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水道局及び財政援助団体等の監査の結果(平成22年9月2日)
広島市監査公表第32号
平成22年 9月 2日
広島市監査委員 南部 盛一
同 野曽原 悦子
同 太田 憲二
同 今田 良治
定期監査及び行政監査並びに財政援助団体等監査結果公表
地方自治法第199条第2項、第4項及び第7項の規定により標記の監査を実施したので、同条第9項の規定によりその結果を下記のとおり公表する。
記
- 監査の対象
- 水道局 配水部 配水課、管路設計課、工事事務所、(中、東、安佐南、安佐北、安芸、佐伯)
- 財団法人広島市水道サービス公社
- 監査の範囲
- 平成21年度に属する収入、支出、契約等財務に関する事務等(財政援助団体等にあっては、出納その他の事務に限る。)
- 平成21年度に属する水道施設情報管理システムの運用(行政監査のテーマとして設定)ただし、必要に応じて過年度及び平成22年度の事務も対象とした。
- 監査の期間 平成22年4月22日から同年7月11日まで
- 監査の方法
- 収入、支出、契約等財務に関する事務等について
監査に当たっては、財務事務が適正に執行されているかどうか、並びに市の事務が合規的、経済的、効率的及び有効的に執行されているかどうかを主眼として実施し、抽出により関係書類を検査照合するとともに、関係職員から説明を聴取した(財政援助団体等の監査に当たっては、出納及び出納に関連した事務が適正に執行されているかどうか、抽出により関係書類を検査照合するとともに、関係職員から説明を聴取した。)。 - 水道施設情報管理システムの運用(行政監査のテーマとして設定)について
監査に当たっては、次の着眼点により実施し、抽出により関係書類の検査照合及び情報システム機器の設置状況等の確認を行うとともに、関係職員から説明を聴取した。- ア 水道施設情報管理システムが保有する情報資産及び情報システム機器について、広島市情報セキュリティポリシー及び水道施設情報管理システム情報セキュリティ実施手順書に基づき適正な情報セキュリティ対策が講じられているか。
- イ 情報更新は適切な時期に行われているか。
- ウ 水道施設情報管理システムは、導入の目的を達成しているか。また、有効に活用されているか。
- 収入、支出、契約等財務に関する事務等について
- 監査の結果
- 収入、支出、契約等財務に関する事務等について
おおむね適正に処理されていた。 - 水道施設情報管理システムの運用(行政監査のテーマとして設定)について
次に述べる事項を除いておおむね適正に処理されていた。
(水道施設情報管理システムの運用について)
水道局では、平成7年度から、国において導入された道路管理システムへの対応及び水道施設情報の一元管理による維持管理業務等の迅速化・効率化・高度化を目的として水道施設情報管理システム(以下「情報管理システム」という。)を導入している。その導入経費については約10億4,100万円であり、平成21年度における運用経費については年間約4,200万円を要している。
しかしながら、このように多額の費用を要して導入・運用している情報管理システムについて、これまで費用対効果を始めとする定量的な効果測定による導入の評価や利用状況の把握は行われていなかった。
ついては、経済性を発揮して能率的・合理的な業務運営を行い最小の経費で最良のサービスを提供するという地方公営企業の経営の基本原則を踏まえ、費用対効果等の評価を行い、その結果に基づき、情報管理システムのあり方を検討されたい。
- 収入、支出、契約等財務に関する事務等について
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