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平成26年度第1回広島市社会教育委員会議 会議要旨

ページ番号:0000010826 更新日:2019年10月21日更新 印刷ページ表示

1 開催日時

平成27年3月19日(木曜日) 14時00分~16時00分

2 開催場所

広島市役所 議会棟4階 第3委員会室

3 出席者

(1) 社会教育委員(出席12名)

網師本真季委員、小田長委員、齋藤圭子委員、酒川茂委員、佐々木洋子委員、鈴木英子委員、武鑓圭子委員、橋本真知子委員、正本大委員、松本耕二委員、山川肖美委員、和田秀次委員

(2) 事務局(7名)

林生涯学習課長、松田青少年育成部育成課長、高山非行防止・自立支援担当課長、田村生涯学習課課長補佐、与倉生涯学習課課長補佐、藤井生涯学習課主査、谷川生涯学習課主査

4 公開・非公開の別

公開

5 傍聴者

なし

6 会議次第

  1. 開会
  2. 議事
    • ア 議長、副議長の選出
    • イ 平成27年度生涯学習・社会教育関連主要事業及び関連予算について
    • ウ 平成27年度社会教育関係団体への補助金の交付について
    • エ 施設の老朽化への対応について
      • (ア) 「ハコモノ資産の更新に関する基本方針」について
      • (イ) 旧市民球場跡地の活用について
    • オ その他
      • (ア) 広島市こども図書館条例の一部改正について
      • (イ) 広島市公民館条例の一部改正について
      • (ウ) 社会教育委員が関係する他都市での大会等の予定について
      • (エ) その他
  3. 閉会

7 会議資料

  • 資料1:平成27年度生涯学習・社会教育関連主要事業について
  • 資料2:平成27年度社会教育関係団体への補助金の交付について
  • 資料3:「ハコモノ資産の更新に関する基本方針」について
  • 資料4:旧市民球場跡地の空間づくりのイメージ
  • 資料5:広島市こども図書館条例の一部改正について
  • 資料6:広島市公民館条例の一部改正について
  • 資料7:社会教育委員が関係する他都市での大会等の予定について

8 議事の概要

ア 議長、副議長の選出

 議長に小田委員、副議長に山川委員を選出

イ 平成27年度生涯学習・社会教育関連主要事業及び関連予算について

 資料1に基づいて、平成27年度生涯学習・社会教育関連主要事業及び関連予算について、概要を説明(林課長、松田課長、高山課長)

質疑等

(橋本委員)
 中央公民館の耐震診断ということで、約300万円の予算が計上されているが、この公民館は、市営基町アパートの住民の利用も多いので、地域に喜ばれるような建物の建て替えも検討してほしい。

(林課長)
 「ハコモノ資産の更新に関する基本方針」は、2月に公表した。しかし、個々の建物の具体的な方針が出るのには、もう少し時間がかかり、中央公民館がいつ、どのような形で建替えられるかということが決まっているわけではない。所管課としては、これからも建て替えの検討は行ってまいりたい。

(武鑓委員)
 中央公民館の建物は、地下に風呂があったり、卓球場があったりして高齢者などの利用も多いが、老朽化が進んでいるため、今のままだと危険だと思う。

(小田議長)
 中央公民館は、築何年か。

(与倉課長補佐)
 約40年である。

(網師本委員)
 臨床心理士による心理教育相談というのは、学校カウンセラーのことなのか。

(松田課長)
 市役所北庁舎別館1階の広島市青少年総合相談センターで、専門知識をもった臨床心理士が月曜日から木曜日の間、青少年に関する様々な悩み事について、心理教育相談を行っている。

(網師本委員)
 相談指導事務その他で5,624万9千円計上されているが、内訳は何か。

(松田課長)
 相談員の人件費などである。

(網師本委員)
 どういう人たちが相談員なのか。

(松田課長)
 臨床心理士、社会福祉士、退職校長などで7名ほどいる。

(網師本委員)
 最近は、発達障害の子どもや発達障害のため学校に行けない子どもの相談が増えているが、こういった相談指導は、いろいろな形で充実してほしいし、相談窓口についても発信してほしい。

(松田課長)
 今後は、学校とも連携を取りながら、良い方法がないか検討しているところである。

(鈴木委員)
 「こども110番の家」は、始まって10年以上経っているため、登録している方が亡くなったり、「こども110番の家」に値するような支援が難しくなっている実態がある。この「こども110番の家」の予算は何に使われ、「こども110番の家」として登録している所の実態調査はどのようにしているのか。

(松田課長)
 小学校区ごとに青少年健全育成連絡協議会が中心となり、学校やPTA等と連携して、「こども110番の家」の新規登録や理解を深めていただくための普及・啓発を行うとともに、店舗等の廃業や高齢化に伴う登録の辞退等についての実態把握に努めていただき、登録名簿の更新を行っている。予算については、地域の方々に安心して協力いただくための傷害保険の加入やステッカー・プレートの作成等に必要な経費を計上している。

(武鑓委員)
 いろいろな相談指導があるが、青少年の健全育成ということで、健康福祉局とお互いが連携を取って行っているのか。

(松田課長)
 青少年総合相談センターで受ける相談は、教育、不登校、しつけ、進学といった内容だが、相談内容によっていろいろな話が出てくるので、本人の希望により、学校や児童相談所など関係部署と連携を取っている。非行防止・自立支援担当の方では学習支援などでも連携を取っている。

(高山課長)
 非行を起こさせないための学習支援ということでやっているが、そういう子どもの中には生活保護世帯の子どももいる。そういう場合は、家庭相談員等にも学習支援の中に入ってもらっている。

ウ 平成27年度社会教育関係団体への補助金の交付について

 資料2に基づいて、平成27年度社会教育関係団体への補助金の交付についての概要を説明(林課長、松田課長)

エ 施設の老朽化への対応について

 資料3「ハコモノ資産の更新に関する基本方針」及び資料4「旧市民球場跡地の空間づくりのイメージ」に基づいて、施設の老朽化への対応について、概要を説明(林課長)

質疑等

(酒川委員)
 広島大学跡地は、どういう位置づけになっているのか、どのような方向性が予測できるのか。

(林課長)
 都市整備局都市機能調整部で、広大跡地の活用策は検討している。今回は、社会教育施設に関係しているものとして「ハコモノの更新に関する基本方針」と「旧市民球場跡地の空間づくりのイメージ」について説明させていただいた。

(酒川委員)
 旧球場跡地の活用やハコモノについての検討は、非常に重要なことであるから、広い視野と情報交換や広く連携した機関の創設が必要ではないかと思う。

(山川副委員長)
 「ハコモノの更新に関する基本方針」の資料の中で、公民館は汎用サービス型の近隣に分類されているが、これは集会所と類似しているため、ここに入ってきたと推測されるが、この根拠を教えてほしい。集会所と同じ施設に集約させようとしているのか。
 現在のこども図書館は、築34年となっているが、建て替え前には丹下健三氏設計の建物があった。こういった歴史の継承を考えているのか。単に機能を文化芸術施設に集約させていくのは良いが、歴史的な繋がりを各施設に持たせることを考えているのか。建物ができた後の利用者が、単なるお客さんではなく、まちの機能を考え、施設の機能を考えていく、そして一緒に盛り立てていくという仕掛けを考えていくという発想はないのか。

(林課長)
 公民館の分類の考え方であるが、用途が幅広いので、「ハコモノの更新に関する基本方針」を取りまとめた企画総務局が、全体のバランスを見たうえで、汎用サービス型に分類したと考えている。将来的に貸館にしていくということを考えているわけではない。あくまでコミュニティー振興の拠点としての公民館の役割は、これからも強くなっていくと考えている。
 中央図書館やこども図書館を具体的にどういった形で建設する、あるいはソフトをどう考えていくかという検討は始まったばかりで、当面は導入機能を具体化する検討を行っていくことになる。山川委員から貴重な意見をいただいたので、こども図書館の歴史を踏まえて、どう発展させていけるか、建設に当たって市民参画という切り口でどういった形で取り入れていけるかということを含めて、今後検討していきたい。

(正本委員)
 「ハコモノの更新に関する基本方針」の中で博物館という定義があったが、広島市には博物館はないのだから、違う言葉にした方が良いのではないか。また、21ページの中に「市域内の広島県の設置する類似施設との役割分担や連携を検討する。」とあるが、この考え方は、重要だと思うので、県にどんな類似施設があるかをリストアップして整理するのが良いのではないか。
 球場跡地利用の件で、丹下健三氏の考えでは、広島市の緑の軸線は、東西の軸が平和大通り、南北の軸が中央公園に至るまでとなっているので、そこを踏まえた議論をしてほしい。

(小田議長)
 広島県と広島市の連携は重要だと思うので、より一層議論を深め、市民の声が届くようにしてほしい。

(5) 広島市こども図書館条例の一部改正について
 広島市公民館条例の一部改正について
 社会教育委員が関係する他都市での大会等の予定について

 資料5「広島市こども図書館条例の一部改正について」、資料6「広島市公民館条例の一部改正について」及び資料7「社会教育委員が関係する他都市での大会等の予定について」に基づいての概要を説明(林課長)

(6) その他

(網師本委員)
 「旧市民球場跡地の活用について」の議題が出たが、これは社会教育委員に対し、何か意見を求められているのか。それとも「社会教育委員会議で承認される」というプロセスがあるのか。

(林課長)
 旧市民球場跡地の活用については、既に議会への説明を行い、公表も終えている。今回は、社会教育施設と関わりがあるということで情報提供をさせていただいた。今回いただいた意見の中で、今後反映できるものがあれば、取り入れていきたい。

(小田議長)
 我々社会教育委員として参加する以上は、この会議が報告会にとどまらず、次の新しいプロジェクトに繋がればと思っている。

(斎藤委員)
 予算の中で「少年サポートセンターひろしまの設置・運営」というのがあるが、この予算で、実際どのようなことをするのか。

(松田課長)
 警察と連携しながら少年相談や街頭補導を行う。また、補導された少年や犯罪を受けた少年とその保護者に対する支援、学習支援、就学・就労支援に取り組む。さらに、生徒指導上の課題を抱える学校への支援を充実させる予定である。

(田村課長補佐)
 社会教育委員会議は、次回の会議の日程は、改めて調整させていただきたい。
 事務局からは以上である。

(小田議長)
 本日は熱心なご審議に感謝する。以上で閉会とする。