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被爆体験証言者 高橋昭博氏の死去に対する市長コメント(2011年11月2日)

ページ番号:0000009812 更新日:2019年10月21日更新 印刷ページ表示

高橋昭博さんのご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、衷心より哀悼の誠を捧げます。

故人は、被爆の惨禍を生き抜き、昭和54年度から57年度まで広島平和記念資料館長を務められるなど、本市の平和行政に大きく貢献されるとともに、生涯に渡り、原爆の被害を受けその傷跡を身にとどめる者として、被爆の実相と核兵器廃絶への願いを訴え、聴く人に大きな感銘を与えてこられました。

最近では、ICNNDやノーベル平和賞受賞者世界サミットなど、広島で開催された国際会議の場を通して国内外の多くの人々に、被爆体験を語り、核兵器廃絶の必要性を力強く訴えてくださいました。

ここに改めて深く敬意を表しますとともに、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

そして今、改めて故人の遺志を受け継ぎ、被爆体験や平和への思いを次世代の人々と共有し、さらにその思いが世界に広がるよう人類の未来のため、そして世界恒久平和の実現のため、全力を尽くすことをお誓い申し上げます。

平成23年(2011年)11月2日
広島市長 松井 一實