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決算特別委員会の主な質疑
(10月1日〜21日)

※紙面の都合上、掲載質問数の上限は、各会派の人数按分により決定しています。
※質疑の内容は、各会派からの提出によるものです。
※質疑・答弁の趣旨を簡潔にまとめているため、実際の発言とは言い回しが異なることがあります。

自民党・市民クラブ

高陽地区のスマートインターチェンジ

 同インターチェンジの設置について、今後どのように考えているか。

 課題に対する検討を進めるとともに、高陽地区において進めている継続事業の中でどのように組み込むかについても、さらに検討を深めていく。

専門家の活用による学校教育の充実

 スクールカウンセラーやALTなどの人的配置の充実に向け、財政当局の考えは。

 来年度の予算措置については、全体最適の観点から、各事業に配分する財源を考える中で適切に対応していきたい。

浅野氏関連事業

 これまで総額1億円以上かけてきているが、来年度以降の展開は。

 引き続き、被爆以前の広島の歴史や文化に関心を持ち、学んでいただける機会を提供していきたいと考えている。

郷土資料館のあり方

 内容をもっと充実させるべき。今のままで今後も運営していくのか。

 学校団体に加え、郷土史を学びたいシニアの方の利用促進や「ピースツーリズム」のルートとしての機能強化を図る。

教職員の研修

 新任教員の力量を伸ばすための工夫を、どのようにしているのか。

 教員研修計画に基づき、学習指導や生徒指導等についての演習等を中心に、集合研修や個別研修を計画的に行っている。

学力向上推進事業

 家庭での学習習慣をつけるために、ICTを活用した施策をしてはどうか。

 国の動向に留意しつつ、ICTを活用した学習のさらなる充実に向けて、環境整備を計画的に進めていく。

市立小・中学校の適正配置計画の推進

 市立小・中学校の適正配置計画の進捗と今後の見通しはどうか。

 平成27年4月に小河内小を統合し、来年4月には久地小を統合予定である。今後も保護者や地域住民と丁寧な意見交換を重ねながら進めていく。

HIROSHIMA Free Wi−Fi(ヒロシマフリーワイファイ)

 利用者増加のために具体的にどういった取り組みをしているのか。

 英語版の利用案内チラシを観光案内所等で配布したり、利用可能な施設にステッカー等を掲示するなどしている。

有害鳥獣対策

 民家・農作物被害が深刻化しているが、今後どのような対策を行うつもりか。

 有害鳥獣の生息数を減少させることが最も重要であると考えており、有害鳥獣の捕獲の強化に取り組んでいく。

小規模農家への技術指導

 病害虫が発生しそうな場合、どのような対応ができるのか。

 県による予察を注視し、巡回指導等で農家に情報を伝えるとともに、県の病害虫発生予察情報のホームページの周知を行う。

新たな待機児童対策として

 何度も入園できなかった保護者に対し、優先度を上げるポイントを付与したらどうか。

 保育の必要性が低い方が優先される可能性があるため、直ちに変更することは困難だが、他都市の状況も踏まえ研究していく。

花都川線

 今後の見通しはどうか。

 引き続き、用地取得や道路整備を進め、令和一桁代後半の完成を目指し、取り組んでいく。

山の手線

 今後の見通しはどうか。

 地権者の協力を得ながら、引き続き、令和一桁代後半の完成を目指して取り組んでいく。

東部地区連続立体交差事業

 今後の見通しはどうか。

 事業認可取得後、速やかに鉄道の詳細設計に着手することとしており、設計を含めた全体の事業期間は20年程度を見込んでいる。

自民党・保守クラブ

災害からの復旧復興@

 平成26年8月20日の災害を教訓として、この5年間どう活かしてきたか。

 危機管理室新設や防災情報共有システム構築等により、昨年の豪雨災害では、迅速・円滑な対応、適時・的確な情報発信を行えた。

災害からの復旧復興A

 まず復旧工事を行って、その後、国の災害査定を受けるべきと思うがどうか。

 復旧工事は査定後に順次発注しており、緊急を要する工事については、査定を待たずに実施している。

行政の効率化@

 国民健康保険事業の県単位化で、予定通り6年間で赤字解消は見込めるのか。

 平成30年度は、計画的・段階的に赤字を解消できており、引き続き、赤字解消計画にのっとり、着実に赤字を解消していきたい。

行政の効率化A

 県単位化後も、保険料の上昇は続く見通しか。

 赤字解消計画では、「1人当たり保険料額」を段階的に引き上げることとしているが、できる限り保険料の上昇の抑制を図っていきたい。

行政の効率化B

 広島広域都市圏の行政サービスの効率化は、どのような取り組みをしているのか。

 近隣市町と連携して救急相談センターの運営や多言語通訳サービスの広域利用などに取り組んでいる。

信頼される行政になるために

 内部統制についてどのように取り組んでいるのか。

 来年度から地方自治法に基づく内部統制制度を円滑に導入できるよう、今年度は同制度の試行版を実施しているところである。

人手不足への対応@

 人手不足が深刻化する中、市職員の採用環境についてどう認識しているのか。

 採用試験の受験者が減少しており、民間の雇用情勢の改善もその一つの要因と考えている。

人手不足への対応A

 必要な人材を確保するため、市ではどのような取り組みを行っているのか。

 育休取得者の代替職員の積極的配置など良好な職場環境づくりに取り組むとともに、東京圏等での採用説明会開催や受験資格拡充など多様な人材の確保に取り組んでいる。

平和首長会議

 平成30年度はどのように加盟要請を行ったのか。

 リーダー都市による働き掛けのほか、市長による駐日大使への協力の呼び掛けや米国市長への加盟要請などを行った。

核兵器廃絶を目指した取り組みの推進

 2020ビジョンの達成状況を踏まえた次期ビジョンの検討はどうなっているか。

 「核兵器のない世界の実現」と「安全で活力のある都市の実現」を柱に検討を進め、来年8月の総会で策定する。

広島国際アニメーションフェスティバル

 東京オリンピックのある年に観光客誘致施策をフェスで打って出ないのか。

 外国人目線での効果的な情報発信を行い、平和記念資料館来館者の誘致も含めた観光インバウンドの拡充を図る。

新産業の育成、新事業の創出

 将来を見据えた産業創出を産学公で連携し行うべきと考えるがいかがか。

 企業、大学及び国等と連携し取り組みを進めている。今後も産学公のネットワークを活用し、効果的な事業の推進に努めていく。

市政改革ネットワーク

アストラムライン延伸は不要

 延伸計画では新駅が6駅となる。五月が丘駅3千人の根拠は何か。

 4段階推計法に基づき、五月が丘団地を含むゾーンの発生量などから2駅で3千人と推計している。

消費生活センターの運営

 質の高い相談員の育成が急務である。人材育成はできているのか。

 相談員資格取得者の確保のため、採用募集情報の周知や関係機関を通じた人材発掘などに取り組んでいく。

7・6災害時の時間外労働は

 災害時における最長時間外勤務の時間と、前回の災害からの改善点は何か。

 最長は月289時間である。改善点は避難所運営を自主防災組織主体で行うなどで、前回より時間外勤務手当総額を減らせた。

1億2千万円の回収の見込みは?

 下水道汚泥処理業者に対する未収金が支払われない場合の処理は。

 業者が倒産した場合等は債権放棄を行う。または時効(令和9年6月)により債権が消滅することとなる。

小学校の適正規模

 今後、教室不足が想定される学校への対応はどうなるか。

 学校と十分協議した上で、仮設教室の設置や教室の転用などにより、適切に対応していく。

ひろしま保育・介護人材支援事業

 保育・介護従事者で恩恵を受けられる人と受けられない人で不平等では。

 より多くの事業者が加入するよう、働き掛けの強化やサービスの充実を図り、理解と加入促進に引き続き取り組む。

公的病院の再編成

 国が示した公的病院の再編成に安芸市民病院の名前が挙がった。市の考えは。

 地域にとって必要な病院と認識しており、その果たすべき役割等について理解を得ていきたい。

西飛行場跡地迷走の原因は何か

 MICE施設建設の検討は商工会議所の正式な要望を受けてのことか。

 MICEに関する貴重な提言であり、大きな経済効果が期待されるため、県と市で協議の上、検討することとなった。

公明党

学校施設の整備状況

 小・中学校の特別教室の空調設置状況は、どれくらい進んでいるか。

 音楽教室・コンピューター教室・図書室を対象として整備を進めており、耐震化とあわせて整備する予定の2校を除き、全て完了している。

決算書類のデータによる提供

 決算書類は汎用ソフトで利用できる電子データで配布してほしい。

 電子データの形で、既存の決算書類の提供は困難であるが、事業ごとの予算・決算額などを整理したものであれば提供可能である。

地域活性化ビジョンの作成支援

 似島地域活性化ビジョンの作成支援について、どう進めていくのか。

 専門家に委託し、来年度のビジョン作成に向けて、方向性の整理及び将来像・課題に対する住民の意識の共有を図る。

災害備蓄食料の見直し

 災害時の有用性の高い液体ミルクを備蓄食料に加えてはどうか。

 災害時の液体ミルクの需要や有用性等を確認するため試行的に購入を考えており、今後、関係部署と協議し検討する。

市総合防災センターの活用

 見学に来られた方々に対し、防災知識が高まる展示品等の工夫が必要ではないか。

 展示を創意工夫するなど、見学に来られた方々が、共助や命の大切さを学べるよう取り組む。

青少年野外活動センターの活用

 施設の老朽化が進む中、今後の整備についてどう考えているのか。

 公共施設等総合管理計画で示された方向性を踏まえて、施設整備を含む今後の在り方を検討する。

最終処分場の状況

 玖谷埋立地で埋めて、恵下埋立地で埋めないものはどう処分するのか。

 不燃ごみのうち、プラスチックごみは主に安佐南工場で、産業廃棄物の廃プラスチック類は民間処理施設で処分する。

道路照明灯・防犯灯のLED化

 LED化で電気代のコストはどのくらい削減できるのか。

 20Wの防犯灯をLED化したと仮定した場合、電気代は年間約1億2千万円から約6千7百万円に削減が見込まれる。

市民連合

本川小学校平和資料館の活用

 多くの児童生徒が見学するべきだが、当該資料館の開館時間は。

 今年度から、12月28日から1月4日を除き、午前9時から午後5時まで開館している。

資源ごみ持ち去り禁止の条例化を

 資源ごみ持ち去り禁止の条例化を検討すべきだが、どうか。

 持ち去りを不可とするため、さまざまな角度から検討を進める中で、条例制定についても手法の一つとして検討する。

ひとり親学習支援の拡大!

 子どもが参加したくなるような工夫を含め、事業拡大が必要だ。

 利用実績や課題を踏まえ、募集定員や実施箇所数の増加、参加を促す仕組みなど、支援内容の充実策を検討する。

地域乗り合いタクシー

 補助金の増額と、コミュニティバス導入に向けた制度改善を。

 補助金増額で乗り合いタクシー導入の可能性がどれほど高まるか精査し対応したい。また、公共交通ネットワークを形成する上で、効果的な対応を幅広く検討したい。

霞庚午線の整備計画

 完成時期など今後の見通しは。

 引き続き、用地取得や道路整備を進め、令和一桁代後半の完成を目指し、取り組んでいく。

日本共産党

災害弱者の避難の支援

 災害弱者の個別支援計画の作成が進むように対策をとるべきでは。

 避難行動要支援者のうち土砂災害特別警戒区域居住で家族等の支援が受けられない方へ個別訪問を実施し、計画の作成を促進する。

水道民営化は絶対にしないこと

 世界中で失敗した水道の民営化は絶対にしてはならないがどうか。

 事業全般を包括的に民間企業に委ねるコンセッション方式の導入は現在のところ考えていない。

マンモス特別支援学校の解消を

 児童・生徒が増加する小・中学部の分離増設が必要だがどうか。

 現在、児童生徒数推計の精査を行っており、その結果を踏まえ、必要に応じ対応を検討していきたい。

障害児の送迎バスを新しく!

 故障を繰り返す療育センターの園バスは新しくすべきではないのか。

 通園バスの不具合は通園者への影響が大きいことから、事態を解消できるよう適切に対応する。

広島駅南北自由通路にいすを

 南北自由通路に疲れたら休憩できるいすを設置すべきだがどうか。

 供用後の状況を踏まえると現時点では難しいが、今後、駅南口再整備を見据え、詳細に検証し、設置可能か研究していく。


〔用語解説〕

ALT
 小・中・高校などの英語の授業で、日本人教師を補助する外国語指導助手。

浅野氏関連事業
  浅野氏広島城入城400年記念事業。2019年は浅野長晟が広島藩の藩主として広島城に入城して400年目にあたり、江戸時代の広島の文化に触れることのできるさまざまなイベントが開催されている。

HIROSHIMA Free Wi-Fi(ヒロシマフリーワイファイ)
 市が近隣市町等と連携して運用する、無料公衆無線LANサービス(Wi-Fi対応のパソコンやスマートフォンにより無料で利用できるインターネット接続サービス)で、外国人旅行者の利便性と満足度を高め、「おもてなしの観光」を推進することを目的としている。

国民健康保険事業の県単位化
 国民健康保険法が改正され、平成30年度から都道府県が財政運営の責任主体として、市町村とともに国民健康保険を運営している。

平和首長会議
 昭和57年、当時の荒木武広島市長の呼びかけにより設立された国際機構。世界の地方自治体で構成されており、世界163カ国・地域7,833都市の賛同を得ている(2019年10月現在)。

ひろしま保育・介護人材支援事業
 国の保育・介護人材の処遇改善等の対策を補完・補強する事業として、同事業に加入する民間の保育・介護事業者の職員に対し、買物補助券等を発行し、協力企業各店舗において買物支援サービスを提供している。本市では「ひろしま保育・介護人財サポート事業」という。

似島地域活性化ビジョン
 似島の将来像の作成に向け、各種調査や住民の会合等を行い、住民や関係者と将来の方向性を検討する取り組み。

災害備蓄食料
 災害時に避難された方々が必要となる食料で、小学校等の生活避難場所や、広島市民球場(マツダスタジアム)、市総合防災センターなどの防災備蓄倉庫で、乾パン、クラッカー、アルファ化米を備蓄している。粉ミルクについては、市立保育園で備蓄している。

コミュニティバス
 地方自治体が、交通空白地域・不便地域の解消等を目的として運行を確保するバス。

避難行動要支援者
 要介護度の高い高齢者や身体障害者の方など、災害時などに自ら避難することが困難な方で、円滑・迅速な避難の確保を図るため特に支援を要する方。

市議会ホームページ、フェイスブックを開設しています。
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