ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

令和元年度 夏期食品一斉監視実施結果

ページ番号:0000041124 更新日:2020年1月15日更新 印刷ページ表示

令和元年度 夏期食品一斉監視の実施結果について

 例年、夏期には、カンピロバクター等の細菌性食中毒が多発します。そこで、広島市では、食中毒など食品による事故を未然に防止し、食品衛生の向上を図ることを目的に、7月1日から8月30日までの約2か月間、「夏期食品一斉監視」を実施しましたので、結果をお知らせいたします。

1 監視指導等の実施結果

(1)食品関係施設への立入検査

食品営業施設に対する立入検査(監視指導)を4,860施設について実施し、その内61施設で、表示や施設基準等の違反を発見しました。これらの施設に対しては、文書による改善指導等を行うなど、再発防止のための措置を講じ、改善を確認しました。

  • 監視指導を行った立入施設数 4,860施設
  • 違反のあった施設数 61施設

違反の内容

表示基準違反

施設基準違反

管理運営基準違反 食品の取扱不良

その他

件数(延べ)

27件

30件

1件 1件

2件

(2)主要な監視指導の実施結果

 飲食店、販売店、製造施設等への集中的な立入指導を行い、カンピロバクター、腸炎ビブリオなどの食中毒予防の指導をしました。

対象施設

内容

立入施設数

 鶏肉を取扱う施設

 近年多発している鶏肉を原因としたカンピロバクター食中毒を未然に防ぐため、鶏肉を取扱う飲食店や食肉処理施設等に対して、生食用もしくは加熱不十分な鶏肉を提供しないよう、監視指導を行いました。

1,252施設

 牛、豚、馬及び野生鳥獣肉の
 食肉や内臓を取扱う施設

 平成23年のユッケによる大規模食中毒を受けて、ユッケ等の生食用食肉の規格基準が制定されました。生食用食肉の取扱実態状況の確認を含め、規格基準の遵守状況について重点的に監視指導を行いました。また、平成27年6月12日より豚の生食が禁止されたため、豚肉の取扱い状況についても重点的に監視指導を行いました。その他、E型肝炎ウイルス食中毒を未然に防ぐため、イノシシなどの野生鳥獣食肉の取扱い状況についても指導しました。
1,267施設
 弁当屋、仕出し屋、旅館、
 給食施設等の大量調理施設
 大規模な食中毒を未然に防止するため、原材料の受入れ、下処理、加熱調理、保管、配送等の各段階における衛生管理の徹底について監視指導を行いました。 559施設

 魚介類及びその加工品を
 製造、処理及び販売する施設

 夏場に多発する腸炎ビブリオ食中毒を未然に防止するため、中央卸売市場、魚介類取扱施設、飲食店等での魚介類の下処理、保管状況等について監視指導を行いました。
1,051施設

 浅漬等の製造を行う施設

 平成24年の浅漬による大規模食中毒を受けて、浅漬の衛生基準が改正されました。浅漬製造施設での衛生基準の遵守状況について重点的に監視指導を行いました。
4施設

 広域流通食品等を製造及び
 販売する施設
 食品製造施設を中心に、原材料の取扱い、製造工程の各種記録の保存、製品の適切な保管等について監視指導を行いました。 880施設
 
 と畜場、食鳥処理場、食肉
 処理場等
 牛脊柱の分別管理が開始されたのを受けて、と畜場、食肉処理場での適切な分別管理について重点的に監視指導を行いました。 66施設

 食品を販売、製造する施設
 (適正表示の推進)
販売施設、製造施設で、販売、製造される食品等の表示について、適正な表示の実施状況について監視指導を行いました。 4,645施設

(3)食品の検査

 市内で生産又は製造された食品及び市内で販売されている食品148検体について、食中毒細菌等の微生物、食品添加物、残留農薬等を検査した結果、違反はありませんでした。また、生菌数が多い、大腸菌群や腸炎ビブリオが検出される等、衛生状態が不良と判定されたものが8検体ありました。違反や不良が発見された施設に対しては、食品の取扱いに関する指導を行い、改善を確認しました。

対象食品

魚介類

食肉

食肉製品及び食肉加工品

乳製品及び乳類加工品

アイスクリーム類

めん類

菓子類

野菜果物及び
その加工品

漬物

弁当
そうざい類

かん詰・びん詰食品

清涼・酒精飲料水

検体数

36検体

39検体

4検体

3検体

2検体

4検体

8検体

17検体

3検体

20検体

9検体

3検体

148検体

違反検体数

0検体 0検体 0検体 0検体 0検体 0検体 0検体 0検体 0検体 0検体 0検体 0検体 0検体

不良
検体数

1検体

0検体

1検体

0検体

1検体

0検体

3検体

0検体

0検体

2検体

0検体

0検体

8検体

2 食品衛生に関する知識の普及

食中毒予防キャンペーン(夏祭り、街頭PR)等により、市民や食品等事業者に対して食品衛生に関する知識の普及、食中毒予防、適正表示等の啓発を行いました。

食中毒予防パレードの画像

食中毒予防パレード

名称

実施月日・場所

内容

マツダスタジアム食中毒予防啓発

7月2日~9月27日(広島市民球場プロ野球開催日)
広島市民球場

大型ビジョンに食中毒予防の静止画を投影

 市場内食中毒予防啓発

 7月4日~8月14日、8月22日~10月18日
 (食中毒警報発令期間)
中央卸売市場及び東部市場内

横幕及びリーフレットを掲示

食中毒予防懸垂幕掲示

8月1日~8月14日
広島市役所本庁舎広報塔

「食中毒を防ぎましょう!」の懸垂幕を掲示

食中毒予防パレード

8月1日中区本通商店街

「食中毒を防ぎましょう」の横断幕を先頭に、街頭をパレードし、標語入りのうちわ等を配布して、食中毒予防を啓発

一日食品衛生監視員

8月1日
安佐南区のスーパーマーケット

大学生による食品売場の衛生管理の点検

食中毒予防キャンペーン

夏祭りへ参加、市内のスーパーマーケット店頭等での街頭PR

リーフレット、うちわの配布
(一社)広島市食品衛生協会、広島市生活衛生推進員及び広島市の3者共催により実施

3 食中毒の発生状況

7月から8月の間に食中毒は発生しませんでした。

このページに関するお問い合わせ先

健康福祉局 保健部 食品保健課 企画係
電話:082-241-7434/Fax:082-241-2567