ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 市民局 > 市民局 国際平和推進部 平和推進課 > 広島平和記念資料館 学習ハンドブック 原爆被害の実相

本文

広島平和記念資料館 学習ハンドブック 原爆被害の実相

ページ番号:0000009492 更新日:2023年2月17日更新 印刷ページ表示

●原爆と通常兵器との違い

爆発の瞬間、強烈な熱線と放射線が四方へ放出されました。また、熱によって周りの空気が大きく膨らみ、爆風となって広がりました。これら3つが複雑に作用して大きな被害をもたらしました。

原爆による被害の特質は、無差別の大量破壊と大量殺りくが瞬時に引き起こされること、また、放射線による障害がその後も長期間にわたり人々を苦しめたことです。

●被害状況

原爆が投下された時、広島市には市民や軍人など合わせて約35万人がいたと考えられています。原爆によって死亡した人の数については現在も正確には分かっていませんが、1945年(昭和20年)12月末までに、約14万人が死亡したと考えられています。

原爆は、爆心地(※)の島病院の上空600mで爆発しました。壁の厚さが1mもあったとされる島病院も、原爆のすさまじい破壊力によって、わずかに玄関周りの円形窓と丸柱だけを残して崩れました。

(※)原爆が爆発した場所の真下の地点