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南区コミ協ニュース第51号(令和3年7月1日発行)
「コミ協ニュース」は、南区コミュニティ交流協議会が発行している地域情報誌です。4月、7月、10月、1月の年4回、南区の地域団体の活動をご紹介しています。
南区にお住まいの方だけでなく、南区に関心のある方、南区がふるさとの方にも、楽しんでいただける情報がいっぱいです。
- PDF版「コミ協ニュース」は、このページの一番下からダウンロードしてご覧ください。
- PDF版「コミ協ニュース」は、紙版と同じ内容ですが、カラーでご覧いただけます。
※ 紙版の配布については、広島県において新型コロナウイルス感染拡大防止のための集中対策期間が設けられていることにより、配布時における接触機会の減少のため、一時的に止めております。集中対策期間が解除され、市内における感染者数も少ない状況となりましたら、あらためて配布させていただきます。
※ 令和3年度は新型コロナウイルス感染症の影響により、10月は休刊します。
目次
1 加盟団体の活動レポート
ひとり親家庭学習支援[南区母子寡婦福祉会]
コロナ禍での最高の思い出[荒神地区社協・荒神町学区子ども会育成協議会]
千田貞暁翁遺徳顕彰祭[宇品西地区社会福祉協議会]
地域猫活動は地域の理解と協力が必要![翠町学区社協・翠町東部町内会]
困り事何でも相談「福祉相談室」[仁保学区社会福祉協議会]
認知症意見交換会[青崎地区社会福祉協議会]
2 団体の紹介
南地区更生保護女性会
南区自主防災会連合会
3 コミ協の活動報告
南区コミュニティ交流協議会総会
4 区役所からのお知らせ
永年勤続の町内自治組織の長に対する感謝状贈呈式
広島市政功労表彰者に対する表彰式
似島歴史ボランティアガイドの会~4月11日、「似島平和資料館」完成~
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加盟団体の活動レポート
ひとり親家庭学習支援[南区母子寡婦福祉会]
この事業は、令和3年度で8年目を迎えました。基礎的な学力の向上や、進学・進路等に必要な学習に取り組めるように支援を行っています。対象は小学4年生から高校生で、学習場所は小学生・中学生が南区役所別館、高校生は広島市総合福祉センターです。学生3~4名に対し先生は1人で、「個別教室のトライ」と母子会で支援しています。
小学生の時から、毎年参加されているお子さんもいます。また、志望校に入学されたお子さんや親御さんの喜ばれている姿を見ると、こちらもうれしい気持ちになります。
コロナ禍での最高の思い出[荒神地区社協・荒神町学区子ども会育成協議会]
令和2年8月、広島銀行様スポンサードゲームの日にスタジアムツアーに行ってきました。本来であれば皆で試合の観戦が出来る事を楽しみにしていたのですが、コロナの感染拡大とともに、イベントの自粛・入場制限等の関係で出来なくなってしまいました。
しかしながら広島銀行様の協力もあり、急遽スタジアムツアーの開催が決定。人数制限もあったため、5年生と6年生だけの参加になりましたが、コロナ禍の中でなにもイベントが行えない、どこにも行けない子ども達にとって、とてもよい思い出が出来ました。普段はあまり入る事が出来ない会場で選手たちの練習風景を眺めるという贅沢な一時を過ごしました。
最後にみなで記念撮影。本当によい思い出になりました。
千田貞暁翁遺徳顕彰祭[宇品西地区社会福祉協議会]
毎年4月23日は、宇品御幸一丁目にある千田廟公園にて、千田貞暁翁遺徳顕彰祭が開催されています。今年は、昨年同様に新型コロナウイルス感染症対策として、当協議会の中原会長ほか一部役員の参列の中、神事のみ執り行われました。
当時の県令・千田貞暁翁は明治13年に着任し、宇品港(現・広島港)築港に熱意を燃やし、明治22年1月、住民の反対や風水害などの多くの困難を乗り越え工事を完成させました。広島の海の玄関・広島港は、中四国経済圏の物流の拠点であるとともに、人・物・情報の国際交流拠点として、広島都市圏の発展に寄与しています。
神事では、広島港の更なる発展と地域の皆様のご健康とご多幸を祈念し、来年こそは盛大に千田貞暁翁遺徳顕彰祭が執り行われることを祈願しました。
地域猫活動は地域の理解と協力が必要![翠町学区社協・翠町東部町内会]
翠町東部町内会では、広島市動物管理センターから「地域猫活動の支援承認書」をいただき、令和2年1月に猫捕獲器2台の貸与を受けました。活動地域や担当者を決めるのに、少し時間を要しましたが、令和2年4月中頃から猫捕獲器を町内の2カ所に設置することができました。
この取組を実施して約1年が経過しますが、猫を捕獲し動物管理センターで不妊去勢手術をしていただいた猫の数は30匹を超え、この地域での野良猫問題は少なくなりました。
現在は、他の地域の方のご協力がいただけたので、範囲を広げ活動を展開していますが、今後とも、地域の皆様のご理解とご協力をよろしくお願いします。
◇地域猫活動とは
地域にお住まいの皆さんが主体となり、野良猫に不妊去勢手術をするなど適切な管理を行い、野良猫の数を減らすことで野良猫問題を解決し、「住みよい地域」をつくるための活動です。
詳しくは、広島市動物管理センターの地域猫活動をご存じですか?をご覧ください。
困り事何でも相談「福祉相談室」[仁保学区社会福祉協議会]
仁保学区社会福祉協議会では、令和3年4月から困り事何でも相談「福祉相談室」を開設しています。時間は、月、水、木、金曜日の9時30分~11時00分、場所は仁保公民館です。
常駐スタッフは執行部の役員4名と仁保包括支援センター職員で福祉相談対応を行っています。
福祉相談室を開設していても来訪者相談、電話相談者も少ない状況です。コロナ禍で開設PR不足は致し方ありません。
こんな状況は想定でき、スタッフで協議を重ね一つの方向を考え出す、タイトルにある困り事何でも相談室について掘り下げて、見つけた答えは、開設場所で来訪者・電話相談者を待つだけでなく、スタッフが持っている地域の困り事情報を交換し、声掛けを始めることでした。
気安くあの件はその後どのような状況ですか、垣根の刈込は大丈夫ですか、高齢者グループから特殊詐欺の講演依頼等、多岐に渡り窓口を広げて声を掛けています。
認知症意見交換会[青崎地区社会福祉協議会]
当社協では、大州地域包括支援センターと共同でご近所の見守りネットワーク「青崎あったかねっと」の推進に取り組んでいます。
コロナ禍も2年目となり見守り活動も難しい中、地区内では認知症の方の対応について問い合わせが増えてきました。そこで令和3年3月13日「認知症意見交換会」を企画、民児協と老連等に加え、地区内の6金融機関、介護施設にも参加をお願いしました。
認知症サポート医の福島太郎先生の講演で基礎知識を学んだ後、一部オンラインを活用してのグループワーク。具体的な事例として「帰り道がわからない高齢者を保護した」、「近所の人が時々幻覚を訴える」、金融機関からは「通帳紛失で何度も来店される」、「不審な高額送金をする方を2時間説得した」等、対応に苦慮された体験が話され、身近な見守りを関係機関につなげる包括ケアシステムを整える重要性を再認識しました。金融機関の皆さんからは「とても参考になった。地域のためにこれからも協力したい」との感想もありました。
認知症の方だけでなく不安を抱えた方たちが安心して暮らせるよう、地域の温かな連携を強めていきたいと思います。
団体の紹介
南地区更生保護女性会の紹介[南地区更生保護女性会]
新型コロナウイルスにより、誰もが未曾有の体験状態が続いています。
私達の行事もほとんどが中止となりましたが、取り立てて言えば、令和2年12月8日に規模を縮小しての南地区更生保護功労者表彰式に参加しました。その他、社会を明るくする運動、ミニ集会、子育て支援など最小限にて行いました。
<令和3年度活動計画目的>
1、保護司と連携し、更生保護活動を行う
2、矯正・更生保護施設への援助
3、地域の他の団体と連携、安全安心なまちづくり
4、青少年の健全育成・子育て支援
5、会員増強と研修の充実
令和3年度は、ワクチン接種に期待し、皆さまが元気に活動出来ることを祈念しています。
◇“社会を明るくする運動”とは
“社会を明るくする運動”~犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ~は、すべての国民が、犯罪や非行の防止と犯罪や非行をした人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪や非行のない安全で安心な明るい地域社会を築くための全国的な運動です。令和3年で71回目を迎えます。
南区自主防災会連合会の紹介[南区自主防災会連合会]
南区自主防災会連合会は、平成20年6月29日の発足以来、防災訓練、防災講演会、防災研修、わがまち防災マップの作成など、防災に関するあらゆる事業に取り組んでいるところです。
昨年春から猛威を振るっている「新型コロナウイルス」により、生活そのものが根底から揺さぶられています。
このような時だからこそ、区民が一致協力してこの災禍に立ち向かうとともに、いつ起こるかもしれない災害に対して準備し、機会あるごとに地域の防災行事への参加をお願いします。
写真はコロナ対策マニュアル避難所運営訓練の様子です。
コミ協の活動報告
南区コミュニティ交流協議会総会
毎年5月に南区コミュニティ交流協議会総会を開催していますが、今年度の総会開催に向けて準備を進めていた中、広島県「新型コロナ感染拡大防止集中対策」及び「緊急事態宣言」の決定を受けて、昨年度に続き、書面評決での開催となりました。
事務局から(1)令和2年度事業報告及び決算報告、(2)令和3年度事業計画及び予算、(3)役員の選出を提案し、賛成多数により承認されました。
令和3年度の事業計画と予算は次のとおりです。
1 会議
「総会」「役員会」「企画総務部会」の開催。
2 広報事業
⑴ 「コミ協ニュース」の発行(年4回、各7,500部)。
⑵ ホームページの活用及び新たな配布先の発掘などによる、「コミ協ニュース」の読者層拡大。
3 支援事業
⑴ 広報支援
「コミ協ニュース」を活用し、加盟団体が主催する事業への参加の呼びかけや事業の紹介を行う。
⑵ 物品支援
加盟団体が主催する社会福祉関連事業等の参加者に対し、参加賞等を提供する。
・南区母子寡婦福祉会「ふれあいボウリング大会」
・南区身体障害者福祉協会「フライングディスク大会」
・南区老人クラブ連合会「囲碁大会」
⑶ 事業の後援
3か年計画に基づいて、地域の活性化に貢献する事業の積極的な後援を行う。
・第11回 南区安全・安心なまちづくりフェスティバル(同推進協議会)
・第10回 広島みなとフェスタ(同実行委員会)
・その他コミュニティづくりのための普及、啓発等の推進に貢献すると認められる事業
4 交流会事業
スポーツを通じ、委員及び加盟団体役員の親睦を深め、加盟団体相互の連携強化を図る。
5 研修事業
コミ協委員等を対象とした研修会を開催し、地域コミュニティが抱える課題とその対応方法について情報提供を行うとともに、参加者相互の意見交換等を行う。
6 調査研究事業(未定)
先進的な取組を行っている他都市の地域団体の訪問や、地域活動の活性化のための調査研究(他都市視察)を行う。
費目 | 予算(円) | 備考 |
---|---|---|
会費 | 305,000 | 10,000円×30団体 5000円×1団体 |
補助金 | 305,000 | 市補助金 |
雑収入 | 623 | 預金利息 |
繰越金 | 377 | 前年度繰越金 |
合計 | 611,000 |
費目 | 予算(円) | 備考 |
---|---|---|
会議・研修 | 20,000 | 会議用飲料費 |
広報事業 | 250,000 | コミ協ニュース発行・配布 |
支援事業 | 50,000 | 物品支援 |
交流会事業 | 65,000 | 親善グラウンド・ゴルフ大会 |
調査研究事業 | 145,000 | 他都市視察 |
事務費 | 81,000 | 共通消耗品費、通信運搬費 |
合計 | 611,000 |
コミ協の令和3年度事業計画について
新型コロナウイルス感染症の今後の感染状況等により、事業については、変更となる場合があります。
「より良い地域社会の実現」に向けての3か年計画について
新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴う事業中止により、計画の達成が困難となったこと等から、期間を延長し、令和5年度まで引継いで取組みます。
区役所からのお知らせ
永年勤続の町内自治組織の長に対する感謝状贈呈式
4月2日(金曜日)、広島市役所本庁舎2階講堂にて、永年勤続の町内自治組織の長に対する感謝状贈呈式が行われました。
この表彰は町内会長・自治会長を通算10年以上勤めた方に贈られるもので、南区から次の方が表彰されました。長きにわたり地域のために御尽力くださりありがとうございます。
中山 修造 氏(比治山本町町内会長)
下井 良昭 氏(皆実町一丁目町内会長)
木原 和子 氏(皆実町一丁目東部町内会長)
西本 守 氏(宇品東六丁目南町内会長)
広島市政功労表彰者に対する表彰式
広島市では、行政の進展、地域社会の振興、公益の増進、産業経済の発展、教育の推進、文化振興若しくはスポーツ振興に顕著な功績のあった方を広島市政功労者として表彰しています。4月1日(木曜日)、広島市役所本庁舎2階講堂にて、表彰式が行われました。南区からは、次の方が表彰されました。
【行政進展功労】
井上 幹治 氏(交通安全運動推進隊員)
田上 義人(交通安全運動推進隊員)
【地域振興功労】
堂官 秋夫 氏(宇品海岸二丁目東町内会長)
【福祉増進功労】
北野 照子 氏(民生委員・児童委員)
島末 久美子 氏(民生委員・児童委員)
高橋 眞知子 氏(民生委員・児童委員)
花岡 晶江 氏(民生委員・児童委員)
森田 健司 氏(民生委員・児童委員)
山本 邦子 氏(民生委員・児童委員)
渡部 貴則 氏(広島市介護認定審査会委員)
【産業経済発展功労】
柴崎 久男 氏(皆実農業生産区長)
【教育・文化・スポーツ振興功労】
長田 千鶴 氏(広島市卓球協会常任理事等)
※氏名は常用漢字を基本として表記しています。
似島歴史ボランティアガイドの会~4月11日、「似島平和資料館」完成~
似島歴史ボランティアガイドの会(会長宮崎佳都夫)は、島に点在する戦争遺構の資料を保存・展示しようと、似島平和資料館を4月11日にオープンさせました。
資料館は、市の補助金を受け、被爆者の遺骨や遺品が発掘された島の南東にある国有地「慰霊の広場」内に建設。館内には広場の地下から出土した木櫛やボタン・バックルなどの遺品20点、写真や資料等約100点を展示、当面は申し込みに応じて開館する予定で、平和学習担当部署と連携し、県内外修学旅行客誘致活動を展開したいと考えているそうです。
活動拠点が整備できたことから、若い世代のガイド育成にも取り組まれていますので、関心のある方は259-1722(資料館)または259-2120(会長自宅)までお問い合わせください。
※氏名は常用漢字を基本として表記しています。