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インドとの原子力協定交渉の中止に関する国への要請(2015年12月9日)

ページ番号:0000010020 更新日:2019年10月21日更新 印刷ページ表示

内閣総理大臣 安倍 晋三 様
(各通)
外務大臣 岸田 文雄 様

インドとの原子力協定交渉の中止について(要請)

今週末に予定される安倍総理のインド訪問において、我が国とインドとの間での原子力協定について、妥結に向けた動きがあるとの報道がなされています。

経済分野や安全保障分野において、インドとの良好な関係を構築することは重要であることは言うまでもありません。しかし、この協定は、核物質や原子力関連技術・資機材の核兵器開発への転用の懸念を生じさせるものであり、広島・長崎の被爆者を始めとする多くの市民が核兵器を廃絶する上での障害となりかねないものと考えています。また、我が国は、NPT(核不拡散条約)非締約国に対して非核兵器国として早期かつ無条件での加入を要請している立場にありながら、この協定についての交渉を行うならば、自らがNPT体制の空洞化を招くことになりかねません。

日本政府におかれては、これまでも被爆地から繰り返し行ってきた協定締結に向けた交渉中止の要請を今一度、想起していただき、ヒロシマ・ナガサキの思いを真摯に受け止め、交渉を中止するよう強く要請します。

平成27年12月9日

広島市長 松井 一實

長崎市長 田上 富久

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