決算特別委員会(10/1~10/18)の主な質疑

自民党・市民クラブ

広島市の平和推進

質問 本市はどういった思いで平和の推進に取り組んでいるのか。

答弁 核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に向け、平和への願いを世界中に広げていくことが被爆地の使命だと考えている。

「ふるさと納税」返礼品魅力向上

質問 「ふるさと納税」返礼品の追加や魅力向上に向けた検討状況は?

答弁 国際平和文化都市としての魅力を感じてもらえるよう、G7広島サミットに関連した返礼品を追加した。

漁業環境の保全

質問 漁業関連ごみが年々減少しているが、市はごみ対策を行っているのか。

答弁 漁具の適正処理についての研修や関係団体と協働し、環境にやさしい資材について検証を実施している。

相談支援包括化推進員の拡充を

質問 事業を拡充し、行政や支援機関が連携・協働する体制を強化するべきでは。

答弁 令和6年度中に推進員を全区に配置し、困難事例の検討・検証を区厚生部等と連携して行う中で、分野を超える課題の解決に取り組む体制づくりを進める。

放課後児童クラブのサービス向上を

質問 保護者の声を受け、新たなサービスの導入を検討するのか。

答弁 保護者の声を受け、昼食の配送サービスの改善を行うとともに、施設面について、修繕の予算額を増額し、積極的に環境整備に取り組んでいる。

放課後児童クラブの出欠連絡

質問 放課後児童クラブの出欠をオンラインで連絡する仕組みが導入できないか。

答弁 保護者と放課後児童クラブの指導員双方の負担軽減を図るため、出欠のオンライン化導入を含め、検討していく。

ふれあい教室を民間委託に

質問 ふれあい教室の拡充のため、民間のフリースクールに委託してはどうか。

答弁 ふれあい教室の拡充には場所の確保が大きな課題であり、現在、委託も視野に入れて検討を行っている。

AIを活用したアプリの開発を

質問 いじめ・不登校対策にAI相談アプリを開発してはどうか。

答弁 将来の可能性として十分考えられるが児童生徒とやり取りする上で課題もあるため、必要に応じて調査・研究してみたい。

幼保小の連携

質問 小学校教諭の初任者研修で幼児教育の現場を見る機会をつくってはどうか。

答弁 初任者を含む教職員が地域の幼稚園等を訪れて就学前教育との円滑な接続を図る研修を行っており、今後も積極的に取り組む。

私立幼稚園の教育予算の増額を

質問 令和5年度決算額は私立幼稚園88園に対しての補助としては少ないのでは。

答弁 私立幼稚園の関係者からの要望を踏まえ、毎年度、一定の増額を図っている。今後とも幼児教育・保育の充実に向けて取り組んでいく。

学校施設の酷暑対策

質問 特別教室や体育館への空調整備は必要だと考えるがどうか。

答弁 学校における暑さ対策の重要性は認識しており、少しでも効果が期待できる方策について幅広く検討していきたい。

交通事故撲滅のために

質問 ハンプ等の設置によるゾーン30プラス整備の今後の展開は?

答弁 これまでの取り組み事例やその効果を積極的にPRし、広島県警と連携しながら広げていきたい。

公共施設の計画「運休」

質問 避難指示が出た際に公共施設も計画的に休館できる仕組みが必要では。

答弁 地域防災計画において、市有建築物管理担当課が、被害を最小限にとどめるための計画等を作成するよう定めている。

消防車両の更新、実態を考慮せよ

質問 技術が進歩し災害が多様化する中、令和5年度の更新では何か工夫したのか。

答弁 はしご車と水槽付き消防ポンプ自動車の機能を統合した車両を導入するなど、より効果的で機動力のある車両に更新した。


市民連合・市民の声

地球温暖化対策の推進

質問 温室効果ガス削減の2030年度中期目標に向けた達成状況はどうか。

答弁 2022年度は、市域が2013年度比で24.9%の削減、市役所が28.1%の削減で、これまでの取り組みの成果が出ている。

企業等の立地誘導の推進

質問 補助制度の対象業種を絞るのではなく、業種の幅を拡充すべきではないか。

答弁 都市基盤整備の進展等に合わせ、関係課とも情報共有を図りながら、より効果的な補助制度となるよう検討を行う。

障がい児短期入所事業の柔軟な運営を

質問 利用可能日数を超える利用が急務な場合、どのように対応するのか。

答弁 利用者の個別の事情を丁寧に聴き取り、必要に応じて上限日数を超えた利用を認める弾力的な対応を行っている。

モビリーデイズの改善を

質問 チャージ方法など市民が公平に利用できる仕組みに改善すべき。

答弁 事業者と共に周知等に取り組むとともに、運用上の工夫で改善できるものは早急な対応を事業者に働き掛ける。

183号の右折レーン早期整備を

質問 国道183号への右折レーン整備でバスの速達性等確保すべきだがどうか。

答弁 右折レーン整備等についてはできるだけ早く改良していきたい。ソフト対策も併せて行い、バスの速達性等を確保したい。

建て替え時の公民館の休館期間は

質問 生涯学習活動の場である己斐公民館の休館短縮をどう実現するのか。

答弁 膨大な作業のため休館期間を設けるが、一日でも早く利用できるよう、指定管理者と十分調整を図っていく。

西区スポーツセンターの充実を

質問 当施設にトレーニング室の設置を検討する必要があるがどうか。

答弁 指定管理者から意見を聴取するなど、実態の把握を行った上で、検討を行う。

スポーツ施設の整備

質問 安芸区スポーツセンターの空調機の修繕。どのように対応するのか。

答弁 令和6年度に実施設計し、令和7年度に取り換え工事を行い、できる限り早期に工事を完了させたい。


公明党

シールド工事の安全対策を

質問 デルタ地区におけるシールド工事の安全対策はどうか。

答弁 有識者委員会で陥没事故の原因究明、再発防止策等を検討し、他の下水道工事に反映させ万全な安全対策を講じていく。

広島市のDX

質問 能動型の行政サービスができる先進的なシステムの構築を検討すべきでは。

答弁 さまざまなデータを分析し、地域の実情等に応じた施策が実施できるデジタル環境を整備していきたいと考えている。

中小企業支援

質問 「中小企業者等への省エネ機器導入支援事業」の実施効果はどうか。

答弁 長期間にわたって、事業コストの削減や地域の脱炭素化に寄与するものであり、実施効果は大きいと考えている。

広島おもてなしパス

質問 HOPの配布場所や優待施設を増やす取り組みをするべきではないか。

答弁 配布場所や優待施設について、ホームページ等を活用し、事業の周知や普及に努めていきたい。

ひきこもり支援のさらなる推進を

質問 ひきこもり支援を進める上で、ひきこもりの実態調査が必要ではないか。

答弁 国が新たに策定するひきこもりの支援マニュアルや他都市の事例を踏まえ、適切な調査方法を検討し実施したい。

G7広島サミット開催の意義

質問 G7サミットが本市で開催された意義をどう考えるのか。

答弁 G7首脳等による平和のメッセージや広島の魅力が世界に発信されたことは大きな意義があったと考えている。

施設は建築家の制約を受けるのか

質問 現代美術館の改修内容に制約等はあったのか。

答弁 制約や条件などは提示されておらず、既存の建築意匠を損なうことがないよう工事を行った。

水道管路の耐震化

質問 広島南配水幹線の役割とその進捗状況は。

答弁 広島南配水幹線は、災害時におけるデルタ部の断水被害を軽減する耐震管路(口径700~1000ミリ)であり、総延長約6.1キロ(宇品~庚午)に対する進捗率は約84%である。


日本共産党

未来を担うこどもの予算を増やせ

質問 「にぎわいづくり」の開発より、教育費を増やすべきではないのか。

答弁 限られた財源の中で、こども子育て施策や税源かん養につながる都市機能の強化など、バランスのとれた予算配分に意を用いたい。

市内全農地の有効利用を

質問 農家の高齢化で不作付け農地が増えている。拡大を防ぐための取り組みは?

答弁 都市基盤整備の進展等に合わせ、関係課とも情報共有を図りながら、より効果的な補助制度となるよう検討を行う。

災害時の聴覚障害者支援の充実を

質問 手話専用テレビ電話事業や手話通訳者派遣事業は、避難所でも利用可能か。

答弁 避難所において聴覚障害者が手話通訳を必要とする際には、いずれの事業も利用することが可能である。

放課後児童クラブのおやつ

質問 おやつは児童にとって補食である。なぜ本市は提供していないのか。

答弁 価格や種類など保護者のさまざまな希望に柔軟に対応できるよう、おやつの提供は従来から保護者会が手配している。

市営住宅空き家修繕費の増額を

質問 修繕費が限られる中、修繕できず公募に出せなかった市営住宅は何戸あるか。

答弁 660戸ある。入居ニーズの高い住宅は修繕費に関わらず修繕を行うなど、バランスを考慮しながら効率的な予算執行に取り組む。

急傾斜地崩壊対策

質問 予算を増額し、地元要望があった箇所の整備を早期に完了させるべきでは。

答弁 十分な財政措置を県に継続して要望し、引き続き、積極的な事業推進を図っていく。


新政クラブ

近隣市町との連携の深化を!

質問 広島広域都市圏の市町との連携を深化させるべきだと思うがどうか。

答弁 圏域内の行政・住民がメリットを実感できるよう、より効果的な連携事業の在り方を検討し、圏域市町との連携をさらに深化させていきたい。

LMOを活用して町内会加入促進を!

質問 LMOにおいて町内会の加入促進に向けた取り組みは行っているのか。

答弁 イベント時に町内会の取り組みを紹介する動画の放映などを行った事例がある。今後もこうした事例を他のLMOにも共有していくことで、新たな担い手確保に向けて取り組む。

学校における医療ケアの実施

質問 小・中学校等で医療的ケアへの理解が深まるようどのように取り組んでいるのか。

答弁 校内に医療的ケア検討委員会を設置し実施体制を整備するとともに、教職員を対象に校内研修等を行っている。

近くの空き家が心配

質問 老朽空き家の除却補助の利用が進まない理由は何か。

答弁 所有者等の事情で除却等が進みにくい場合も多く、空き家対策への理解をいかに深めていただくかが課題である。

火災の予防は大切

質問 消防用設備等に係る法令違反の是正が難しい理由をどう捉えているか。

答弁 消防用設備等の設置または改修に多額の費用がかかること等への理解が得られにくいからだと考えている。


未来の風

金利上昇に伴う市債運用

質問 金利上昇による市債調達への影響はないか。

答弁 銀行借入、市場公募債など調達先の多様化や長期・短期債をバランスよく発行しており、市債調達が困難になる状況にはない。

中央市場事業特別会計

質問 市財政からの繰入金が年間10億円程度に上っているが、どう改善するのか。

答弁 食肉市場において、LED照明化等による維持費の削減および取り扱い頭数増による使用料収入の増加に取り組む。

広島地下街開発㈱の決算

質問 赤字解消に向けた長中期的な目標を明確に示してほしい。

答弁 収益の回復を図り、経営改善スキームの順守に努めるとともに、安定経営に必要な償却前利益を確保する。

農業振興

質問 新規就農者の十分な所得を確保すべく、どのような支援を行っているのか。

答弁 “ひろしま活力農業〞経営者育成事業において、リース料低減を図るなど、所得確保のための事業拡充を行っている。

破産に伴う指定管理者納付金の収入未済

質問 指定管理業者選定時にどのような経営状況確認を行ったのか。

答弁 指定審議会委員(税理士)により経営安定性の評価を行い、安定した経営状況との評価を得た。


ひろしま清風会

広島駅南口広場の再整備等

質問 事業費は当初計画の2.3倍、360億円。その予算内で収まるのか。

答弁 現下の建設資材等の高騰は著しいものがあり、現在、事業費の精査を行っているところである。

学校施設整備費の確保が重要

質問 学校施設長寿命化の実施計画、予算計画はどのようになっているのか。

答弁 学校施設の築年数等に応じて整備時期を設定し、事業費については、毎年度の予算編成において決定している。

乗合バス共同運営システム

質問 フィーダー化による運行区間の事業者間収益の格差はどう考えるのか。

答弁 路線再編を進める上では、運賃プール制の導入等も視野に入れ、公平で納得感の高い取り組みとする考えである。

公文書管理条例の制定

質問 公文書管理条例の制定に向けて、どのような状況にあるか。

答弁 さまざまな検討事項や課題があることから、現在、条例を制定している他の自治体の事例を参考に、調査・研究しているところである。


無党派クラブ

図書館の本、雑誌等の資料費増を!

質問 この10年、資料購入費が減少した。利用促進のため増やすべきでは。

答弁 「広島市立図書館再整備方針」等に基づき、機能・サービスの充実を図る中で資料費を含め事業費を確保したい。


鈴蘭会

女性・若者への就労支援

質問 就業者数を増やすために、どのような取り組みを行ったのか。

答弁 就労支援窓口における就労相談や企業とのマッチング、有給長期インターンシップ事業の実施等を行った。



〔用語解説〕

相談支援包括化推進員
 高齢、障害、こども、生活困窮などさまざまな分野の課題が絡み合い、個人・世帯単位で複雑化・複合化した課題について、分野を超えた支援関係機関相互間の連携による支援の調整を行うことなどにより、多機関協働による課題解決に取り組む専門職。

ふれあい教室(教育支援センター)
 不登校の児童生徒の社会的自立を図ることを目的に、市内5カ所に設置されている教室。

ゾーン30プラス
 人優先の安全・安心な通行空間の整備をさらに推進するため、生活道路での最高速度時速30キロの区域規制に加え、区域内の交通実態に応じた交通規制の実施や、ハンプやスムーズ横断歩道などの物理的デバイスを適切に組み合わせた交通安全向上の取り組み。

HOP(広島おもてなしパス)
 「広島おもてなしパス」とは、市内および廿日市市内の観光施設や飲食店で割引等の特典が受けられる「優待券」のことで、加盟するホテルや旅館に宿泊の上、当該宿泊先で指定された乗車券等を購入すると無料でもらえる。

運賃プール制
 各バス事業者の運賃収入を一旦集約(プール)し、運行回数や運行距離といった一定のルールに応じて再分配する制度。



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