決算特別委員会(10/3~10/20)の主な質疑

自民党・市民クラブ

地元企業活用の推進

質問 中央図書館の移転では、積極的に地元企業を活用すべきでは。

答弁  今後、具体的な作業内容を確定する中で、できるだけ地元企業の活用ができる手法を検討したい。

バリアフリー

質問 色覚特性のある児童生徒が色を識別しやすいチョークの導入状況は。

答弁 令和4年5月現在、黒板を使用している全ての市立学校で導入されている。

子育て応援アプリ「母子モ」の活用

質問 北九州市同様、本市でも「母子モ」で妊娠届の事前申請を受け付けては。

答弁 課題もあるが、利便性や母子モの導入率向上につながるため、関係課と連携の上、検討していく。

急増している梅毒への対策

質問 患者の急増を受けて、普及啓発の強化、検査体制の拡充が必要ではないか。

答弁 無料・匿名検査の実施とともに、関係機関と連携し、若年層等への効果的な啓発を検討していきたい。

小学校の英語教育に変革を

質問 早期からALTの生きた英語に触れる機会を充実させてはどうか。

答弁 児童が授業内外でALTと話す機会を設けるなど、小学校におけるALTの積極的な活用について検討する。

特別支援学校の通学バス

質問 令和6年度からのバス運行ルートの変更に際し、保護者の声を聞いたのか。

答弁 通学バスの発着場所を2つの校舎に分けて運行するコース設定は、保護者の意見も踏まえ検討したものである。

駐輪場対策を講じること

質問 中筋・大町の駐輪場を拡張してほしいが、どうか。

答弁 中筋については屋内駐輪場の拡張等を、空きスペースがない大町については収容能力の増強手法を、それぞれ検討していく。

都市計画決定道路の早期整備を

質問 都市計画道路川の内線の進捗状況は。

答弁 橋りょう下部工10基のうち、9基の工事を行うとともに、JR可部線を跨ぐ橋桁の製作を行った。

質問 都市計画道路長束八木線(4工区)の進捗状況は。

答弁 令和4年度は用地取得に取り組み、年度末時点の面積ベースの用地取得率は、約34%である。

質問 都市計画道路中筋温品線(1工区)の進捗状況は。

答弁 令和4年度は用地取得や歩道工事に取り組み、年度末時点の面積ベースの用地取得率は、約86%である。

被爆体験継承

質問 被爆体験証言者が市内で講話する際も、行政が謝礼金を負担すべきでは。

答弁 本市としても、同じ課題認識を有しており、令和6年度から、国の補助金も活用し、本市が負担する方向で考えている。

スポーツセンターの活用

質問 利用が低迷しているスポーツセンターを無料開放してはどうか。

答弁 受益者負担の観点から使用料の全額免除は難しいが、利用者数は回復傾向にあり、引き続き利用促進に取り組む。

消防団員の訓練の在り方

質問 若い消防団員確保のため、より実践的な訓練に取り組んではどうか。

答弁 やりがいをもって消防団活動に臨めるよう、総合的な火災防御訓練など実践的な訓練に取り組む。

消防団車庫の老朽化対策

質問 令和5年度以降の整備見通しはどうか。

答弁 令和6年度に2車庫の耐震化工事着手に向け調整を進めており、完了後は団活動に支障をきたさないよう、計画的な建て替えを行いたい。


市民連合・市民の声

公共施設の有効活用

質問 公民館の予約が入っていない空き部屋を学生の自習室として開放してはどうか。

答弁 業務体制等を考慮する必要があるため、利用者にどの程度のニーズがあるかも見極めながら、対応を検討していきたい。

こども図書館のリニューアル

質問 乳幼児も楽しめるような施設整備をしてほしいが、どう考えているか。

答弁 子どもたちが豊かな心を育むさまざまな本と出会える場の充実を図り、未就園児も含め、読書を楽しめる場にしたいと考えている。

臨時財政対策債制度は廃止すべき

質問 同制度の廃止に向けて、積極的に対応すべきだがどうか。

答弁 指定都市要望などの機会を捉え、速やかに廃止するよう要望を行っている。継続して国に求めていくことが重要と考えている。

ひろしま公式観光サイトの活用

質問 安芸区の観光スポットを周遊するモデルコースを新たに開発してはどうか。

答弁 安芸区とも連携しながら観光資源を活用した新たなモデルコースの開発に取り組む。

ごみの減量化の目標達成を

質問 目標達成に向けて、今後、どう取り組むのか。

答弁 ごみの減量・リサイクルを推進するさまざまな施策を進めるとともに、より分かりやすい周知・啓発を行う。

こども医療費補助制度の拡充

質問 他都市で補助の拡充が進む中、本市も所得制限を撤廃すべきではないか。

答弁 公平性に留意して設定しているところであるが、他都市の動向などを踏まえ検討する。

トイレまで誘導する表示

質問 公共施設内のトイレまでの誘導表示は分かりやすいものになっているか。

答弁 公共施設整備基準により、標示物はピクトグラム等による分かりやすい表示や見やすい位置とする配慮を行っている。

被爆体験の継承・伝承事業

質問 被爆体験伝承者や家族伝承者の養成事業は成果が上がっているのか。

答弁 これまで、被爆体験伝承者を209名、家族伝承者を16名養成し、多くの方に伝承講話を聴講いただき、「ヒロシマの心」を伝えている。


公明党

「書かない窓口」の推進

質問 マイナンバーカードを使った「書かない窓口」の検討状況は。

答弁 マイナンバーカード等から住所、氏名等の情報を読み取り、申請書に印字するシステムの導入を検討している。

平和意識の醸成にデジタル技術を

質問 平和への取り組みを充実させるため、AIやVR技術を活用してはどうか。

答弁 現在、被爆体験継承の取り組みに、VRも活用しており、今後、新たにAIなどのデジタル技術の活用の検討を進めていく。

有害鳥獣被害に有効な対策を

質問 令和5年度に新設した担当部署では、どのような対策に取り組むのか。

答弁 有害鳥獣被害を災害と捉え、従前より踏み込んだ対策を行い、安心して営農が継続できる環境づくりにつなげる。

資源ごみ持ち去り行為への対応を

質問 資源ごみの持ち去り行為を条例で禁止したが、取り組み状況とその成果は。

答弁 持ち去り禁止看板の作成や持ち去り防止パトロール等を行った結果、行為の件数が大幅に減少している。

公立保育園等のICT化

質問 公立保育園では、具体的にどのような形でICTが推進されたのか。

答弁 保育システムの導入により、紙媒体・手作業で行っていた業務をタブレット端末で行うこと等ができるようになった。

登校できない児童生徒のために

質問 児童生徒が自宅で教育を受けられるような取り組みを行っているのか。

答弁 ICTを活用し個々の児童生徒の状況に応じた学習支援等を行っている。

女性防災士を対象とした研修

質問 避難所運営等には女性視点も重要。参画意識を高める研修をすべきでは。

答弁 地域で活躍している女性防災士の意見を伺いながら、効果的な研修となるように研修内容を検討していく。

水道事業の支出抑制の取り組み

質問 人工衛星とAIを活用した水道管の漏水調査を行い経費削減につなげては。

答弁 漏水調査について、革新的な技術の動向や他都市の導入事例に関する調査研究を行い、効果が見込まれるものは導入を検討していきたい。


日本共産党

広い市内で「ゆいぽーと」だけ?

質問 生理用品の支給場所が「ゆいぽーと」だけでは実態に合っていないがどうか。

答弁 相談の中で、「ゆいぽーと」に来ることができないと分かった場合は、区役所でも受け取りができるようにしている。

農林水産業と担い手育成の強化

質問 自給率低下が続く中、就農者への長期的な直接支援制度はあるか。

答弁 就農者等に最大5年間資金を給付するなどの事業があり、その後も経営改善に資する指導・助言等を行っている。

子育て世帯の声に応える行政に

質問 保護者の「こども医療費補助の拡大を」の声をどう受け止めるのか。

答弁 国が統一的な制度を創設すべきということを基本としつつ、各都市が独自の施策を行っている状況等も踏まえ検討する。

特別支援学級の指導員を増やせ

質問 「指導員を要望どおり配置してほしい」との声をどう受け止めるのか。

答弁 障害の程度が重い児童生徒が在籍する学級へ指導員を適切に配置し、指導に悩む学校に寄り添った対応に努める。

市営住宅に福祉の環境整備を

質問 階段に手すりが連続して設置されていない市営住宅はそのままにするのか。

答弁 階段に手すりが設置されていない市営住宅は、構造上の制約がなければ、要望を受けて手すりの設置を検討する。

矢口川の排水機場能力強化

質問 ポンプ場の能力を強化する対策が早期に必要と思うがどうか。

答弁 「矢口川総合内水対策計画」に基づき、国・県・市で連携し、ハード対策とソフト対策を併せた総合的な対策を進めている。

新政クラブ

水道と下水道の将来は大丈夫?

質問 企業債残高は、今後老朽化が進む中でどう推移していくと見込んでいるか。

答弁 (水道)これまで企業債残高の削減に努めてきたが、今後、更新需要の増大などにより増加していくと見込んでいる。 (下水道)令和4年度末の企業債残高はピーク時の約7割まで減少し、今後も、当面は減少が継続すると見込んでいる。

街路樹の行く末

質問 街路樹の管理費は、年間どのくらいで、今後、管理方法の見直しは行うのか

答弁 令和4年度の決算額は、9億4069万7千円。樹木点検表の充実を図るなど管理方法の見直しに取り組んでいる。

こども医療費補助どう充実する?

質問 現行制度を基本とし、可能な限り充実させるとのことだが、どう充実させるのか。

答弁 限られた財源の中で安定的かつ持続可能な制度となるよう対応を検討する。

就学援助の基準変更の影響は

質問 激変緩和措置期間は、当初の予定どおりの期間とするのか。

答弁 令和4年度からの認定基準の見直しに伴う経過措置期間は、当初の予定どおり令和6年度までとしている。

Eピースの画竜点睛を欠くべからず

質問 天然芝の状況が悪化した場合は、迅速な改修を求めるが、対応はできるのか。

答弁 天然芝の状況が悪化した場合には、その要因を踏まえ、指定管理者と協議の上、適切に対応する。

マンホールトイレ

質問 イベントなどを利用して、マンホールトイレを市民へPRしてはどうか。

答弁 目的、効果等を市民に広く周知するため、イベント等で実際に使用する機会を設けることなどを検討する。

ひろしま清風会

2分の1が基本の補助金見直し

質問 地域団体存続のため、補助率を変えるなどの見直しが必要ではないか。

答弁 2分の1を基本とする規定はなく、事業の内容等に応じて、必要性や妥当性を十分に検討した上で、個別に判断していきたいと考えている。

森林公園に宿泊キャンプ場を

質問 機械警備を活用するなどし、宿泊キャンプを可能にしてはどうか。

答弁 ニーズ把握や費用対効果の検討を行うとともに、その実現性を指定管理者とまずは意見交換したいと考えている。

県市合同採用で教師不足解消?

質問 市単独で採用を行うことで教師確保を図るべきと思うがどうか。

答弁 県市合同実施によるメリットを踏まえ、現段階では、合同実施を継続し優秀な人材の確保に努めることとしている。

広島城観光バス駐車場の移転整備

質問 なぜ堀沿いにふさわしくないコンクリートブロック積みの擁壁にしたのか。

答弁 材料費の高騰等を受け、令和5年4月に確実に供用開始できるよう設計を変更し、景観に配慮してツタ被覆とした。


広島維新の会

似島の活性化

質問 似島歓迎交流センターの整備に係る総事業費と、工事の進捗状況は。

答弁 総事業費は約19億3500万円で、現在は新築施設等の工事を行っており、令和5年度中に完了予定である。

被爆建物の保全と管理

質問 被爆建物の登録制度が始まって以降、撤去された被爆建物の件数は。

答弁 被爆建物の登録制度が始まった平成5年度以降、105件を登録し、そのうち撤去された建物は19件である。

保護者との連絡手段のデジタル化

質問 保護者連絡システムを活用し、どのような情報を発信しているのか。

答弁 学校だよりや学級通信、文化祭などの行事案内および給食メニューや下校時刻の変更情報などを発信している。


無党派クラブ

基町地区活性化(基町アパート)

質問 高齢化が進む中、特例的入居の若年世帯等入居数と入居促進の取り組みは。

答弁 令和5年4月1日現在、特例的入居は37世帯であり、物件情報サイト等による周知によって入居促進を図った。

自民党・至誠会

医療的ケア児支える看護師への支援

質問 看護師と学校等がより良い連携協力を行うためにどうするのか。

答弁 引き続き、医療的ケア実施校の管理職の理解を促すとともに、教育委員会内の看護師が巡回し看護師への相談・助言を行う。

鈴蘭会

行政評価制度の復活を願う

質問 なぜ、市の施策の進捗状況等を公表する行政評価制度を休止したのか。

答弁 経営改革や総合戦略の推進など、別の方法でより市民の視線に立った事務事業の見直しや施策の展開等を図ることとしたためである。




〔用語解説〕

1 母子モ
 妊婦や子どもの健康記録、胎児や子どもの成長記録、予防接種のスケジュール管理のほか、子ども向けイベントや子育て支援施設の紹介など、子育てを応援するスマートフォン向けアプリのこと。本市では、「ひろしま子育て応援アプリ」という名称で、平成30年から提供を開始した。

2 ALT
 Assistant Language Teacherの略で外国語指導主事のこと。教科等担当教員等が行う外国語授業を補助する役目を担う。

3 ゆいぽーと
 中区大手町にある広島市男女共同参画推進センターの愛称。「ゆい(結)」は「人と人がつながる」、「ぽーと(港)」は「活動の拠点」という意味を表す。当施設では、各種セミナーを開催しているほか、電話による「なんでも相談」や女性のための面接相談を行っている。

4 Eピース
 令和6年2月開業予定の新サッカースタジアム「EDION PEACE WING HIROSHIMA(エディオンピースウイング広島)」の略称。

5 マンホールトイレ
 下水道管路にあるマンホールの上に簡易な便座やパネルを設け、災害時において迅速にトイレ機能を確保するもの。

6 医療的ケア児
 人工呼吸器や胃ろう等を使用し、たんの吸引や経管栄養などの医療的ケアが日常的に必要な児童のこと。



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