広島市報（号外第９号）

○令和３年度第２回広島市水道事業の業務状況 1

○令和３年度第２回広島市下水道事業の業務状況 6

○令和３年度第２回広島市安芸市民病院事業の業務状況 12

区　　分		令和３年度	令和２年度	比　　　較
区　　分		下　半　期	下　半　期	増 △ 減	増減率（％）
給水戸数	戸	593,360	591,591	1,769	0.3
給水区域内人口（Ａ）	人	1,248,230	1,253,824	△ 5,594	△ 0.4
給水人口　　　（Ｂ）	人	1,227,051	1,232,249	△ 5,198	△ 0.4
普及率（Ｂ/Ａ）	％	98.3	98.3	0.0	－

区　　分		令和３年度	令和２年度	比　　　較
区　　分		下　半　期	下　半　期	増 △ 減	増減率（％）
給水量	㎥	65,989,662	66,950,310	△ 960,648	△ 1.4
一日平均給水量	㎥	362,581	367,859	△ 5,278	△ 1.4
一日最大給水量	日	12月21日	１月11日	－	－
一日最大給水量	㎥	379,962	415,818	△ 35,856	△ 8.6

事　　業　　内　　容				令和３年度事　業　費（実　績）
事　　業　　内　　容				令和３年度事　業　費（実　績）	うち今期事業費
安全でおいしい水の供給				円 997,955,584	円 30,106,714
	水質管理体制の強化			28,289,364	1,395,614
		水質検査体制の強化	水質検査機器の整備等	28,289,364	1,395,614
	安心な水の安定供給			350,665,499	0
		配水施設の機能向上	配水管路の整備	350,665,499	0
	環境負荷の低減			619,000,721	28,711,100
		水源かん養林の整備	太田川源流の森の整備	5,656,942	5,656,942
		流域自治体との連携	太田川流域水源涵養推進協議会への負担金	1,426,000	0
		省エネルギーの推進	八木取水場受変電設備の整備等	611,917,779	23,054,158

事　　業　　内　　容				令和３年度事　業　費（実　績）
事　　業　　内　　容				令和３年度事　業　費（実　績）	うち今期事業費
水道施設の更新・改良				円 7,748,870,916	円 61,790,039
	施設の更新・改良			3,330,320,313	60,974,703
		浄水・配水施設の統廃合	施設の統廃合の関連整備等	289,554,574	11,205,897
		構造物の更新・改良	神田山第一調整池の整備等	1,626,673,951	0
		機械及び電気設備の更新・改良	矢野南第一ポンプ所受変電設備の整備等	919,750,882	28,614,045
		効率的な運転管理体制の構築	水運用システムの整備	494,340,906	21,154,761
	管路の更新			4,418,550,603	815,336
		管路の更新	鋳鉄管・ビニル管の更新等	4,362,088,179	0
		漏水防止の推進	漏水防止調査	56,462,424	815,336

事　　業　　内　　容				令和３年度事　業　費（実　績）
事　　業　　内　　容				令和３年度事　業　費（実　績）	うち今期事業費
災害対策の充実				円 1,432,239,473	円 15,663,435
	水道施設の耐震化			216,975,905	0
		構造物の耐震化	井口台調整池の耐震補強等	18,785,772	0
		重要給水施設への配水管路の耐震化	災害拠点病院等への配水管路の耐震化	198,190,133	0
	バックアップ機能の強化			1,190,687,808	13,883,118
		バックアップ施設の整備	相互連絡管の整備等	1,153,953,427	0
		非常用電源の確保	戸坂取水場無停電電源装置の整備等	36,734,381	13,883,118
	応急対策の推進			24,575,760	1,780,317
		飲料水の確保	緊急遮断弁の整備	23,814,560	1,019,117
		応急用資機材の整備	応急給水用資機材の整備	761,200	761,200

　　エ　平成３０年７月豪雨災害復旧

　　　　平成３０年７月豪雨災害復旧として事業費３，８２０万６，２６８円で、配水管復旧工事を行いました。

事　　業　　内　　容

令和３年度事　業　費

（実　績）

うち

今期事業費

平成30年７月豪雨災害復旧

円

38,206,268

円

0

２　経理の状況

　　令和３年度の経理の状況は、次のとおりです。

　⑴　収益的収入及び支出

　　　令和３年度の収益的収入である水道事業収益は、２４７億２，５３１万５，３２６円で、令和２年度と比べて１億９５５万１１７円（０．４％）の減少となっています。

　　　また、収益的支出である水道事業費用は、２３８億２３９万７，０４２円で、令和２年度と比べて１億２，３８６万９，０４３円（０．５％）の減少となっています。

　　　収支差引は９億２，２９１万８，２８４円となり、消費税計算によって生ずる消費税及び地方消費税資本的収支調整額等８億１，１６８万４，０１２円を差し引くと、令和３年度は１億１，１２３万４，２７２円の純利益となっています。

　　ア　収入

区　　　　分			令　和　３　年　度		執行率	令和２年度	比　　　較
区　　　　分			最終予算額	収　入　額	執行率	決　算　額	増 △ 減	増減率
水道事業収益（Ａ）			円 25,640,362,000	円 24,725,315,326	％ 96.4	円 24,834,865,443	円 △ 109,550,117	％ △ 0.4
	営業収益		22,897,828,000	22,038,224,174	96.2	22,137,140,739	△ 98,916,565	△ 0.4
		給水収益	20,451,152,000	19,936,537,553	97.5	20,246,461,145	△ 309,923,592	△ 1.5
		受託工事収益	912,710,000	625,267,696	68.5	381,911,100	243,356,596	63.7
		その他の営業収益	1,533,966,000	1,476,418,925	96.2	1,508,768,494	△ 32,349,569	△ 2.1
	営業外収益		2,721,216,000	2,649,043,970	97.3	2,692,012,713	△ 42,968,743	△ 1.6
	特別利益		21,318,000	38,047,182	178.5	5,711,991	32,335,191	566.1

　　イ　支出

区　　　　分			令　和　３　年　度		執行率	令和２年度	比　　　較
区　　　　分			最終予算額	支　出　額	執行率	決　算　額	増 △ 減	増減率
水道事業費用（Ｂ）			円 24,852,610,000	円 23,802,397,042	％ 95.8	円 23,926,266,085	円 △ 123,869,043	％ △ 0.5
	営業費用		23,026,121,000	22,375,825,081	97.2	21,848,173,876	527,651,205	2.4
		職員給与費	4,748,237,000	4,622,787,543	97.4	4,942,886,747	△ 320,099,204	△ 6.5
		受水費	2,099,807,928	2,077,924,212	99.0	2,172,752,175	△ 94,827,963	△ 4.4
		動力費	1,242,835,973	1,213,715,921	97.7	1,106,771,392	106,944,529	9.7
		減価償却費	8,256,403,000	8,270,148,075	100.2	8,207,190,504	62,957,571	0.8
		その他	6,678,837,099	6,191,249,330	92.7	5,418,573,058	772,676,272	14.3
	営業外費用		1,800,675,000	1,409,830,841	78.3	1,777,049,778	△ 367,218,937	△ 20.7
		支払利息及び企業債取扱諸費	1,028,468,632	996,999,149	96.9	1,105,330,772	△ 108,331,623	△ 9.8
		その他	772,206,368	412,831,692	53.5	671,719,006	△ 258,887,314	△ 38.5
	特別損失		15,814,000	16,741,120	105.9	301,042,431	△ 284,301,311	△ 94.4
	予備費		10,000,000	0	0.0	0	0	－

収支差引（Ｃ）＝（Ａ）－（Ｂ）

円

787,752,000

円

922,918,284

％

117.2

円

908,599,358

円

14,318,926

％

1.6

当年度分消費税及び地方消

費税資本的収支調整額等（Ｄ）

500,480,000

811,684,012

162.2

618,798,394

192,885,618

31.2

純損益（Ｃ）－（Ｄ）

287,272,000

111,234,272

38.7

289,800,964

△ 178,566,692

△ 61.6

　⑵　資本的収入及び支出

　　　令和３年度の資本的収入は、６６億４，８５０万８９１円で、令和２年度と比べて２０億３，２５７万１，５１１円（４４．０％）の増加となっています。

　　　また、資本的支出は、１５７億９，９４６万４，１２４円で、令和２年度と比べて２３億２，８９９万３，７８４円（１７．３％）の増加となっています。

　　　なお、資本的収入が、資本的支出に対して不足する額９１億５，０９６万３，２３３円は、当年度分損益勘定留保資金等で補填しています。

　　ア　収入

区　　　　分		令　和　３　年　度		執行率	令和２年度	比　　　較
区　　　　分		最終予算額	収　入　額	執行率	決　算　額	増 △ 減	増減率
資本的収入（Ｅ）		円 7,887,659,000	円 6,648,500,891	％ 84.3	円 4,615,929,380	円 2,032,571,511	％ 44.0
	企業債	7,433,500,000	6,399,100,000	86.1	4,330,500,000	2,068,600,000	47.8
	出資金	93,685,000	93,682,892	100.0	118,144,988	△ 24,462,096	△ 20.7
	補助金	28,179,000	23,718,000	84.2	100,832,000	△ 77,114,000	△ 76.5
	受託建設収入	156,522,000	82,174,700	52.5	25,305,320	56,869,380	224.7
	工事負担金	171,697,000	49,812,793	29.0	41,062,434	8,750,359	21.3
	固定資産売却代金	4,076,000	0	0.0	0	0	－
	その他資本的収入	0	12,506	皆増	84,638	△ 72,132	△ 85.2

補填額（Ｆ）		円 10,246,140,000	円 9,150,963,233	％ 89.3	円 8,854,540,960	円 296,422,273	％ 3.3
	過年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額	5,705,000	5,704,800	100.0	5,973,822	△ 269,022	△ 4.5
	当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額	413,446,000	728,437,375	176.2	523,364,499	205,072,876	39.2
	建設改良積立金	2,378,222,000	1,622,913,228	68.2	1,451,736,166	171,177,062	11.8
	当年度分損益勘定留保資金	6,605,194,000	6,793,907,830	102.9	6,873,466,473	△ 79,558,643	△ 1.2
	予算繰越額	843,573,000	0	0.0	0	0	－
前年度財源充当額（Ｇ）		0	0	－	0	0	－
計　（Ｅ）＋（Ｆ）－（Ｇ）		18,133,799,000	15,799,464,124	87.1	13,470,470,340	2,328,993,784	17.3

　　イ　支出

区　　　　分			令　和　３　年　度		執行率	令和２年度	比　　　較
区　　　　分			最終予算額	支　出　額	執行率	決　算　額	増 △ 減	増減率
資本的支出（Ｈ）			円 18,133,799,000	円 15,799,464,124	％ 87.1	円 13,470,470,340	円 2,328,993,784	％ 17.3
	建設改良費		12,092,997,000	9,868,940,576	81.6	7,678,429,415	2,190,511,161	28.5
		配水施設整備費	9,897,488,000	8,486,106,064	85.7	6,675,725,173	1,810,380,891	27.1
		浄水施設整備費	1,836,339,000	1,154,478,580	62.9	798,316,291	356,162,289	44.6
		受託建設費	150,801,000	79,908,608	53.0	24,311,829	55,596,779	228.7
		諸設備新設費等	208,369,000	148,447,324	71.2	180,076,122	△ 31,628,798	△ 17.6
	企業債償還金		6,019,252,000	5,921,811,138	98.4	5,791,946,805	129,864,333	2.2
	補助金返還金		21,550,000	8,712,410	40.4	94,120	8,618,290	9,156.7

３　資産、企業債、長期借入金及び一時借入金の現在高

　　令和４年３月３１日現在の資産、企業債、長期借入金及び一時借入金の現在高は、次のとおりです。

　⑴　資産

　　ア　固定資産　　2,072億5,451万4,354円

　　イ　流動資産　　120億6,219万7,270円

　　　　　計　　2,193億1,671万1,624円

　⑵　企業債　　665億9,572万7,820円

　⑶　長期借入金　　0円（借入れなし。）

　⑷　一時借入金　　0円（借入れなし。）

４　令和４年度予算の概要

　　水道局では、令和４年度から令和７年度までの４年間の「広島市水道事業中期経営計画」を策定し、その中で「安全でおいしい水の供給」、「水道施設の更新・改良」及び「災害対策の充実」を主要施策として掲げ、計画的な施設整備を推進しています。

　　「安全でおいしい水の供給」については、水質管理体制の強化、安心な水の安定供給及び環境負荷の低減に取り組みます。

　　「水道施設の更新・改良」については、施設の更新・改良及び管路の更新に取り組みます。

　　「災害対策の充実」については、水道施設の耐震化、土砂・浸水災害対策の推進、バックアップ機能の強化及び応急対策の推進に取り組みます。

　　将来にわたって持続可能な水道システムの構築に向けて、これら主要施策を着実に推進し、給水の安全性・安定性を確保するとともに、より一層効率的な経営に努めていきます。

　⑴　年間給水量と一日平均給水量

　　　令和４年度の給水量は、年間給水量１億３，３１３万２千立方メートル、一日平均給水量３６万４，７４５立方メートルを予定しています。

　⑵　主要施策

　　ア　安全でおいしい水の供給

　　　　水源から蛇口までの水質管理を徹底するため、水質監視・保安体制の確保や、水質検査体制の強化を図るとともに、蛇口での残留塩素濃度の低減に努めます。

　　　　また、お客さまに安心な水を安定的に使用していただけるよう、未配管路線への配水管路の整備に取り組むとともに、流量・水圧を測定する配水監視装置を整備し、配水監視体制の充実を図ります。

　　　　さらに、豊かな清流である太田川を次世代へ引き継いでいくため、「広島市・太田川源流の森」の水源かん養林を整備するとともに、高効率機器を導入するなど環境に配慮した施設整備による省エネルギーを推進します。

　　　　令和４年度は、事業費５億８，８８５万３千円で、活性炭注入設備や未配管路線等へ４，５５１メートルの配水管路の整備等を行うとともに、水源かん養林の整備、高効率機器の導入を行う予定です。

　　イ　水道施設の更新・改良

　　　　施設の更新・改良については、浄水・配水施設の更新に併せて、耐震化や統廃合等による維持管理効率の向上を図ります。また、構造物や機械及び電気設備は、点検・補修による長寿命化を図った上で、計画的な更新を推進します。

　　　　管路の更新については、点検や漏水防止調査の結果を活用して管路を評価し、優先順位を設定した上で、計画的な更新を推進するとともに、更新に当たっては、すべて耐震管を採用し、管路の耐震化を図ります。

　　　　令和４年度は、事業費７８億６，８２９万９千円で、施設の統廃合の関連整備や神田山調整池の整備等を行うとともに、延長２万２，２７５メートルの鋳鉄管・ビニル管の更新等を行う予定です。

　　ウ　災害対策の充実

　　　　地震による被害を最小限にとどめるため、構造物の耐震化や災害拠点病院等の重要給水施設への配水管路の耐震化を計画的に実施するとともに、豪雨災害や南海トラフ巨大地震等による津波への対策として、配水施設等の土砂災害対策や取水場等の浸水災害対策を推進します。

　　　　また、事故や災害に備えて配水幹線の相互連絡管等のバックアップ施設を整備するとともに、停電に備えて自家発電設備等を整備し、非常用電源を確保します。

　　　　さらに、水道施設が被災した直後においても必要最低限の飲料水をお客さまにお届けできるよう、応急用資機材等を整備します。

　　　　令和４年度は、事業費２５億７，５９８万６千円で、災害拠点病院等への配水管路の耐震化や水道施設等の土砂・浸水災害対策、相互連絡管の整備等を行うとともに、応急給水用資機材の整備を行う予定です。

　⑶　収益的収入及び支出

　　　令和４年度の収益的収入である水道事業収益は、２５４億１，３５９万円を計上し、そのうち給水収益で２０４億５，２３８万８千円を見込んでいます。なお、水道事業収益は、令和３年度と比べて２億２，６７７万２千円（０．９％）の減少となっています。

　　　また、収益的支出である水道事業費用は、２３７億６，６５７万９千円を計上し、そのうち職員給与費で４６億５，７５３万６千円、支払利息及び企業債取扱諸費で９億２，７１４万９千円を見込んでいます。なお、水道事業費用は、令和
３年度と比べて９億２１２万６千円（３．７％）の減少となっています。

　　　収支差引は１６億４，７０１万１千円となり、消費税計算によって生ずる消費税及び地方消費税資本的収支調整額等４億９，３５３万３千円を差し引いた１１億５，３４７万８千円の純利益を見込んでいます。

　　ア　収入

区　　　　分			令　和　４　年　度		令　和　３　年　度		比　　　較
区　　　　分			当初予算額	構成比	当初予算額	構成比	増 △ 減	増減率
水道事業収益（Ａ）			千円 25,413,590	％ 100.0	千円 25,640,362	％ 100.0	千円 △ 226,772	％ △ 0.9
	営業収益		22,747,119	89.5	22,897,828	89.3	△ 150,709	△ 0.7
		給水収益	20,452,388	80.5	20,451,152	79.8	1,236	0.0
		受託工事収益	802,192	3.1	912,710	3.5	△ 110,518	△ 12.1
		その他の営業収益	1,492,539	5.9	1,533,966	6.0	△ 41,427	△ 2.7
	営業外収益		2,664,381	10.5	2,721,216	10.6	△ 56,835	△ 2.1
	特別利益		2,090	0.0	21,318	0.1	△ 19,228	△ 90.2

　　イ　支出

区　　　　分			令　和　４　年　度		令　和　３　年　度		比　　　較
区　　　　分			当初予算額	構成比	当初予算額	構成比	増 △ 減	増減率
水道事業費用（Ｂ）			千円 23,766,579	％ 100.0	千円 24,668,705	％ 100.0	千円 △ 902,126	％ △ 3.7
	営業費用		21,940,819	92.3	22,842,216	92.6	△ 901,397	△ 3.9
		職員給与費	4,657,536	19.6	4,748,237	19.3	△ 90,701	△ 1.9
		受水費	1,990,997	8.4	2,129,993	8.6	△ 138,996	△ 6.5
		動力費	1,251,968	5.3	1,271,588	5.2	△ 19,620	△ 1.5
		減価償却費	8,293,856	34.9	8,256,403	33.5	37,453	0.5
		その他	5,746,462	24.1	6,435,995	26.0	△ 689,533	△ 10.7
	営業外費用		1,776,918	7.5	1,800,675	7.3	△ 23,757	△ 1.3
		支払利息及び企業債取扱諸費	927,149	3.9	1,028,869	4.2	△ 101,720	△ 9.9
		その他	849,769	3.6	771,806	3.1	77,963	10.1
	特別損失		38,842	0.2	15,814	0.1	23,028	145.6
	予備費		10,000	0.0	10,000	0.0	0	0.0

収支差引（Ｃ）＝（Ａ）－（Ｂ）

千円

1,647,011

％

－

千円

971,657

％

－

千円

675,354

％

69.5

当年度分消費税及び地方消
費税資本的収支調整額等（Ｄ）

493,533

－

500,480

－

△ 6,947

△ 1.4

純損益（Ｃ）－（Ｄ）

1,153,478

－

471,177

－

682,301

144.8

　⑷　資本的収入及び支出

　　　令和４年度の資本的収入は、７２億９７万２千円を計上し、令和３年度と比べて１億３，４６１万３千円（１．９％）の増加を見込んでいます。

　　　また、資本的支出は、１７０億６，１７８万９千円を計上し、令和３年度と比べて５億９，２８６万３千円（３．６％）の増加を見込んでいます。

　　　なお、資本的収入が、資本的支出に対して不足する額９８億６，０８１万７千円は、当年度分損益勘定留保資金等で補填することとしています。

　　　この結果、令和４年度の予算規模は、４０８億２，８３６万８千円で、令和３年度と比べて３億９２６万３千円（０．８％）の減少となっています。

　　ア　収入

区　　　　分		令　和　４　年　度		令　和　３　年　度		比　　　較
区　　　　分		当初予算額	構成比	当初予算額	構成比	増 △ 減	増減率
資本的収入（Ｅ）		千円 7,200,972	％ 42.2	千円 7,066,359	％ 42.9	千円 134,613	％ 1.9
	企業債	6,638,300	38.9	6,612,200	40.1	26,100	0.4
	出資金	95,410	0.6	93,685	0.6	1,725	1.8
	補助金	20,607	0.1	28,179	0.2	△ 7,572	△ 26.9
	受託建設収入	354,689	2.1	156,522	1.0	198,167	126.6
	工事負担金	91,517	0.5	171,697	1.0	△ 80,180	△ 46.7
	固定資産売却代金	261	0.0	4,076	0.0	△ 3,815	△ 93.6
	その他資本的収入	188	0.0	－	0.0	188	皆増

補填額（Ｆ）		千円 9,860,817	％ 57.8	千円 9,402,567	％ 57.1	千円 458,250	％ 4.9
	過年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額	4,995	0.0	5,705	0.0	△ 710	△ 12.4
	当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額	406,433	2.4	413,446	2.5	△ 7,013	△ 1.7
	当年度分損益勘定留保資金	6,731,141	39.5	6,605,194	40.1	125,947	1.9
	建設改良積立金	2,718,248	15.9	2,378,222	14.5	340,026	14.3
計　（Ｅ）＋（Ｆ）		17,061,789	100.0	16,468,926	100.0	592,863	3.6

　　イ　支出

区　　　　分			令　和　４　年　度		令　和　３　年　度		比　　　較
区　　　　分			当初予算額	構成比	当初予算額	構成比	増 △ 減	増減率
資本的支出（Ｇ）			千円 17,061,789	％ 100.0	千円 16,468,926	％ 100.0	千円 592,863	％ 3.6
	建設改良費		10,931,281	64.1	10,428,124	63.3	503,157	4.8
		配水施設整備費	8,955,868	52.5	8,292,288	50.4	663,580	8.0
		浄水施設整備費	1,429,044	8.4	1,776,666	10.8	△ 347,622	△ 19.6
		受託建設費	341,718	2.0	150,801	0.9	190,917	126.6
		諸設備新設費等	204,651	1.2	208,369	1.2	△ 3,718	△ 1.8
	企業債償還金		6,125,336	35.9	6,019,252	36.6	106,084	1.8
	補助金返還金		5,172	0.0	21,550	0.1	△ 16,378	△ 76.0
予算規模（Ｂ）＋（Ｇ）			40,828,368	－	41,137,631	－	△ 309,263	△ 0.8

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令和３年度第２回広島市下水道事業の業務状況

１　事業の概況

　　令和３年度における下水道事業の概況は、次のとおりです。

　⑴　処理水量等の状況

　　　令和３年度下半期（令和３年１０月１日から令和４年３月３１日まで）における処理水量は、６，９６５万１，２５３立方メートルで、前年度同期の処理水量７，３４５万４，３９８立方メートルと比較すると、３８０万３，１４５立方メートル（５．２％）の減少となっています。

　　　次に、下水道使用料の徴収対象となる有収水量については、５，８９５万５，６５４立方メートルで、前年度同期と比較すると８１万５，０９７立方メートル（１．４％）の減少となっています。

　　　水洗化の状況については、整備地区の拡大と普及促進の結果、水洗化世帯数は５５万８０１世帯で、前年度末と比較すると４，７７６世帯（０．９％）の増加となっています。また、当期末における処理区域内の水洗化率は、９８．６％となっています。

　　処理水量等の比較

区　　分	令和３年度下　半　期	令和２年度下　半　期	比　　　較
区　　分	令和３年度下　半　期	令和２年度下　半　期	増 △ 減	増減率％
処理水量（㎥）	69,651,253	73,454,398	△ 3,803,145	△ 5.2
一日平均処理水量　　（㎥）	382,699	403,596	△ 20,896	△ 5.2
有収水量（㎥）	58,955,654	59,770,751	△ 815,097	△ 1.4
水洗化世帯数（世帯）	550,801	546,025	4,776	0.9
水洗化率（％）	98.6	98.1	0.5	－
汚水処理人口普及率　（％）	97.1	97.0	0.1	－

（注）各数値は、公共下水道に特定環境保全公共下水道、農業集落排水処理施設及び市営浄化槽分を加えたものである。

　⑵　工事の状況

　　ア　公共下水道整備事業　

　　　　本年度の事業費は、１７３億３，６１９万６，６６１円です。

　　　　下水管きょの整備については、総延長１万９，０１７メートルの布設工事及び改良工事を行い処理区域を拡大しました。

　　　　ポンプ場整備については、旭町、千田、間所、吉見ポンプ場等の改良工事を行いました。

　　　　水資源再生センター整備については、千田、旭町、西部、江波水資源再生センターの改良工事を行いました。

　　イ　排水設備整備事業

　　　　本年度は、事業費５億２，１７６万９，３９９円で、中山地区等で管きょの移設工事等を総延長７５２メートル施工するとともに、取付管の設置等を行いました。

　　ウ　流域下水道整備事業

　　　　本年度は、事業費５，０７４万７，１４３円で、広島県が施行する太田川流域下水道整備事業に対する負担金を支払いました。

　　エ　市街化区域外汚水処理施設整備事業

　　　　本年度の事業費は、９億７，２３７万４，９２７円です。

　　　　特定環境保全公共下水道整備として、安佐、湯来、小河原地区等で下水管きょを総延長１，８２０メートル布設しました。

　　　　農業集落排水処理施設整備として、戸山地区で下水管きょを総延長６，００７メートル布設しました。

　　　　市営浄化槽整備として、浄化槽１０箇所の整備を行いました。

２　経理の状況

　　令和３年度の経理の状況は、次のとおりです。

　⑴　収益的収入及び支出

　　　本年度の収益的収入は、４４８億５，４８９万３，９１４円で前年度と比較すると、９，２４５万７，００２円（０．２％）の増加となっています。

　　　この主な理由は、一般会計負担金が増加したことによるものです。

　　　次に、収益的支出は、４２８億９３万５，３３７円で前年度と比較すると、２億２，２３５万８，７６１円（０．５％）の増加となっています。

　　　この主な理由は、その他のうち資産減耗費が増加したことによるものです。

　　　なお、収益的収入と収益的支出の差引き２０億５，３９５万８，５７７円から消費税及び地方消費税資本的収支調整額を除いた純利益は、１０億４，９５６万６，２０７円となっています。

　　収益的収入

区　　　　分			令　和　３　年　度		執行率	令和２年度決　算　額	比　　　較
区　　　　分			最終予算額	収　入　額	執行率	令和２年度決　算　額	増 △ 減	増減率
下水道事業収益（Ａ）			円 45,139,763,000	円 44,854,893,914	％ 99.4	円 44,762,436,912	円 92,457,002	％ 0.2
	営業収益		35,256,938,000	34,972,616,901	99.2	35,054,438,390	△ 81,821,489	△ 0.2
		下水道使用料	21,018,692,000	20,655,444,380	98.3	20,860,649,942	△ 205,205,562	△ 1.0
		一般会計負担金	14,028,460,000	14,124,969,135	100.7	14,017,872,562	107,096,573	0.8
		その他営業収益	209,786,000	192,203,386	91.6	175,915,886	16,287,500	9.3
	営業外収益		9,879,949,000	9,854,029,130	99.7	9,691,570,059	162,459,071	1.7
		受取利息	84,000	68,452	81.5	162,051	△ 93,599	△ 57.8
		国庫補助金	8,000,000	2,222,550	27.8	0	2,222,550	皆増
		負担金	70,929,000	72,784,806	102.6	89,460,875	△ 16,676,069	△ 18.6
		一般会計補助金	157,000	347,731	221.5	71,000,911	△ 70,653,180	△ 99.5
		長期前受金戻入	9,777,274,000	9,752,423,621	99.7	9,503,873,595	248,550,026	2.6
		雑収益	23,505,000	26,181,970	111.4	27,072,627	△ 890,657	△ 3.3
	特別利益		2,876,000	28,247,883	982.2	16,428,463	11,819,420	71.9
		固定資産売却益	0	0	－	11,767,688	△ 11,767,688	皆減
		過年度損益修正益	2,876,000	17,902,793	622.5	2,542,995	15,359,798	604.0
		その他特別利益	0	10,345,090	－	2,117,780	8,227,310	388.5

　　収益的支出

区　　　　分			令　和　３　年　度		執行率	令和２年度決　算　額	比　　　較
区　　　　分			最終予算額	支　出　額	執行率	令和２年度決　算　額	増 △ 減	増減率
下水道事業費用（Ｂ）			円 43,781,201,000	円 42,800,935,337	％ 97.8	円 42,578,576,576	円 222,358,761	％ 0.5
	営業費用		37,776,070,000	37,390,572,921	99.0	36,424,799,346	965,773,575	2.7
		人件費	2,655,143,000	2,458,601,589	92.6	2,489,418,596	△ 30,817,007	△ 1.2
		動力費	616,807,837	600,938,900	97.4	546,130,479	54,808,421	10.0
		減価償却費	26,596,588,000	26,469,734,409	99.5	26,280,309,148	189,425,261	0.7
		その他	7,907,531,163	7,861,298,023	99.4	7,108,941,123	752,356,900	10.6
	営業外費用		5,982,874,000	5,398,292,126	90.2	6,147,305,842	△ 749,013,716	△ 12.2
		支払利息及び企業債取扱諸費	5,339,523,601	5,026,565,462	94.1	5,723,124,849	△ 696,559,387	△ 12.2
		消費税及び地方消費税	643,243,000	371,636,265	57.8	423,800,668	△ 52,164,403	△ 12.3
		雑支出	107,399	90,399	84.2	380,325	△ 289,926	△ 76.2
	特別損失		8,257,000	12,070,290	146.2	6,471,388	5,598,902	86.5
	予備費		14,000,000	0	0.0	0	0	－

収支差引（Ｃ）＝（Ａ）－（Ｂ）

円

1,358,562,000

円

2,053,958,577

％

151.2

円

2,183,860,336

円

△ 129,901,759

％

△ 5.9

当年度分消費税及び地方

消費税資本的収支調整額（Ｄ）

731,160,000

1,004,392,370

137.4

985,254,839

19,137,531

1.9

純損益（Ｃ）－（Ｄ）

627,402,000

1,049,566,207

167.3

1,198,605,497

△ 149,039,290

△ 12.4

　⑵　資本的収入及び支出

　　　本年度の資本的収入は、４４０億８，８６９万４，０６０円で前年度と比較すると、５億８，７２１万４，８５６円（１．３％）の増加となっています。

　　　この主な理由は、借換債が増加したことによるものです。

　　　次に、資本的支出は、６３８億１，７２３万８，４０５円で前年度と比較すると、８億７，９４６万５，４６０円（１．４％）の増加となっています。

　　　この主な理由は、市街化区域外汚水処理施設整備費が増加したことによるものです。

　　　なお、資本的収入（翌年度繰越充当財源額６億２，７１１万１，３６３円を除く。）が、資本的支出に対して不足する額２０３億５，５６５万５，７０８円は、当年度分損益勘定留保資金等で補填することとしています。

　　資本的収入

区　　　　分		令　和　３　年　度		執行率	令和２年度決　算　額	比　　　較
区　　　　分		最終予算額	収　入　額	執行率	令和２年度決　算　額	増 △ 減	増減率
資本的収入（Ａ）		円 51,885,484,383	円 44,088,694,060	％ 85.0	円 43,501,479,204	円 587,214,856	％ 1.3
	建設企業債	22,077,900,000	17,712,300,000	80.2	18,334,900,000	△ 622,600,000	△ 3.4
	借換債	15,840,900,000	15,840,900,000	100.0	13,340,600,000	2,500,300,000	18.7
	一般会計出資金	3,708,020,000	3,362,738,272	90.7	4,761,666,235	△ 1,398,927,963	△ 29.4
	国庫補助金	9,369,374,383	6,587,373,240	70.3	6,519,544,920	67,828,320	1.0
	工事受託金	66,087,000	34,127,678	51.6	45,841,666	△ 11,713,988	△ 25.6
	受益者負担金	16,959,000	11,059,960	65.2	16,113,114	△ 5,053,154	△ 31.4
	受益者分担金	47,820,000	31,270,980	65.4	49,683,501	△ 18,412,521	△ 37.1
	工事負担金	689,360,000	495,714,864	71.9	400,775,720	94,939,144	23.7
	貸付金回収金	23,409,000	9,607,000	41.0	17,140,000	△ 7,533,000	△ 43.9
	固定資産売却代金	45,655,000	3,602,066	7.9	15,214,048	△ 11,611,982	△ 76.3
翌年度繰越充当財源額（Ｂ）		0	627,111,363	－	472,076,807	155,034,556	32.8
補填額（Ｃ）		20,015,957,807	20,355,655,708	101.7	19,908,370,548	447,285,160	2.2
	当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額	731,160,000	1,004,392,370	137.4	985,254,839	19,137,531	1.9
	繰越工事資金	472,076,807	472,076,807	100.0	525,226,520	△ 53,149,713	△ 10.1
	当年度分損益勘定留保資金	17,438,784,000	17,505,249,189	100.4	17,018,987,072	486,262,117	2.9
	減債積立金	1,373,937,000	1,373,937,342	100.0	1,378,902,117	△ 4,964,775	△ 0.4
計　（Ａ）－（Ｂ）＋（Ｃ）		71,901,442,190	63,817,238,405	88.8	62,937,772,945	879,465,460	1.4

　　資本的支出

区　　　　分			令　和　３　年　度		執行率	令和２年度決　算　額	比　　　較
区　　　　分			最終予算額	支　出　額	執行率	令和２年度決　算　額	増 △ 減	増減率
資本的支出			円 71,901,442,190	円 63,817,238,405	％ 88.8	円 62,937,772,945	円 879,465,460	％ 1.4
	建設改良費		27,031,694,190	18,965,000,935	70.2	19,067,078,431	△ 102,077,496	△ 0.5
		公共下水道整備費	24,625,715,408	17,336,196,661	70.4	17,558,524,361	△ 222,327,700	△ 1.3
		受益者負担金業務費	18,912,000	12,627,475	66.8	12,172,246	455,229	3.7
		排水設備整備費	791,539,282	521,769,399	65.9	494,747,454	27,021,945	5.5
		流域下水道整備費	78,288,000	50,747,143	64.8	72,247,275	△ 21,500,132	△ 29.8
		諸設備新設改良費	75,603,180	70,785,330	93.6	94,711,067	△ 23,925,737	△ 25.3
		建設利息	500,000	500,000	100.0	1,800,000	△ 1,300,000	△ 72.2
		市街化区域外汚水処理施設整備費	1,441,136,320	972,374,927	67.5	832,876,028	139,498,899	16.7
	償還金		44,848,785,000	44,845,111,470	100.0	43,857,273,514	987,837,956	2.3
		企業債償還金	44,848,785,000	44,845,111,470	100.0	43,670,157,514	1,174,953,956	2.7
		企業債償還積立金	0	0	－	187,116,000	△ 187,116,000	皆減
	貸付金		15,818,000	1,981,000	12.5	2,538,000	△ 557,000	△ 21.9
		水洗便所改造資金貸付金	9,186,000	1,040,000	11.3	520,000	520,000	100.0
		し尿浄化槽廃止資金貸付金	6,632,000	941,000	14.2	2,018,000	△ 1,077,000	△ 53.4
	一般会計借入金償還金		5,145,000	5,145,000	100.0	10,883,000	△ 5,738,000	△ 52.7
		水洗便所改造資金貸付借入金償還金	4,016,000	4,016,000	100.0	9,391,000	△ 5,375,000	△ 57.2
		し尿浄化槽資金貸付借入金償還金	1,129,000	1,129,000	100.0	1,492,000	△ 363,000	△ 24.3

３　資産及び企業債の状況

　　下水道事業の令和４年３月３１日現在の資産及び企業債の状況は、次のとおりです。

　⑴　資産の状況

　　ア　固定資産　　7,765億8,652万9,830円

　　イ　流動資産　　111億4,546万3,888円

　　　　　計　　7,877億3,199万3,718円

　⑵　企業債の状況　　3,842億3,929万　 47円

４　令和４年度予算の概要

　　下水道の整備については、市民のより良い生活環境の確保と公共用水域の水質保全を図るための都市基盤整備の一環として、最重点施策の一つに位置付けており、鋭意これを推進しているところです。

　　下水道の建設には多額の資金を要し、その財源の大半を企業債に依存していることから、多額の企業債の償還が続くとともに、施設の増加等により維持管理費も増加傾向ですが、本年度も一層計画的、効率的な下水道の整備と維持管理に努めます。

　⑴　主要な建設改良事業

　　ア　公共下水道整備事業

　　　　本年度は、１４１億７７３万８千円の事業費を計上しています。

　　　　下水管きょの布設については、福田、二葉の里、青崎、己斐、祇園、安佐、亀山、可部、狩留家地区等で整備を行うこととしています。

　　　　水資源再生センターについては、千田、江波、旭町、西部水資源再生センターの整備を行うこととしています。

　　イ　排水設備整備事業

　　　　本年度は、事業費９億４，６９０万２千円で、他事業との関連による管きょの移設及び管きょ施設の適切な維持管理のための改良等を行うこととしています。

　　ウ　流域下水道整備事業

　　　　本年度は、事業費２億１，３４０万２千円で、広島県が施行する太田川流域下水道整備事業に対し、その費用の一部を負担することとしています。

　　エ　市街化区域外汚水処理施設整備事業

　　　　本年度は、６億８，４１５万円の事業費を計上しています。

　　　　特定環境保全公共下水道整備として、可部、安佐、大林、湯来、石内地区の下水管きょの布設整備を行うこととしています。

　　　　農業集落排水処理施設整備として、戸山、白木、湯来地区の下水管きょの布設を行うこととしています。

　　　　市営浄化槽整備として、浄化槽１５箇所の整備を行うこととしています。

　⑵　収益的収入及び支出

　　　収益的収支は、下水道使用料等の収益と下水道事業活動に伴い必要となる維持管理費等の費用を計上しています。このうち収入は、下水道使用料２１３億３，５２０万円を含む総額４５６億３，１５１万６千円を見込んでいます。

　　　一方、支出は、維持管理費、企業債利息等により総額４３６億２，１８４万６千円を見込んでいます。

　⑶　資本的収入及び支出

　　　資本的収支は、施設の建設及び企業債の元金償還等に係る経費と、これらに必要となる国庫補助金、企業債収入等の財源を計上しています。

　　　このうち、建設企業債等の収入総額４０６億６，１３７万５千円に対して、公共下水道整備費等の支出総額は６０６億９，３１０万６千円となっており、２００億３，１７３万１千円の不足が生ずる見込みですが、この不足分については、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、当年度分損益勘定留保資金等で補填することとしています。

　　　以上の結果、本年度の当初予算規模は１，０４３億１，４９５万２千円となり、前年度当初予算に比較して３億８，１２８万８千円（０．４％）の増加となっています。

　⑷　予算性質別比較表

　　ア　収益的収入及び支出

　収益的収入

区　　　　分			令　和　４　年　度		令　和　３　年　度		比　　　較
区　　　　分			当初予算額	構成比	当初予算額	構成比	増 △ 減	増減率
下水道事業収益（Ａ）			千円 45,631,516	％ 100.0	千円 45,131,763	％ 100.0	千円 499,753	％ 1.1
	営業収益		35,948,146	78.8	35,256,938	78.2	691,208	2.0
		下水道使用料	21,335,200	46.8	21,018,692	46.6	316,508	1.5
		一般会計負担金	14,417,601	31.6	14,028,460	31.1	389,141	2.8
		その他営業収益	195,345	0.4	209,786	0.5	△ 14,441	△ 6.9
	営業外収益		9,680,494	21.2	9,871,949	21.8	△ 191,455	△ 1.9
		受取利息	69	0.0	84	0.0	△ 15	△ 17.9
		負担金	69,321	0.2	70,929	0.1	△ 1,608	△ 2.3
		一般会計補助金	408	0.0	157	0.0	251	159.9
		長期前受金戻入	9,589,647	21.0	9,777,274	21.7	△ 187,627	△ 1.9
		雑収益	21,049	0.0	23,505	0.0	△ 2,456	△ 10.4
	特別利益		2,876	0.0	2,876	0.0	0	0.0
		過年度損益修正益	2,876	0.0	2,876	0.0	0	0.0

　収益的支出

区　　　　分			令　和　４　年　度		令　和　３　年　度		比　　　較
区　　　　分			当初予算額	構成比	当初予算額	構成比	増 △ 減	増減率
下水道事業費用（Ｂ）			千円 43,621,846	％ 100.0	千円 43,751,201	％ 100.0	千円 △ 129,355	％ △ 0.3
	営業費用		38,342,568	87.9	37,740,070	86.3	602,498	1.6
		人件費	2,600,483	6.0	2,629,958	6.0	△ 29,475	△ 1.1
		委託費	4,592,985	10.5	4,548,651	10.4	44,334	1.0
		維持補修費	1,369,249	3.1	1,194,090	2.7	175,159	14.7
		動力費	464,979	1.1	487,834	1.1	△ 22,855	△ 4.7
		薬品費	93,164	0.2	88,341	0.2	4,823	5.5
		物件費その他	1,604,485	3.7	1,569,968	3.6	34,517	2.2
		減価償却費	26,572,870	60.9	26,596,588	60.8	△ 23,718	△ 0.1
		資産減耗費	1,044,353	2.4	624,640	1.5	419,713	67.2
	営業外費用		5,251,182	12.1	5,982,874	13.7	△ 731,692	△ 12.2
		支払利息及び企業債取扱諸費	4,668,395	10.7	5,339,614	12.2	△ 671,219	△ 12.6
		消費税及び地方消費税	582,770	1.4	643,243	1.5	△ 60,473	△ 9.4
		雑支出	17	0.0	17	0.0	0	0.0
	特別損失		8,096	0.0	8,257	0.0	△ 161	△ 1.9
	予備費		20,000	0.0	20,000	0.0	0	0.0

収支差引（Ｃ）＝（Ａ）－（Ｂ）

千円

2,009,670

％

－

千円

1,380,562

％

－

千円

629,108

％

45.6

当年度分消費税及び地方

消費税資本的収支調整額（Ｄ）

806,550

－

731,160

－

75,390

10.3

純損益（Ｃ）－（Ｄ）

1,203,120

－

649,402

－

553,718

85.3

　　イ　資本的収入及び支出

　資本的収入

区　　　　分		令　和　４　年　度		令　和　３　年　度		比　　　較
区　　　　分		当初予算額	構成比	当初予算額	構成比	増 △ 減	増減率
資本的収入		千円 40,661,375	％ 67.0	千円 40,638,582	％ 67.5	千円 22,793	％ 0.1
	建設企業債	14,472,200	23.9	15,354,500	25.5	△ 882,300	△ 5.7
	借換債	16,333,500	26.9	15,840,900	26.3	492,600	3.1
	一般会計出資金	4,108,919	6.8	3,708,020	6.2	400,899	10.8
	国庫補助金	5,104,200	8.4	4,845,872	8.1	258,328	5.3
	工事受託金	59,075	0.1	66,087	0.1	△ 7,012	△ 10.6
	受益者負担金	22,560	0.0	16,959	0.0	5,601	33.0
	受益者分担金	46,860	0.1	47,820	0.1	△ 960	△ 2.0
	工事負担金	444,804	0.7	689,360	1.1	△ 244,556	△ 35.5
	貸付金回収金	13,626	0.0	23,409	0.0	△ 9,783	△ 41.8
	土地売却代金	55,631	0.1	45,655	0.1	9,976	21.9
補填額		20,031,731	33.0	19,543,881	32.5	487,850	2.5
	当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額	806,550	1.3	731,160	1.2	75,390	10.3
	当年度分損益勘定留保資金	18,026,576	29.7	17,438,784	29.0	587,792	3.4
	減債積立金	1,198,605	2.0	1,373,937	2.3	△ 175,332	△ 12.8
計　（Ａ）		60,693,106	100.0	60,182,463	100.0	510,643	0.8

　資本的支出

区　　　　分			令　和　４　年　度		令　和　３　年　度		比　　　較
区　　　　分			当初予算額	構成比	当初予算額	構成比	増 △ 減	増減率
資本的支出（Ｂ）			千円 60,693,106	％ 100.0	千円 60,182,463	％ 100.0	千円 510,643	％ 0.8
	建設改良費		16,035,993	26.5	15,312,715	25.5	723,278	4.7
		公共下水道整備費	14,107,738	23.3	13,739,730	22.8	368,008	2.7
		受益者負担金業務費	17,984	0.0	18,912	0.1	△ 928	△ 4.9
		排水設備整備費	946,902	1.6	577,800	1.0	369,102	63.9
		流域下水道整備費	213,402	0.4	78,288	0.1	135,114	172.6
		諸設備新設改良費	57,617	0.1	60,657	0.1	△ 3,040	△ 5.0
		建設利息	8,200	0.0	500	0.0	7,700	1,540.0
		市街化区域外汚水処理施設整備費	684,150	1.1	836,828	1.4	△ 152,678	△ 18.2
	償還金		44,643,922	73.5	44,848,785	74.5	△ 204,863	△ 0.5
		企業債償還金	44,643,922	73.5	44,848,785	74.5	△ 204,863	△ 0.5
	貸付金		10,670	0.0	17,111	0.0	△ 6,441	△ 37.6
		水洗便所改造資金貸付金	5,030	0.0	10,479	0.0	△ 5,449	△ 52.0
		し尿浄化槽廃止資金貸付金	5,640	0.0	6,632	0.0	△ 992	△ 15.0
	一般会計借入金償還金		2,521	0.0	3,852	0.0	△ 1,331	△ 34.6
収支差引（Ａ）－（Ｂ）			0	－	0	－	0	－

〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰

令和３年度第２回広島市安芸市民病院事業の業務状況

１　事業の概況

　　令和３年度下半期（自令和３年１０月１日至令和４年３月３１日）における広島市安芸市民病院事業の概況は、次のとおりです。

　⑴　患者の利用状況

　　　今期の入院患者の延数は２４，４７６人で、前年同期に比べ３８０人（１．６％）の増加となりました。

　　　また、外来患者の延数は２３，６０７人で、前年同期に比べ５，３７１人（２９．５％）の増加となりました。

　　患者数の比較

年度　区分		令和３年度下　半　期	令和２年度下　半　期	比　　　較
年度　区分		令和３年度下　半　期	令和２年度下　半　期	増 △ 減	増減率
入院	延数	人 24,476	人 24,096	人 380	％ 1.6
入院	一日平均	134.5	132.4	2.1	1.6
外来	延数	23,607	18,236	5,371	29.5
外来	一日平均	193.5	152.0	41.5	27.3
合計	延数	48,083	42,332	5,751	13.6
合計	一日平均	328.0	284.4	43.6	15.3

　⑵　工事の状況

　　　今期の工事の状況は、次表のとおりです。

工事名

本年度施行内容

本年度工事費

着工年月日

完了予定年月日

病棟新築その他整備事業に伴う基本・実施設計業務

同左

円

77,465,300

Ｒ 3． 3． 1

Ｒ 4．10．31

合　　　　　　　　　　　計

77,465,300

－

　⑶　医療機器の整備状況

　　　今期の医療機器の整備の状況は、該当ありません。

２　経理の状況

　　令和３年度の予算執行状況は、次のとおりです。

　⑴　収益的収支の状況

　　　今年度の収益的収入は２１億２，４２７万４，１６６円で、予算額に対する執行率は９７．８％で、前年度決算額に比べ２．５％の増加となりました。

　　　また、収益的支出は２１億２，５４６万１，２０５円で、予算額に対する執行率は９７．９％で、前年度決算額に比べ２．６％の増加となりました。

　　収　入

区　　　　分			令　和　３　年　度			令和２年度決　算　額	比　　　較
区　　　　分			最終予算額	収　入　額	執行率	令和２年度決　算　額	増 △ 減	増減率
病院事業収益（Ａ）			円 2,171,590,000	円 2,124,274,166	％ 97.8	円 2,072,947,871	円 51,326,295	％ 2.5
	医業収益		1,937,446,000	1,945,277,712	100.4	1,857,239,981	88,037,731	4.7
		入院収益	1,414,131,000	1,413,837,919	100.0	1,409,088,051	4,749,868	0.3
		外来収益	426,880,000	431,269,440	101.0	368,774,483	62,494,957	16.9
		その他医業収益	96,435,000	100,170,353	103.9	79,377,447	20,792,906	26.2
	医業外収益		232,968,000	177,570,867	76.2	213,638,471	△ 36,067,604	△ 16.9
	特別利益		1,176,000	1,425,587	121.2	2,069,419	△ 643,832	△ 31.1

　　支　出

区　　　　分			令　和　３　年　度			令和２年度決　算　額	比　　　較
区　　　　分			最終予算額	支　出　額	執行率	令和２年度決　算　額	増 △ 減	増減率
病院事業費（Ｂ）			円 2,170,386,000	円 2,125,461,205	％ 97.9	円 2,070,968,972	円 54,492,233	％ 2.6
	医業費用		2,131,336,000	2,093,951,908	98.2	2,040,563,490	53,388,418	2.6
		給与費	11,466,000	7,174,215	62.6	8,726,360	△ 1,552,145	△ 17.8
		経費	2,030,853,000	1,999,795,976	98.5	1,934,543,703	65,252,273	3.4
		その他	89,017,000	86,981,717	97.7	97,293,427	△ 10,311,710	△ 10.6
	医業外費用		31,050,000	29,447,053	94.8	29,766,437	△ 319,384	△ 1.1
	特別損失		3,000,000	2,062,244	68.7	639,045	1,423,199	222.7
	予備費		5,000,000	0	0.0	0	0	－
収支差引（Ａ）－（Ｂ）			1,204,000	△ 1,187,039	△ 98.6	1,978,899	△ 3,165,938	△ 160.0

　⑵　資本的収支の状況

　　　今年度の資本的収入は１億１，４０６万８，１３５円で、予算額に対する執行率は５９．５％で、前年度決算額に比べ０．８％の増加となりました。

　　　また、資本的支出は２億３，５１０万８，４３５円で、予算額に対する執行率は１００．０％で、前年度決算額に比べ４７．０％の増加となりました。

　　収　入

区　　　　分		令　和　３　年　度			令和２年度決　算　額	比　　　較
区　　　　分		最終予算額	収　入　額	執行率	令和２年度決　算　額	増 △ 減	増減率
資本的収入（Ａ）		円 191,569,000	円 114,068,135	％ 59.5	円 113,133,938	円 934,197	％ 0.8
	企業債	77,500,000	0	0.0	0	0	－
	負担金	114,069,000	114,068,135	100.0	113,133,938	934,197	0.8
補填額（Ｂ）		43,575,000	121,040,300	277.8	46,850,000	74,190,300	158.4
	前年度財源充当額又は当年度同意済企業債未発行分	0	77,400,000	－	0	77,400,000	皆増
	当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額	83,000	120,722	145.4	0	120,722	皆増
	過年度分損益勘定留保資金	43,492,000	43,519,578	100.1	46,850,000	△ 3,330,422	△ 7.1
計　（Ａ）＋（Ｂ）		235,144,000	235,108,435	100.0	159,983,938	75,124,497	47.0

　　支　出

区　　　　分			令　和　３　年　度			令和２年度決　算　額	比　　　較
区　　　　分			最終予算額	支　出　額	執行率	令和２年度決　算　額	増 △ 減	増減率
資本的支出			円 235,144,000	円 235,108,435	％ 100.0	円 159,983,938	円 75,124,497	％ 47.0
	建設改良費		77,500,000	77,465,300	100.0	0	77,465,300	皆増
		改良費	77,500,000	77,465,300	100.0	0	77,465,300	皆増
		資産購入費	0	0	－	0	0	－
	企業債償還金		157,644,000	157,643,135	100.0	159,983,938	△ 2,340,803	△ 1.5

３　資産、企業債及び長期借入金の現在高

　　令和４年３月３１日現在の資産、企業債及び長期借入金の現在高は、次表のとおりです。

区　　　分		金　　額
資産の現在高	固定資産	円 2,386,163,940
	流動資産	486,103,796
	計	2,872,267,736
企業債の現在高		1,114,659,793
長期借入金の現在高		41,908,733

４　令和４年度予算の状況

　　令和４年度予算の状況は、次のとおりです。

　⑴　収益的収支の状況

　　　収益的収入は、２１億５，２８６万１千円で、前年度当初予算額に比べ１，８７２万９千円（０．９％）減収の見込みとなっています。

　　　内訳は、入院収益として１４億２，２９７万５千円、外来収益として４億１，１１７万７千円、特別病室使用料その他医業収益として１億１２万６千円、負担金交付金等医業外収益及び特別利益として２億１，８５８万３千円を計上しています。

　　　次に、収益的支出は、前年度当初予算額に比べ１，８９８万４千円（０．９％）減少の２１億５，１４０万２千円を計上しています。

　　　内訳は、給与費として１，１３５万５千円、診療報酬交付金等の経費として２０億２，３９０万８千円、減価償却費等その他の医業費用として７，９００万５千円、企業債利息等医業外費用として２，９１３万４千円、特別損失及び予備費として８００万円を計上しています。

　　　なお、令和４年度は、収支差引で１４５万９千円の純利益を見込んでいます。

　　収　入

区　　　　分			令　和　４　年　度		令　和　３　年　度		比　　　較
区　　　　分			当初予算額ａ	構成比	当初予算額ｂ	構成比	増 △ 減ａ－ｂ	増減率
病院事業収益（Ａ）			千円 2,152,861	％ 100.0	千円 2,171,590	％ 100.0	千円 △ 18,729	％ △ 0.9
	医業収益		1,934,278	89.9	1,937,446	89.2	△ 3,168	△ 0.2
		入院収益	1,422,975	66.1	1,414,131	65.1	8,844	0.6
		外来収益	411,177	19.1	426,880	19.7	△ 15,703	△ 3.7
		その他医業収益	100,126	4.7	96,435	4.4	3,691	3.8
	医業外収益		217,632	10.1	232,968	10.7	△ 15,336	△ 6.6
	特別利益		951	0.0	1,176	0.1	△ 225	△ 19.1

　　支　出

区　　　　分			令　和　４　年　度		令　和　３　年　度		比　　　較
区　　　　分			当初予算額ａ	構成比	当初予算額ｂ	構成比	増 △ 減ａ－ｂ	増減率
病院事業費（Ｂ）			千円 2,151,402	％ 100.0	千円 2,170,386	％ 100.0	千円 △ 18,984	％ △ 0.9
	医業費用		2,114,268	98.3	2,131,336	98.2	△ 17,068	△ 0.8
		給与費	11,355	0.5	11,466	0.5	△ 111	△ 1.0
		経費	2,023,908	94.1	2,030,853	93.6	△ 6,945	△ 0.3
		その他	79,005	3.7	89,017	4.1	△ 10,012	△ 11.2
	医業外費用		29,134	1.4	31,050	1.4	△ 1,916	△ 6.2
	特別損失		3,000	0.1	3,000	0.1	0	0.0
	予備費		5,000	0.2	5,000	0.2	0	0.0
収支差引（Ａ）－（Ｂ）			1,459	－	1,204	－	255	21.2

　⑵　資本的収支の状況

　　　資本的収入は３億２７０万５千円で、前年度当初予算額に比べ１億１，１１３万６千円（５８．０％）の増加となっています。

　　　内訳は、改良費に充てるための企業債１億８，６３０万円、企業債元金償還金に対する一般会計負担金１億１，６４０万５千円となっています。

　　　次に、資本的支出は３億２，８７５万５千円で、前年度当初予算額に比べ９，３６１万１千円（３９．８％）の増加となっています。

　　　内訳は、改良費１億８，６３０万円、企業債償還金１億４，２４５万５千円となっています。

　　収　入

区　　　　分		令　和　４　年　度		令　和　３　年　度		比　　　較
区　　　　分		当初予算額ａ	構成比	当初予算額ｂ	構成比	増 △ 減ａ－ｂ	増減率
資本的収入（Ａ）		千円 302,705	％ 92.1	千円 191,569	％ 81.5	千円 111,136	％ 58.0
	企業債	186,300	56.7	77,500	33.0	108,800	140.4
	負担金	116,405	35.4	114,069	48.5	2,336	2.0
補填額（Ｂ）		26,050	7.9	43,575	18.5	△ 17,525	△ 40.2
	当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額	62	0.0	83	0.0	△ 21	△ 25.3
	過年度分損益勘定留保資金	25,988	7.9	43,492	18.5	△ 17,504	△ 40.2
計　（Ｃ）＝（Ａ）＋（Ｂ）		328,755	100.0	235,144	100.0	93,611	39.8

　　支　出

区　　　　分			令　和　４　年　度		令　和　３　年　度		比　　　較
区　　　　分			当初予算額ａ	構成比	当初予算額ｂ	構成比	増 △ 減ａ－ｂ	増減率
資本的支出（Ｄ）			千円 328,755	％ 100.0	千円 235,144	％ 100.0	千円 93,611	％ 39.8
	建設改良費		186,300	56.7	77,500	33.0	108,800	140.4
		改良費	186,300	56.7	77,500	33.0	108,800	140.4
		資産購入費	0	0.0	0	0.0	0	－
	企業債償還金		142,455	43.3	157,644	67.0	△ 15,189	△ 9.6
収支差引（Ｃ）－（Ｄ）			0	－	0	－	0	－