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例年、夏期には、カンピロバクター等の細菌性食中毒が多発します。そこで、広島市では、食中毒など食品による事故を未然に防止し、食品衛生の向上を図ることを目的に、7月1日から8月31日までの2か月間、「夏期食品一斉監視」を実施しましたので、結果をお知らせいたします。
夏期に多発するカンピロバクター等の食中毒予防のため、飲食店等の3,662施設に立入検査(監視指導)を行い、必要に応じて啓発用リーフレット等を用いて指導しました。
市内で生産または製造された食品及び市内で販売されている食品133検体について、食中毒細菌等の微生物、食品添加物等を検査した結果、違反はありませんでした。また、黄色ブドウ球菌や大腸菌群が検出され、衛生状態が不良と判定されたものが2件ありました。不良が発見された施設に対しては、食品の取扱いに関する指導等を行いました。
対象 |
総菜及びその半製品 |
魚介類 |
食肉 |
アイスクリーム類・氷菓 |
洋生菓子 |
菓子類 |
野菜果物及び |
漬物 |
かん詰・びん詰食品 |
清涼・酒精飲料水 |
その他 |
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検体数 |
30 |
45 |
18 |
2 |
6 |
1 |
12 |
3 |
8 |
3 |
5 |
違反検体数 |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
不良 |
1 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
食品販売施設及び食品製造施設において立入検査を実施し、食品等の表示(原材料、添加物等)について監視指導を実施するとともに、不適正な表示については文書等で改善を指導しました。
● 監視指導を行った立入施設数 3,293施設
● 違反状況 10件
項目 | 件数 | 内容 |
---|---|---|
品質事項 | 6件 | 原材料名、原材料原産地 等 |
衛生事項 | 4件 | アレルゲン、食品添加物 等 |
中央卸売市場における横幕の設置等により、市民や食品等事業者に対して食品衛生に関する知識の普及、食中毒予防、適正表示等の啓発を行いました。
食中毒予防パレード
名称 |
実施月日・場所 |
内容 |
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市場内食中毒予防啓発 | 6月9日~ (食中毒警報発令期間) 中央卸売市場及び東部市場内 |
横幕及びリーフレットを掲示 |
マツダスタジアム食中毒予防啓発 |
6月9日~ |
大型ビジョンに食中毒予防の静止画を投影 |
食中毒予防懸垂幕掲示 |
8月2日~8月31日 |
「食中毒を防ぎましょう!」の懸垂幕を掲示 |
夏期食品一斉監視期間中に食中毒事件(家庭内での食中毒)が2件発生しました。
健康福祉局 保健部 食品保健課 企画係
電話:082-241-7434/Fax:082-241-2567