ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 市長の発言、要請文 > 市長コメント > コメント > 核兵器禁止条約締約国会議の延期に対する市長コメント(2022年2月2日)

本文

核兵器禁止条約締約国会議の延期に対する市長コメント(2022年2月2日)

ページ番号:0000263282 更新日:2022年2月2日更新 印刷ページ表示

予定されていた核兵器禁止条約第1回締約国会議も、今回再び延期となったことは、感染拡大状況等を踏まえて会議参加者の安全を守るために下した決断と受け止めていますが、大変残念に思っています。

NPT再検討会議と核兵器禁止条約締約国会議の開催は、核保有国や核の傘の下にある国と非核保有国が、対話を通じた相互信頼を築いていく上で欠かすことができないものであり、緊迫化するウクライナ情勢を巡って米ロ欧州各国が武力衝突を回避し、物事を平和裏に解決しなければならない中で、今まさにこうした国家間の対話の必要性が増していると考えています。

一日も早く新型コロナウイルス感染症が収束に向かい、市民社会の参加の下で核兵器禁止条約締約国会議とNPT再検討会議が開催され、被爆地の市長として、また、世界の8,000を超える都市で構成される平和首長会議の会長として、各国政府代表に対して核兵器のない平和な世界の実現に向けてヒロシマの心を直接に伝え、具体的な進展を要請したいと考えています。

 

令和4年(2022年)2月2日

広島市長

平和首長会議会長  松井 一實