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平成24年 広島市食中毒発生状況

ページ番号:0000139242 更新日:2020年3月11日更新 印刷ページ表示

1 概要

(1) 平成24年に市内で発生した食中毒の総事件数は92件、総患者数は2,413人であった。平成23年と比較すると、事件数は8件減少(対前年比8.0%減)し、患者数は2,164人増加(対前年比869.1%増)した(図1)。

年次別にみた食中毒総事件数・総患者数

(2) 総事件数92件のうち、患者1人の散発事例は71件であり、全事件数の77.2%を占めていた。

 患者数2人以上の集団事例は21件(22.8%)であり、このうち患者50人以上の集団事例は3件であった(表1)。

表1 年次別にみた食中毒発生状況
年次別にみた食中毒発生状況

2 病因物質別にみた発生状況

 総事件数92件のうち、カンピロバクターによるものが68件(67.3%)と過半数を占め、次いでノロウイルスが12件(13.0%)であった。また、市内で初めて寄生虫(アニサキス)による食中毒が2件(2.2%)発生した。

 総患者数2,413人のうち、ノロウイルスによるものが2,247人(93.1%)と約9割を占めた(図2)。

病因物質別にみた総事件数・総患者数

3 月別にみた発生状況

(1)月別の事件数は、前年と同様に、顕著な傾向は見られなかった。事件数が最も多かったのは6月(11件)であり、次いで8月(10件)が多かった。月平均事件数は7.7件であった。

 また、患者数は、大規模ノロウイルス食中毒の発生により、12月が2,136人と突出して多く、次いで1月(80人)、6月(35人)の順に多かった。月平均患者数は201.1人であった(図3)。

月別発生状況(平成24年総数)

(2)病因物質別でみると、カンピロバクターは年間を通して発生し、月平均事件数は5.7件であった。また、ノロウイルスは、秋から春(3月を除く、10月~4月まで毎月)にかけて発生した(表2)。

表2 病因物質別事件数の月次推移(平成24年 総数)病因物質別事件数の月次推移(平成24年総数)

4 原因施設別にみた発生状況

 総事件数92件のうち、原因施設が判明したものは20件(21.7%)、不明は72件(78.3%)であった(表3)。

表3 原因施設別にみた発生状況(平成24年 総数)

原因施設別にみた発生状況(平成24年総数)

5 原因食品別にみた発生状況

 総事件数92件のうち、原因食品又は食事が判明したものは20件(21.7%)、不明は72件(78.3%)であった(表4)。

表4 原因食品別にみた発生状況(平成24年 総数)

原因食品別にみた発生状況(平成24年 総数)

6 患者数2人以上の集団食中毒事件

(1) 原因施設別にみると、飲食店が11件(52.4%)と最多であった。

 また、病因物質でみると、ノロウイルスが12件(57.1%)と最も多かった。このうち3件は、患者数50人以上の集団事例であり、12月には、仕出屋の弁当による2,035人の大規模食中毒が発生した(表5)。

表5 患者数2人以上の集団食中毒事件

患者数2人以上の集団食中毒事件

(2) 月別事件数でみると、秋から春(10月~4月)にかけて発生が多く、このうち75.0%がノロウイルスによるものであった(図4)。

集団食中毒における病因物質別事件数の月次推移

7 患者数1人の散発食中毒事件

(1)散発食中毒71件のうち、カンピロバクターが64件(90.1%)とほとんどを占め、春から秋(3月~10月)にかけて増加する傾向が見られた(図5)。

散発食中毒における病因物質別事件数の月次推移

(2) カンピロバクターについてみると、年齢階級・性別の患者数は、5歳~9歳が17人(26.6%)と最も多く、次いで20歳代が16人(25.0%)であり、いずれも男性が多かった。また、0歳~19歳までの未成年者の患者は31人(48.4%)と全体の約半数を占めていた(図6)。

 また、原因施設及び原因食品は全て不明であった。

カンピロバクター散発食中毒の年齢階級・性別にみた患者数

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電話:082-241-7434/Fax:082-241-2567