決算特別委員会(10月4日~10月21日)の主な質疑
※紙面の都合上、掲載質問数の上限は、各会派の人数按分により決定しています。
※質疑の内容は、各会派からの提出によるものです。
※質疑・答弁の趣旨を簡潔にまとめています。

自民党・市民クラブ

ペット霊園設置に関する条例制定

質問 事前に、事業者は地元住民へ事業内容を説明するべきではないか。

答弁 事業者に要請した結果、地元からの質問に対し、事業概要等の説明資料の送付があった。改めて説明会開催の要望があったことから、再度、要請する。

地域猫活動

質問 開始に当たって自治会長の承諾は必要か。

答弁 自治会長の承諾は必要ないが、地域住民とのトラブル防止のため、活動内容を説明しておくことは必要である。

質問 市営住宅敷地内での活動は可能か。

答弁 市営住宅の自治会の理解および本市の承認を得て地域猫活動を行うことができる。

オゾン層と地球温暖化の関係

質問 オゾン層と地球温暖化には関係があるようだが、どう考えるか。

答弁 フロンガスの排出抑制など、オゾン層保護と地球温暖化対策の両立を図りながら、それぞれの取り組みを進めていく。

ごみのないまちづくり

質問 G7サミット開催に向け、まちなかの美化には特別な対応が必要では。

答弁 ぽい捨て等の多い場所でのパトロールとともに、地域に対し自主的な清掃活動を働き掛け、その支援等を行いたい。

就職氷河期世代への就労支援

質問 引き続き事業を展開する上での課題と対策案はあるか。

答弁 相談窓口の登録者数が増加傾向にあり、さらに多くの支援対象者のニーズに対応するため窓口体制を見直す。

ペット霊園新設時のルール作りを

質問 関連法だけに頼ることなく、実効性のある条例を考えてほしいがどうか。

答弁 ペット霊園事業を規制する条例の制定について、実効性を確保するため、罰則規定を設けることも含め、検討する。

広島市が進める平和教育

質問 平和ノートに掲載する資料は、世情に沿い改訂を繰り返すべきと思うがどうか。

答弁 引き続き定期的に改訂を行うほか、短い期間で資料の見直しが必要となった場合、補助教材の作成も検討したい。

祇園中学校への通学

質問 砂防工事計画箇所付近の道路を通学に使用することは難しいのか。

答弁 道路沿いに樹木が並び、人通りも少なく街灯がないなど、通学経路として利用するには課題があると考えている。

青少年国際平和未来会議交流事業

質問 オンライン形式ではなく、実際に対面する形に戻してはどうか。

答弁 令和5年度は、本市または海外都市で参加者が一堂に会した会議を開催できるよう準備を進めたいと考えている。

避難所運営者の待遇

質問 避難所の運営担当者に食事や水分を確保するため、兵たんを強化すべきでは。

答弁 食事等は各自が必要に応じて準備している。その他、円滑な避難所運営に向けて何ができるか、今後も検討していく。

広島城天守閣の木造復元

質問 木造復元に向け、これまで何を行ってきたのか。また、今後はどうするのか。

答弁 天守台石垣の現況調査や復元根拠資料の収集を進めている。今後も調査検討を着実に進めていく。

急傾斜地崩壊防止対策

質問 要望を受け付けても未着手の箇所が多いが、どのように対応していくのか。

答弁 県に対しては、整備促進を強く働き掛けていく。併せて、本市は財源を確保して積極的に取り組んでいく。

消防ヘリコプターの買い替えを

質問 国の有利な財政措置を適用できるよう、早く機体を更新するべきではないか。

答弁 機体の劣化状況や不具合の発生状況、有利な国の財政措置も踏まえ、適切な時期に更新するべきと考えている。



自民党・保守クラブ

災害復旧は計画通り進んでいるか

質問 河川や道路等の施設災害復旧に関する令和3年度予算の執行状況は。

答弁 災害発生年ごとの決算額は、平成30年分が約35億7千万円、令和2年分が約2億円、令和3年分が約11億円である。

社会福祉協議会への出捐

質問 市からの出捐後、助成事業に対する審査はどのような体制で行われているのか。

答弁 助成金の支給決定を行う区社会福祉協議会で受け付け・審査を行うとともに、市社会福祉協議会でも申請内容を精査している。

環境局南工場建て替え

質問 地元から、防災に関する要望もあるが、どう受け止めているのか。

答弁 地元住民による防災をキーワードとする地域コミュニティ活性化に向けた積極的な取り組みを支援していきたい。

新中央市場の在り方

質問 東部市場から移転する事業者に対して、どのような支援をするのか。

答弁 他の市場では、一定期間の使用料軽減措置等の支援措置を行っており、こうした事例も参考にしながら検討したい。

不妊治療費助成事業

質問 想定以上の申請があったことをどう受け止め、今後をどう考えているか。

答弁 保険適用の円滑な実施に向け、移行期の治療計画に支障が生じないよう、令和4年度は経過措置として助成を行っている。

いじめ対策

質問 スクールソーシャルワーカー事業を今後どのように進めるのか。

答弁 「チーム学校」の一員として欠かせない存在であり、処遇改善の検討を進めることなどにより、人材確保に努めたい。

広域公園にさらなるにぎわいを

質問 広島広域公園を会場に「広島フェス」(音楽ライブ)を創設してはどうか。

答弁 フェス等の大規模コンサートは、収入の増や大きなにぎわいにつながるため、誘致に積極的に取り組みたい。

町内会組織の新陳代謝を

質問 加入率が低下する町内会・自治会組織をどうしていこうと考えているのか。

答弁 現在の町内会・自治会役員の負担軽減策に加え、他都市の先進事例も調査し、できることから取り組んでいきたい。

西飛行場跡地のスポーツ施設整備

質問 多目的スポーツ広場には、どういった種類の人工芝、充塡(じゅうてん)剤を導入するのか。

答弁 海洋環境への影響に配慮し、耐久性の高い人工芝や充塡(じゅうてん)材等の流出を防止する設備を導入することとしている。



公明党

大規模災害に日頃からの備えを

質問 市域医師会等と連携して防災訓練を実施してはどうか。

答弁 令和4年度、災害時を想定した情報伝達訓練を実施することとしており、引き続き市域医師会との協力体制の強化に努める。

コロナ禍におけるごみ収集

質問 コロナ禍において、ごみ収集作業員が感染しないための対応は。

答弁 マスクや手袋の使用・手指消毒、収集車両の窓の開放やハンドルの消毒など、感染防止策を徹底している。

旅費の不用額

質問 令和3年度、教育費の中で旅費の不用額が多い。5年度予算に反映できるか。

答弁 令和3年度の実績を踏まえつつ、コロナ収束後に必要となる経費なども考慮し、新年度予算を適切に編成したい。

生徒自らが校則を考える機会を

質問 学校における校則の指導や見直しについて、どのように考えているか。

答弁 その時々の社会の常識などを踏まえ、児童生徒・保護者等の共通理解の下で取り組むことが重要と考えている。

安佐動物公園

質問 第一期整備に係る今後のスケジュールを教えてほしい。

答弁 キリン舎・シマウマ舎の整備および小獣舎・コビトカバ舎の整備を順次進め、令和8年度頃の完了を目指している。

市道への編入基準の緩和

質問 広く一般の交通の用に供している私道は、編入基準を緩和する等の負担軽減を。

答弁 同基準は歩行者等の通行の安全性などを確保するためのものであるため、当該基準の緩和は難しいものと考えている。

図書館の管理運営

質問 中央図書館だけにある機能のうち、廃止してもよい機能はあるか。

答弁 現時点では、廃止してよい機能はない。

地域住民と魅力ある似島に

質問 似島地域活性化ビジョンについて、今後、どう周知を図るのか。

答弁 地域の役員会での説明、本市ホームページへの掲載を予定している。その他、さまざまな機会を捉えて効果的な周知に取り組む。



市民連合

行政情報の広報にSNSの活用を

質問 広島市公式LINEでの情報発信は有効である。登録拡大を進めては。

答弁 本市公式LINEのさらなる周知および配信情報や機能の充実、両面からの取り組みを進め、登録者数増加につなげていく。

ものづくり産業の支援・強化

質問 工業技術センターとして、今後何に力を入れていく方針なのか。

答弁 地域の自動車関連事業者の電動化等への取り組みを支援するため、基礎知識の習得、新製品開発等に寄与する取り組みを行う。

スクールカウンセラー活用事業

質問 児童生徒が自ら相談する力を育てるために、学校ではどのように取り組んでいるのか。

答弁 令和3年度から、指定校等でスクールカウンセラーと連携した「SOSの出し方に関する教育」を実施している。

市街地再開発の財源確保

質問 着実に事業を進めるためには、財源確保が大事ではないか。

答弁 再開発の事業費については、今後も、国などの補助金獲得にも注力しながら、しっかりと対応していく。

市施設の稼動率を統一すること

質問 稼動率算出方法を統一し、入力作業をデジタル化すべきだと思うがどうか。

答弁 市施設の利用実態のより詳細な把握と、利用申し込み・報告等も含めたデジタル技術の活用を検討したい。

市街化区域外の下水道完成時期

質問 市街化区域外の公共下水道整備はいつ頃完了させる予定なのか。

答弁 完了時期を示すことは困難だが、次期下水道事業中期経営プランを策定する中で、整備推進につなげていきたい。



日本共産党

生活保護職場は在職期間を長く

質問 生活保護の職場は、資質を養うためにも在職期間を長くすべきだがどうか。

答弁 研修の充実や社会福祉職等の経験豊富な職員によるサポートなどを通じて、引き続き職員の育成に取り組む。

トイレの洋式化を進めよ!

質問 中央老人福祉センターの洋式化率は4割にも満たないが、どう考えるのか。

答弁 トイレの洋式化を含めた設備の更新等は、利用者の声等も考慮しつつ、緊急性の高いものから順次行うこととしている。

中学3年までを35人学級に

質問 国の財源措置により浮いたお金で35人学級を拡大することは可能か。

答弁 35人学級の拡大については、国の動向や本市の生徒数の推移などに留意しながら検討を進めていきたい。

5号線 非公開の増額に待った!

質問 リスク負担の基準であるマシン能力190N/㎟を超える岩盤はあったのか。

答弁 岩盤強度を管理するための区間ごとの平均値は、これまでの掘削において190N/㎟を超えた区間はない。

河川の氾濫防止対策を急いで!

質問 河川しゅんせつ等の要望に対し、どのような考えで対応を判断するのか。

答弁 本市の現地調査や市民からの情報提供等に加え、浸水被害のリスクも踏まえながら、必要な区間について実施している。



ひろしま清風会

ふるさと納税は8億円の赤字

質問 寄付額は一定だが寄付控除は年々増加傾向。返礼品の金額はどう決めたのか。

答弁 返礼品の価格基準は、国の基準(寄付金額の3割内)に沿っている。1万円、3万円、5万円といった分かりやすく、寄付しやすい金額のコースを設定している。

障害者差別解消に向けた取り組み

質問 「みんなのお店ひろしま」宣言店は、何店舗あるか。

答弁 宣言店は、令和4年9月末で10店舗あり、スロープや筆談用ボードの設置、窓口での代筆等の対応が行われている。

不登校等対策の推進

質問 「ふれあい教室」がない区の児童生徒への支援はどのように考えているのか。

答弁 現在の4教室では不十分と考えているため、新たな「ふれあい教室」の設置について検討を進めている。

商工会議所ビル運営は赤字

質問 商議所ビルと基町駐車場、等価交換後の賃料の差は大きいが、想定内か。

答弁 財産交換後は、おのおのが取得した資産を主体性を持って有効活用することになるため、収入に差が生じることは想定していた。

女性消防吏員の力を活かせ!

質問 家庭と仕事を両立するための支援制度や周囲のサポートなどへの取り組みは。

答弁 対象職員に育児支援制度利用プランの提出を徹底し、子育てに理解のある職場の風土づくりと意識改革に取り組んでいる。



市政改革クラブ

商議所ビルと基町駐車場の交換

質問 再開発事業を行うに当たり、なぜ、先に財産交換する方法を選んだのか。

答弁 再開発事業を通じた都市機能の充実強化と、原爆ドームの背景の景観改善という課題を関係者の合意の下、確実に解決するためである。

本当に美しくなるのか?

質問 商工会議所ビルを解体後、原爆ドーム周辺の景観はどうなるのか。

答弁 商工会議所ビルの背後の建物の一部が見えるとの予測で、平和公園内の植栽による遮蔽(しゃへい)効果と合わせ、移転に向けて取り組む。



無党派クラブ

再開発事業における財産交換

質問 事業後ではなく事業前に財産交換をしなければならない理由は。

答弁 再開発事業を通じた都市機能の充実強化と、原爆ドームの背景の景観改善という課題を確実に解決するためである。




〔用語解説〕

1 平和ノート(ひろしま平和ノート)
 平成25年度から、広島市立学校の児童生徒約10万人に無償配布されている広島市立学校平和教育プログラムの中心的教材のこと。児童生徒の発達段階に即して、プログラムごとに小学校1・2・3年生用、小学校4・5・6年生用、中学校用、高等学校用の4冊で構成されている。学習の学びや思いについて記述できる欄もあり、児童生徒が自分自身の学びを振り返ることができるようになっている。

2 青少年国際平和未来会議
 本市を中心に世界の青少年による核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に向けた平和活動を展開するために被爆60周年に当たる平成17年に創設された国際会議のこと。世界の青少年が平和について意見を交換し合い、友情と相互理解を深めるとともに、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現を願う「ヒロシマの心」を広く世界に伝え、次代を担う青少年の平和への意識を高めることを目指している。

3 スクールソーシャルワーカー
 児童・生徒が学校や日常生活で直面する苦しみや悩みについて、児童・生徒の社会環境を構成する家族や友人、学校、地域に働き掛け、福祉的なアプローチによって解決を支援する社会福祉士や精神保健福祉士などの専門家のこと。

4 スクールカウンセラー
 児童生徒や保護者の抱える悩みを受け止め、学校におけるカウンセリング機能の充実を図るために学校に配置される臨床心理士などの専門家のこと。

5 N/㎟(ニュートン/平方ミリメートル)
 1平方ミリメートル当たりの強度を表す単位のこと。1ニュートンはおよそ100グラムの物体に働く重力の大きさである。

6 「みんなのお店ひろしま」宣言店
 障害を理由とする差別をなくし、誰もが安心してサービスを利用できるよう、「入店・サービス拒否をしません」、「合理的配慮の提供に努めます」、「心のバリアフリーを大切にします」の三つの心構えを大切にし、それらを実践するための取り組みを行っていることを宣言する事業者のこと。本市は、「みんなのお店ひろしま」宣言店を公表し、応援することで、障害者差別の解消に向けた取り組みのさらなる広がりを目指している。

7 ふれあい教室
 登校したくても登校できない状態にある児童生徒の社会的自立や学校復帰を図ることを目的として、市内4カ所に設置されている不登校児童生徒適応指導教室のこと。



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