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高温多湿な環境に長くいることで、徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態をいいます。屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。
めまい、立ちくらみ、筋肉痛、汗がとまらないなど
頭痛、吐き気、体がだるい(倦怠感)など
意識がない、けいれん、体温が高い、まっすぐに歩けないなど
(環境省 熱中症環境保健マニュアル2022<外部リンク>より抜粋)
・のどが渇いてなくても小まめに水分補給をしましょう。
・大量に汗をかいた場合は、水だけでなく、スポーツ飲料などで塩分も補給しましょう。
・暑い日は外出を避けましょう。
・屋外に出る場合には、日傘や帽子を着用しましょう。
・日陰など直射日光を避け、活動しましょう。
・室内では、冷房などの空調設備を利用し、ブラインドやすだれなどで直射日光を遮りましょう。
・自宅に冷房がなく適切な温度が保てない等の場合には、ひろしまクールシェアなど近くの涼しい場所で過ごしましょう。
・熱中症特別警戒情報発表時には、広島市の指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)を活用いただけます。
●ひろしまクールシェアキャンペーンサイト<外部リンク>
・ゆったりとした衣服で、襟元をゆるめて通気しましょう。
・吸汗・速乾素材や軽・涼スーツ等を活用しましょう。
・炎天下では、輻射熱を吸収する黒色系の素材を避けましょう。
・日頃から適度に運動し、汗をかく習慣を身に付けることで、熱中症にかかりにくい体をつくりましょう。
・じっとしていれば、汗をかかないような季節からでも、少し早足でウォーキングし、汗をかく機会を増やしていれば、夏の暑さに負けない体をより早く準備できることになります。また生活習慣病の予防効果も期待できます。
・熱中症の発生には、その日の体調が影響します。寝不足や二日酔い、風邪などの体調が悪い時は、熱中症にかかりやすいので、体調管理に気を付けましょう。
・体調が悪い時は、暑い場所での活動は控えましょう。
熱中症対策について、より分かりやすく動画で紹介しています。
『気象予報士と学ぶ!2024年の熱中症対策』
制作:NPO法人気象キャスターネットワーク 協力:大塚製薬
環境省では、熱中症対策の普及啓発に活用できる資料を作成しています。
環境省熱中症予防サイト 普及啓発資料のダウンロード<外部リンク>