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1 概要
2 病因物質別にみた発生状況
3 月別にみた発生状況
4 原因施設別にみた発生状況
5 原因食品別にみた発生状況
事件数は8件(対前年比33.3%増)、患者数は88人(対前年比83.3%増)で、平成31・令和元年と比較するといずれも増加した(図1)。
図1 年次別食中毒の事件数・患者数(※)
※ 「原因施設が『家庭・不明』であり、かつ病因物質が『自然毒・寄生虫以外』」のものを含まない。
本市では平成27年以来、5年ぶりにヒスタミンによる食中毒事件が発生した(表1)。
表1 令和2年 食中毒事件の概要
事件数8件の病因物質別の内訳は、ノロウイルス、カンピロバクター、アニサキスによるものが各2件、ヒスタミン及び病因物質不明が各1件であった(図2-1)。
図2-1 病因物質別にみた事件数
患者数88人のうち、ヒスタミンによる患者数が42人と約半数を占めた。一方、ノロウイルスは21人、カンピロバクターは7人であった(図2-2)。
図2-2 病因物質別にみた患者数
5月から8月にかけての夏季には食中毒の発生が無かった。患者数については、12月に「保育所」で発生した42人が最多であった(図3)。
図3 月別発生状況
アニサキスによるものが9月に2件続けて発生し、ヒスタミンによるものが12月に1件発生した(図4)。
図4 病因物質別事件数の月次推移
原因施設別の事件数は、「飲食店」が6件、「販売店」が1件、「保育所」が1件であった(表2)。
表2 原因施設別にみた発生状況
原因食品別の事件数は、魚介類を原因としたものが3件、食事のみ特定したものが5件であった(表3)。
表3 原因食品別にみた発生状況
健康福祉局 保健部 食品保健課
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