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平成28年度決算審査意見書

ページ番号:0000004027 更新日:2019年10月21日更新 印刷ページ表示

1 決算審査

 市長から審査に付された決算及び附属書類について、関係法令に準拠して作成されているかを確認するとともに、証書類と照合することなどにより、予算の執行等が適正に行われているか審査しました。

(1)各会計歳入歳出決算(平成29年9月26日審査意見書提出)

 平成28年度各会計歳入歳出決算(一般会計及び19特別会計)及び政令で定める書類は、いずれも関係法令に準拠して作成されており、その計数は正確であり、かつ、予算の執行はおおむね適正であることを認めましたが、今後の財政運営に当たり、以下の意見を付しました。

意見

 今後の財政運営に当たっては、平成28年2月に策定された「財政運営方針(平成28年度~平成31年度)」における財政運営の基本方針及び基本方針に基づく取組を着実に推進するとともに、的確な予算編成と適切かつ効率的な予算執行に意を用いながら、「世界に誇れる『まち』広島」の実現に向けて引き続き努力されたい。

(2)公営企業会計決算(平成29年9月12日審査意見書提出)

 平成28年度公営企業決算(水道事業・下水道事業・安芸市民病院事業)並びに事業報告書及び政令で定めるその他の書類は、いずれも関係法令に準拠して作成されており、その計数は正確であり、かつ、経営成績と財政状態を明瞭に表示していることを認めましたが、各事業を取り巻く経営環境は依然として厳しいものと予測されることから、以下の意見を付しました。

水道事業に対する意見

 中期経営計画(平成26年度~平成29年度)に基づき主要施策を推進するとともに、人件費、工事費及び維持管理経費の削減等による経営の効率化や、企業債の借入額の抑制及び着実な残高の削減などによる財務体質の強化等に引き続き積極的に取り組まれたい。

下水道事業に対する意見

  • ア 下水道事業中期経営プラン(平成28年度~平成31年度)に掲げた事業計画を着実に進めるとともに、施設の維持管理や工事に係るコスト削減による経営の効率化や、財務体質の強化に引き続き積極的に取り組まれたい。
  • イ 平成26年8月の大規模な土砂災害の経験から、市民の安全・安心への関心が高まっている中で、合流式下水道で整備している中心市街地では、都市化の進展による雨水浸透域の減少や局所的な豪雨に対応できていないため、浸水被害が発生している。
    これまでも、浸水対策は実施されてきているが、平成28年度からの中期経営プランに基づき抜本的な浸水対策を、着実に推進されたい。

安芸市民病院事業に対する意見

  • ア 安芸市民病院においては、収益の増加への様々な取組により、平成27年度には207万円の純利益を確保したが、平成28年度において、再び72万円の純損失を生じ、累積欠損金は、平成28年度末において5億5,508万円となっており、さらなる経営の健全化を図る必要がある。
    安芸市民病院は、平成13年12月に公設民営方式で開設され、平成18年度からは指定管理者制度を導入しており、一般社団法人広島市医師会(以下「医師会」という。)が指定管理者として、当面、平成37年度まで運営することとなっている。
    平成28年度には、再び純損失を生じ、さらに、老朽化した施設の再整備等の課題もあることから、これまで以上に医師会と連携し、一層の経営の効率化等に取り組むとともに、継続して純利益が確保できるよう、経営のあり方について検討されたい。
  • イ 安芸市民病院と地方独立行政法人広島市立病院機構に属する4つの病院とが引き続き連携し、5病院が一つの病院群として市民に信頼され、必要とされる質の高い医療を継続的かつ安定的に提供し、多様化・高度化する市民のニーズへの的確な対応に努められたい。

2 土地開発基金の運用状況審査

 市長から審査に付された基金の運用状況を示す書類について、計数を確認するとともに、その運用が設置目的に従って、確実かつ効率的に運用されているか審査しました。

土地開発基金の運用状況(平成29年9月26日審査意見書提出)

 平成28年度土地開発基金の運用状況を示す書類の計数は正確であり、その運用は設置目的に従い良好であることを認めました。

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このページに関するお問い合わせ先

監査事務局 監査第一課
電話:082-504-2533/Fax:082-504-2338
メールアドレス:kansa@city.hiroshima.lg.jp

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