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令和3年度第1回広島市医療安全推進協議会会議要旨
1 令和3年8月30日(月曜)予定の会議を緊急事態宣言発令のため中止し、出席予定委員に資料を郵送し、意見を求めた。後日、委員からの意見と説明をまとめて、各委員へ郵送した。
2 議題
(1) 広島市医療安全支援センターの概要と相談対応状況等について
(2) その他
3 委員の主な意見
(1) 統計資料に関する意見
- 電話での相談時間は原則30分以内となっているが、最長160分の相談がある。また、相談時間の分布で、30分以上の割合が22.7%もあり、原則30分が守られていないのが気になる。
- 特定の相談員に対して、毎日のように電話をかけてきていたとあるが、相談員の指名ができるのか。また、相談員は負担に感じることはないのか。
(2) 相談事例について
・7ページの「1 医療行為・治療内容に関すること」の(4)について
今後のために、受診内容の経過や症状等について、詳細に記録しておくことを勧めたとのこと。相談者も医療の専門的なこと等については、よく理解できないまま主治医等と話さなければならないことも多々あると思うので、大変良いアドバイスだったと思う。
・11ページの「4 医療情報等の取扱いに関すること」の(2)について
文書の管理・保存については、医療機関以外でも同様の問題があり、対応に苦慮することがある。中長期的には一定の指針を定めておくことも必要であると考える。
(3) 相談内容について
今後は協働意思決定(Shared-decision makings)SDMにより、治療方法を医療提供者と協働で決めていく時代である。広島市として、患者協働を推進する取組を考えてはどうか。