広島の復興等について説明する、平和ガイドボランティアの活動を広げるため、会話力を重視した英語教育を充実すべきだと考えるが、市の取り組みは?

答弁 英語教育の研究校等の取り組み内容や成果を踏まえて、会話する力の育成に重点を置いた本市独自の教育システムの構築を目指していきたい。また、生徒の能力段階に応じたeラーニングの教材開発を広島市立大学とともに検討したい。その上で、このシステムを全市立小・中・高等学校に展開し、本市全体の英語教育の充実を図っていく。

木戸経康
自民党・市民クラブ

平成30年7月豪雨災害

質問  鳥声橋(とりごえばし)には白木町へ送水する唯一の水道管が設置されていたが、豪雨災害によって落橋し、白木町全域が断水した。水道についてどのように仮復旧を行い、今後、どのように本復旧を行うのか。

答弁 本市は発災直後から現場に赴き、一日も早い断水解消をめざし、鳥声橋下流に架かる新鳥声橋を経由する迂回ルートに仮設水道管を布設する緊急措置を講じた。昼夜を通して工事を行い、7月14日に工事が完了し、7月17日に給水が再開した。現在の仮設水道管については、今後、本復旧を行う予定で、新鳥声橋ルートでの布設になる見込みである。

部活動指導員制度の導入

質問  本市では、部活動顧問となり、大会への引率等ができる「部活動指導員」の導入について、どのように考えているのか。

答弁 有償ボランティアである外部指導者に替えて、学校職員としての身分を有し、顧問として責任を持って、生徒への専門的な実技指導や大会引率等を行うことができる部活動指導員を来年度から導入したいと考えており、現在、その職務内容や任用方法等について整理している。



〔用語解説〕

楕円形の都心づくり
 市で進めている、広島駅周辺地区と紙屋町・八丁堀地区を都心の東西の核と位置付け、都市機能の修正・強化を図ることにより、相互に刺激し高め合うまちづくり。

スポーツコミッション
 スポーツと、景観・環境・文化などの地域資源を掛け合わせ、戦略的に活用することで、まちづくりや地域活性化につなげる取り組み。(例:大規模なスポーツ大会の誘致、プロチームなどの合宿・キャンプの誘致など)

こむねっとひろしま
 市が、町内会・自治会・連合町内会などを対象として、地域のホームページの開設・運営を支援している事業。

部活動指導員
 学校の教育計画に基づき、生徒の自主的な参加によるスポーツ、文化等の部活動において、校長の監督を受け、技術的な指導を行う人。また、専門的な知識・技能だけではなく、学校教育への十分な理解を有していることが求められる。(スポーツ庁ホームページより)

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