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記念事業(4 復興したまちの魅力の再発見と更なる発展)

ページ番号:0000109945 更新日:2015年2月28日更新 印刷ページ表示

44 「広島通り御祭礼神輿行事(ひろしま とおり ごさいれい みこし ぎょうじ)」の復活・継承

目的

 「通り御祭礼」は、広島東照宮の祭礼における神輿行列として、徳川家康の50年忌にあたる寛文6年(1666年)に始まり、以来50年ごとに行われていたもので、当初、広島藩側で行う官祭としての性格が色濃かったが、次第に町民が行列に参加するようになりイベント化が進むなど、広島城下における都市祭礼としての性格を備えるようになった。
 しかしながら、文化12年(1815年)以降、慶応元年(1865年)は長州戦争、大正4年(1915年)は第一次世界大戦、昭和40年(1965年)は原爆被害の復興途上のため、神輿行列は行われていない。
 戦争や原爆被害のために200年途絶えた神輿行列を、しきたりに従って昭和40年(1965年)の50年後にあたる平成27年(2015年)に復元・復活させることにより、広島固有の伝統文化の継承を図る。

内容

 神輿行列の復元・復活に際し、実施母体となる経済人、学識経験者及び地域住民等が参画する「通り御祭礼実行委員会」に対し、広島固有の伝統文化の継承を図る観点から指導・助言を行う。

備考

実施時期 平成27年10月10日(土)
場   所 広島東照宮~饒津神社

担当局・課

市民局文化スポーツ部文化振興課文化財担当

 

45 70年目の広島の旅の実施

目的

 原爆の惨禍を経験してそれを乗り越えた平和都市「広島」でしか体感できない観光メニューを開発するとともに、「70年目の広島の旅」として取りまとめてプロモーション活動を行うことにより、平和都市としての求心力の向上を図り、広島の魅力を発信する。

内容

1 「70年目の広島の旅」のプロモーション、広島巡りの旅の実施
  観光客に訴求効果のある被爆70周年記念事業を「70年目の広島の旅」として取りまとめ、旅行会社等への
 プロモーション活動を行う。また、被爆前と現在の市街地を比較しながら街歩きをするコースや、被爆電車で
 被爆建物等を巡り、併せて上田宗箇流の茶道を体感できるコースを設定し、広島巡りの旅を実施する。

2 折り鶴とうろう流しの実施
  8月6日に行われる「ピースメッセージとうろう流し」において、折り鶴とうろうを川面に浮かべる。

3 ひろしまドリミネーション・被爆70周年区画の展開
  NHK広島放送局南側緑地などにおいて、平和をイメージしたライトアップを展開する。

備考

・ 広島巡りの旅の実施
 「今昔をたどるまち歩きガイド」
  実施時期 平成27年7月~9月の毎週日曜日
 「被爆電車と武家茶道『上田宗箇流』の体験」
  実施時期 平成27年9月5日、19日、10月3日、17日、11月7日、14日の土曜日
・ 折り鶴とうろう流しの実施
  実施時期 平成27年8月6日(木)
  場   所 元安川親水護岸
・ ひろしまドリミネーション・被爆70周年区画の展開
  実施時期 平成27年11月17日(火)~平成28年1月3日(日)
  場   所 平和大通り

担当局・課

経済観光局観光政策部観光企画担当

 

46 復興の都市計画についての企画展の開催

目的

 被爆から70年が経過し、市民の間で復興の記憶が薄れつつある一方で、東日本大震災を契機として、都市の復興が注目を集めており、広島の復興の過程を次世代に劣化させることなく継承していくことの必要性が、以前にも増して高まっている。
 このため、復興の都市計画について市民目線で紹介する企画展の開催等により、広島市を平和記念都市として建設する理念及び意義についての市民の理解の促進と、復興の歴史の継承を図る。

内容

 広島の復興において広島平和記念都市建設法と都市計画が果たした役割を紹介する企画展(パネル展示等)を開催する。
 ・ パネル展示
   戦後の復興まちづくりを、広島東洋カープの歩みと対比しながら学ぶパネル展示
 ・ 収蔵品展示
 ・ 特別映像企画
   小学生からの質問に、カープOBが答える形で、各時代における、街とカープの様子を振り返るインタビュー動画の
   上映(聞き手・松井市長)

備考

開催時期 平成27年7月31日(金)~8月10日(月) 午前9時30分~午後8時
会   場 合人社ウェンディひと・まちプラザ 北館4階ギャラリーA・B

担当局・課

都市整備局都市計画課

 

47 広島の誇りある景観まちづくりプロジェクトの実施

目的

 被爆による廃墟からの復興の過程で整備された平和記念公園や平和大通り、河岸緑地などは、広島固有の景観を形成するものとして、大きな役割を果たしている。また、原爆ドーム、原爆死没者慰霊碑、平和記念資料館は平和記念公園の設計理念の柱として、南北一直線上に配置されており、この軸線を見通す景観は、本市の都市づくりの基軸の一つとして特に重要である。こうした都市資源を再認識し、後世に確実に継承していくとともに、将来に向けた「広島らしさ」を感じるまちづくりにつなげる。

内容

1 都市軸の銘板等設置
  平和記念資料館の再整備に合わせて、南北軸を見通す景観の主要な視点場である資料館本館下床面に、
 南北軸の存在を広く周知するための表示を行うとともに、その付近に説明板を設置する。中工場についても、
 同様の趣旨で説明板を設置する。

2 広島の景観をとらえた写真集の作成等
  平和、歴史・文化、水と緑、にぎわい・おもてなしの観点から広島の景観をとらえた写真を市民から募集し、
 被爆70周年の広島の景観にふさわしい写真を選考した上で、写真集を作成する。写真はデジタル化し、
 情報発信する。また、広島らしい眺望景観を選び、そこを望む眺望点からの定点写真の撮影を行い、
 パンフレットを作成する。
  写真の選考等は、広島市ひろしま街づくりデザイン賞受賞者選考審議会において行う。

備考

1 都市軸の銘板等設置 平成29年度 銘板・説明板の設置

2 広島の景観をとらえた写真集の作成等
  平成27年度 審議会の開催、写真の募集等
  平成28年度 審議会の開催、定点写真の撮影、写真集・パンフレットの作成等

担当局・課

都市整備局都市計画課都市デザイン担当

 

48 全国花のまちづくり広島大会の開催

目的

 花と緑あふれる美しいまちの実現は、地域に誇りと愛着を持つ市民・企業の自主的活動とそれを支える行政の取組が組み合わさって可能となる。
 市民の花と緑のまちづくりに対する意識醸成を図るとともに、市民・企業等との協働による取組をさらに進める契機とするため、全国花のまちづくり地方大会※1を誘致・開催する。

 ※1 全国的な花のまちづくりの普及を目的として、毎年、春の都市緑化推進運動期間(4月1日~6月30日)中の
   2日間、開催地の地方公共団体と花のまちづくりコンクール推進協議会(事務局:(公財)日本花の会)との共催で
   開催されている。

内容

 本市が事務局となり、地域団体の代表者等及び(公財)日本花の会からなる実行委員会を組織し、大会の企画、準備、運営に当たる。
 大会では、花のまちづくりに取り組んでいる地域団体や、全国花のまちづくりコンクール※2の入賞者による事例発表、基調講演、大会参加者による交流会、現地見学会などを実施する。

 ※2 花のまちづくりを国民的な市民運動として普及、定着させるために、全国各地で取り組まれている花や緑による
   優秀な活動を顕彰し、広く紹介するものとして実施されている。

備考

平成26年度 実行委員会の設立、大会プログラム等の企画、PR活動等
平成27年度 大会開催 開催時期 平成27年4月25日(土)、26日(日)
               会   場 広島国際会議場(主会場)、中央公園等

担当局・課

都市整備局緑化推進部緑政課花と緑の施策担当

 

49 平和を象徴する緑の保存・継承事業の実施

目的

 先人のたゆまぬ努力と国内外の多くの人たちの協力により原爆の被災から緑豊かな都市へと復興してきた本市の歴史をアピールし、被爆100周年に向けてさらに平和を象徴する緑の保存・継承を進めていくもので、広島の復興した姿と平和への思いを未来に伝える空間づくりに寄与する。

内容

1 友好の木 -ハナミズキ・イニシアチブ
  大正元年(1912年)に日本から米国に3,000本のサクラが寄贈されてから100周年を迎えたことを記念して、
 友好の象徴として米国から日本の主要な都市へ3,000本のハナミズキを贈る日米合同のプロジェクトであり、
 平和大通りで植樹式を行う。

2 供木運動等寄付樹木の保存・継承
  市民や来訪者に「供木運動」などの取組を知ってもらうための説明プレートを、平和記念公園や平和大通りに
 設置する。また、供木運動や海外からの寄贈により植えられた樹木のうち、衰弱が認められる個体の樹勢回復
 に向け、樹勢調査を行う。

備考

1 友好の木 -ハナミズキ・イニシアチブ
  平成27年度 植樹式の開催
2 供木運動等寄付樹木の保存・継承
  平成27年度 供木運動等に関する資料収集・分析、樹勢調査
  平成28年度 説明プレート設置

担当局・課

都市整備局緑化推進部緑政課花と緑の施策担当

 

50 猿猴橋復元事業の実施

目的

 被爆橋の一つである猿猴橋には、大正15年に現在のコンクリート橋に架け替えられた際、電飾や鋳物の透かし彫りなど豪華な装飾が施されていたが、昭和18年、戦時下の金属資源不足のため発せられた金属類回収令により、これらの装飾品が全て供出された。また、昭和20年の原子爆弾投下では、欄干の一部が破損する被害を受けたものの、構造的な被害はわずかにとどまり、被災者の避難や救援活動に使われ、多くの命をつなぐ役割を担った。
 現在、地元では、広島の復興を見届けてきた猿猴橋の一部を、広島市立大学芸術学部の協力を得て復元し、後世に伝えようと募金活動が行われていることから、その取組と連携して、市民と公共の協働によるまちづくりを行うとともに、JR広島駅周辺において進められている再開発事業や河岸緑地整備などと併せ、来訪者に新たな都市の魅力を発信する。

内容

猿猴橋の諸元
 橋長:62.5m、有効幅員:8.2m、形式:5径間RCT桁・壁式橋脚

復元内容
 設置:親柱4基・照明柱8基、取替え:高欄40箇所

備考

平成26年度 設計
平成27年度 工事(平成28年3月完成予定)

担当局・課

道路交通局道路部道路課、街路課