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ページ番号:0000013126更新日:2019年10月21日更新印刷ページ表示

2018年06月15日記者会見「第86回全米市長会議年次総会への出席等について(帰国報告)」

動画は下記からご覧ください。

(「広島市動画チャンネル(市長記者会見)」のページへジャンプします)<外部リンク>

市からの発表案件

【第86回全米市長会議年次総会への出席等について(帰国報告)】

<会見録>

市からの発表案件

第86回全米市長会議年次総会への出席等について(帰国報告)

市長

 この度、第86回全米市長会議年次総会への出席等を目的といたしまして、6月7日から13日までの7日間の日程で、米国・ボストン市、ケンブリッジ市及びワシントンD.C.を訪問いたしました。そのポイントについて話をしたいと思いますので、詳しくはお手元の資料も後ほど御覧いただければと思います。

 まず6月8日の金曜日ですが、ケンブリッジ市の公立高校で世界史のクラスの生徒たち、約100人に対しまして、パワーポイントを使いながら講演を行いました。被爆の実相とともに被爆者の核兵器廃絶への思いを伝えまして、世界中の7,500を超える都市で構成されております平和首長会議が、その思いを世界に広げるために活動を行っていることを紹介いたしました。また、次代を担う青少年には民族・宗教・言語などの違いを超えて未来志向の対話を重ねて、核兵器のない世界の実現に向けて共に歩んでほしいという期待も述べました。

 生徒たちは非常に熱心に私の講演を聞いてくれまして、その後の質疑応答においては大人顔負けの多くの質問が出ました。例えば、「原爆投下には第二次世界大戦を終わらせたという意義があったのではないか」、あるいは「被爆者は原爆を投下した米国を恨んでいるのではないか」、「原爆の体験を語る被爆者がいなくなると、軍国主義的な世の中に戻るのではないか」、あるいは「(核)兵器をなくすために市民として何ができるのか」と、こういった質問がありまして、さすが世界史を勉強している生徒たちだなと、感心しながら私の考えを伝えたということであります。

 こちらには写真がありますが、その後に、米子市の小学生が折りました鶴を講演会の最後に生徒代表2人に渡すということを行いまして、この講演を締めました。

 次に、全米市長会議の年次総会、これは今年はボストン市で開催されることになっておりましたので、私にとっては初めての出席でありましたが、ボストン市を訪問するということになりました。6月10日、日曜日でありますが、早朝に核兵器廃絶についての決議文などを総会に上げるための議論をする場がありまして、国際委員会と言っておりましたが、そこに出席をするということをさせてもらいました。

 この会議の冒頭に議長のフェイリーというお名前のデイトン市の市長さんが、わざわざ、私自身(ととも)に、「昼の総会でスピーチをする予定ですよ」というようなことを紹介していただきました。米国の平和首長会議のリーダー都市を務めていただいてます、カウニーデモイン市長さんが、その後、私を友人として紹介をしてくださるということもありました。様々な場面で市長さんや事務方の温かい歓迎を受けまして、本当に親近感が感じられる全米市長会議だったなという思いであります。

 そして昼の総会では約300人ほどの人が集まっておりまして、コールドウェルホノルル市長さんが私の前にスピーチをいたしまして、スピーチの締めのところで、「真珠湾攻撃も原爆投下も二度とあってはならないことだ、皆さんにそうした話をするため、我が姉妹都市の広島市長がここに来ている」という紹介をしてくれまして、会場全体がスタンディングオベーションで迎えてくださるという中で、スピーチを始めるという場面がありました。大変感激いたしました。

 被爆の実相や被爆者の思いを紹介した後に、平和首長会議では世界恒久平和の実現に向けまして、「核兵器のない世界の実現」ということと「安全で活力のある都市の実現」という2つの目標を掲げて取組を進めているという説明をいたしました。デモイン市が中心になって、米国内の現在213の加盟都市をさらに増やすための取組が広がるようにということで、皆さんに協力もお願いいたしました。スピーチが終わった後に、会場の外で、「スピーチはとても心に響いた」、「感動した」という声を掛けるために私の方に駆け寄ってくる市長さんなどもたくさんおられまして、国を越えてしっかり思いが伝わったなという感じがいたしました。

 写真は、霧島市の中学生が折った鶴を全米市長会議の会長にお渡ししたときのものであります。

 お手元に配布しております、カウニー市長が提案いたしました今年の核兵器廃絶についての、この米国の(全米)市長会議(年次)総会での決議文は、この会議の会長のコロンビア市長を含めて、これまでで最多の26人の市長さんが賛同していただきまして、その賛同をベースに採択されるということになりました。カウニー市長をはじめとして、様々な方々の支援をいただいて出席した全米市長会議でありましたが、スピーチの場面以外でも、核超大国の米国の市長さん方、そういった方々に直接、平和首長会議の活動というものを紹介することができたわけでありまして、ヒロシマの心が核保有国の市民社会の世論として広がっていくことの一助になればなという期待を持ったところであります。

 6月11日、月曜日にはワシントンD.C.に移りまして、そこで核軍縮や不拡散など様々な分野で啓発活動を行っております、カーネギー国際平和財団で、長年活動してきた平和NGOやマスコミ、大学生など約50人を前に講演を行いました。写真パネルやスライドを使いまして、被爆前後のまちの様子や原爆が人体や自然に及ぼした影響を紹介しながら、「為政者には世界恒久平和の実現に向けて、立場を超えた対話を重ねることによって、人類愛、あるいは寛容の精神の下に核抑止政策と決別し、より長期的な視点に立って、自国のみのための安全保障ではなくて、人類のための協調的な安全保障を目指していくという認識を持ってほしい」という訴えを行いました。

 講演後、同財団のショフ上級研究員、ウォルフスタール研究員、平和文化センターの小溝理事長と私の4人でディスカッションを行い、そのディスカッションでは、会場から様々な質問、意見が出てまいりましたが、そういった中で、とりわけ強調しておいたのは「昨年、核兵器禁止条約が採択されたけれども、核保有国や核の傘の下にある国は全く批准していないことについて(どう思うか)」という質問がありましたが、これは核保有国を含む全ての国に、NPT(核兵器不拡散条約)と核兵器禁止条約は対立する条約ではなく、NPT第6条を遵守した後に来るステップとして核兵器禁止条約があるということ、そして最終目標として核兵器廃絶があるという考え方の下に、いろいろなことが進んでいくべきであることを強調しておきました。

 写真は氷見市の中学生が折った鶴を今回の進行役を務めてくださいました同財団のショフ氏にお渡しした際のものです。

 ショフ氏やウォルフスタール氏などのように、米国の国防総省や国務省で国際安全保障や軍備管理に携わった経験を有して、専門的知見を持っておられる方々にヒロシマの思いを理解した上で活動してもらうことの意義を実感できる貴重な機会となったものでした。

 その後、午後には米国の国務省で軍備管理や核不拡散などを35年に渡って担当しておられたカントリーマン軍備管理協会理事長とお会いいたしました。同氏からは、ちょうどその時間帯、数時間後に米朝首脳会談が迫っていましたので、そういったことについての見通しなどについて、様々な意見を聞くことができました。私の方からは、平和首長会議の取組の説明をするとともに、米国での加盟要請に対する協力を依頼することを行い、写真にあるように岡山県の小田郡の中学生が折った折り鶴を手渡すことを行いました。

 その後、連邦政府の外交委員会の会議室を訪れまして、それまでに下院・上院で核問題に長年取り組んでいるマーキー上院議員にお会いすることができました。上院議員からは、冒頭、被爆40周年の年に広島訪問をしたんだと(いう話がありました)。1985年8月ということですが、その時はレーガン政権下で公式な訪問というのは許されなかったため、自らが音楽家バーンスタイン(氏)や(俳優)ジャック・レモン(氏)などを一緒に連れて、広島を訪問したということを言われました。それは生涯忘れられない深い意味を持つ経験であったというお話もいただきました。そして議会での今の状況の話が少しありまして、北朝鮮への武力行使の可能性についての議論が実は行われていたりするのだけれども、そういった中で、自分は先制攻撃を受けない限り核兵器を使わない、使ってはいけないということを明記した法案を提案していることなどの紹介がありまして、米国事情について、なかなか興味深い話が聞けたという場面がありました。

 私の方からは、今回の訪問中に行ったスピーチ、そして平和首長会議の活動状況を紹介し、市民社会、そして為政者、この二者が同時に行動する、そして、核兵器が存在できないような環境づくりを進めていきたいと考えており、米国においてもそうした状況になるように、また、そのためにも、平和首長会議の加盟都市が増えるようにしたいので、上院議員の協力もお願いしたいというお話をいたしました。最後、上院議員からは、「モラル・リーダーとしてまた会いましょう、同じ目標を共有するあなたに協力したい」という、ある意味での激励の言葉をいただきまして、その後、富山市の中学生が折った鶴をお渡しして別れてまいりました。

 最後には、前職でG7外相会合や国連軍縮会議の準備などのため何度も広島を訪問され、この度は米国の日本大使館の特命全権公使として現地におられた相川公使とお会いいたしました。同氏はこれまで広島市が様々な協力をしてくれたということを深く感謝しておられ、私の方からは、日本政府には、党派を超えて、民意を受けて活動する平和首長会議の取組を、引き続き大事にするようにしてほしいという依頼をしておきました。

 今回の米国訪問によりまして、青少年、市長、政府の軍備管理、あるいは核軍縮・不拡散、そして国際安全保障に携わってきたシンクタンクの研究者、さらには平和NGO(非政府組織)、現職の上院議員など、核超大国の中にあって様々な立場を持っている方々にお会いすることができました。広島市長として直接被爆の実相、あるいは被爆者の思いということを伝えることができたのではないかと思います。また同時に、平和首長会議としての取組というのも紹介いたしまして、一緒に取り組もうではないかという呼び掛けをすることができたと思います。

 米国訪問中の12日(火曜日)には、トランプ大統領と金正恩委員長が朝鮮半島の非核化も含めた共同声明に署名するということが起こっておりましたが、それを核兵器廃絶に向けての確実な道のりであってほしいものだという思いで見ていました。

 そして、確実な道のりになるためには、核軍縮というものは全ての核保有国が実施すべきものであるという世論が核保有国である米国でも広がって、そして市民社会が連帯して、為政者を後押しするような環境づくりが重要ではないかと思ったところです。

 そして、それを進めていくためにも、今回お会いした方々と今後とも連携しながら、平和首長会議の取組というものが広げられればと考えたところです。

 以上が今回の出張の概要です。

記者

 ちょっとお伺いしたいのですが、核超大国に行かれて、実際にその政治的為政者と会われての御感想をお伺いしたいのですが、実際に、過去にアメリカで政治的リーダーとお会いされた機会があるかもしれないのですが、核兵器禁止条約などができたことによって、廃絶に向けて機運は高まっていると思うのですが、そこに対する変化か何かを感じられた部分というのはありましたでしょうか。

市長

 私が今回お会いした議員は民主党の方です。その人のお話から伺えたことですが、この北朝鮮の問題を巡って、実は今年の1,2月かの、早い時期ごろには、先ほど申し上げましたように、軍事行動なども想定して、核が使用できるような条件設定を行う必要があるというような議論を議会でも行ったそうです。ということは、昨年の7月に核兵器禁止条約ができたということがあったとしても、それを乗り越えるといいますか、禁止どころか、当座の問題として(核兵器を)使わなければならないという雰囲気があったということで、多分そういったバックグラウンドを持った動きや意見を持っている方がいるから、(つまり、)核兵器禁止条約とNPT(どころか)、それ以上に核行使をしようとする方々がいるから、核保有国とそうでない国の溝が深まったというコメントをされたのではないかと自分は受け止めたわけであります。だから、ここでも言いましたように、NPTに、核をこれ以上増やさない、あるいは広げていかない、核軍縮・不拡散という条約履行義務がありながら、自ら(核を)超大国として持っておきながら、一部それを違反している国に対しては、その掟を破ってでも相手に核兵器を使わせないようにすると(いう)、正に核抑止力を背景に核を持たない国にしようとする考え方というものが相当強く米国内にあると(いうことです)。それに対して、理性の発露といいますか、そういったことそのものを避けるためにも、まずは、相手国に対して自分たちも少なくとも、廃止とまでは言わないが、絶対、先に核を使うことはしないから、あなたも核を持たないようにしなさいと、(そう)すべきだという議論も行っていたということなのです。だから、核保有超大国の議員諸氏が、私の主張にも耳を傾けてくれた方であっても、核兵器禁止条約が直ちに良い、賛成という言い方はされなかったです。モラルリーダーとして頑張ってください、私も応援するということですから、自分はもう少し現実の方で、一歩引いているということがアメリカの実態かなという思いです。本当に核兵器を使わないようにするということの難しさを実感したというのが実情でありまして、変化とか云々よりかも、そういった現実の中で、あるべき姿を皆が納得し次の取組に行くためには、まだまだ時間がいるということを(感じ、核兵器を使わないようにする、)そのために、その為政者と市民社会がもっともっと、意識を変えるための状況設定をうんと(しっかりと)しないと大変だという思いがありました。

記者

 市長のお話の中にもありましたように、(6月)12日に米朝の初めての首脳会談があって、共同(声明)文書の中では朝鮮半島の非核化という文言と、それに対して速やかに行動を始めるということがありました。一方で、その具体的な内容、核をなくすということはすごく時間がかかることも含めて、なかなか具体的な内容までは踏み込めなかったのですが、今回の首脳会談を踏まえて、市長の会談への評価と今後への期待がありましたらお聞かせください。

市長

 米朝首脳会談で両首脳が署名した内容、大きく分けると4つぐらい出ていました。そういった中で、まず永続的で安定した朝鮮半島の平和体制を構築するように、それに向けて努力をしましょうと。あるいは、北朝鮮が朝鮮半島の完全な非核化に向けて取り組むことを文書でもって確認したということです。かつ、その文書署名に至るまでは、先ほど申し上げたように事情を聞くと、場合によっては武力行使という可能性もあった中で、現段階における朝鮮半島の緊張状態の緩和ということを平和裏に行えたという点は評価に値するのではないかと思います。もしここで本当に武力行使があったりすれば、とんでもないことになっていたという意味では評価に値する。とりわけ、恒久平和の実現を目指すという立場からすれば、このことは良かったと思います。ただ問題は、非核化をやりましょうと、努力しましょうということを言っていますが、具体的な対策や本当に行ったかどうかを検証する方法などについての言及がないということで、これはどこでも言われていることですが、何度も話し合いをしたけれども失敗したのではないかということが言われています。まだまだ疑心暗鬼な状況があるわけです。そして、両首脳が帰ってそれぞれの国内向けに言っているコメント等について、齟齬はないかということを今検証する作業が続いている状況だと思うのです。それにしても、引き続き対話をしっかり行う中で、堅実かつ具体的な取組が行われるようにしてほしいなという思いです。そして、それをやっぱり、ちゃんと行ってもらうようにするためには、いろいろな取組の立場はあると思うのですが、私自身は、ヒロシマ・ナガサキという立場からいうと惨禍を再び繰り返さないことこそ重要でありますので、そうした約束したことを確実に促進してもらうようにするために、市民社会が平和への思いを共有すると。そして、できたら先ほど申し上げたように、核を持っている国自身が進んで模範を示す。NPT体制の中で(核)軍縮・不拡散を行うのだと言っても、それ(模範)を見せるという中で朝鮮半島の非核化も行うと。お互いに、核軍縮・不拡散を共に行っていきましょうという状況ができるのが理想ではないかと思うのです。そういう環境づくりに向けて引き続き平和首長会議という立場で、国策とするという立場にはないのですから、こういった市民社会の立場を代表する平和首長会議の活動を通じて、世論がこうなっていますよと、環境がこういうふうになっていますよということをしっかり訴え続けることを行えたらなという思いでおります。

記者

 もう一つお伺いしたいのですが、アメリカの市民社会に実際に対話をされてみての御感想というか率直に日本との違いやその可能性を、もしもあったら、どういうふうに感じられたかをお伺いしたいのですけれども。

市長

 全米市長会議(年次総会)に出て特に印象深かったのは、核の話以前の市民社会のありようなのですが、非常に多様性に富んでいるという、ひと言でいうとそれに尽きるのですが、今度出た(全米)市長会議は大体、都市の規模で人口3万人以上の都市の首長さんが集まって行っていて、当日は230~240の都市から市長さんが来ていまして、数万から数十万とかいう(人口の)分布でありまして、多くの市長さんが来ているのですが、日本だと首長さんって皆、肌の色も同じです。ところが、肌の色が違う方が多くおられる。それから、名刺などもらっても裏は中国語で書いてある名刺の市長さんもおられた。しかも、自分の両親がよその国から来た移民で、市長になっていますと、様々なのです。そういった中で問題を取り上げたときに、特にその場では、社会の、自分たちのその安心・安全の面倒を見る市の中で、阻害されかねない方々に対する施策をどうするかということに焦点を当てた、いろいろな討論があったのは、とても印象的でありました。

 そして、ボストン市で(会議が)あったので、ボストン市長の自分での活動のビデオ(の視聴)や、それから(施策の)現場見学をさせてもらいました。市民社会の中で低所得者層の方々の御子たちの教育や生活水準が低いのはどうにかしなくてはならないと思っていると(いうことでした)。そして特に具体例は、ちょうど6月なので、夏休みの時期に入っていますが、その夏休みの間に学校での勉強度合いに差がつくのだと、低所得者層は勉強をする機会がないから。それで、サマースクールを行って、費用を援助して、御子たちを呼んできて、単に座学で勉強をするのではなくて。例えばということで連れていってもらったのは動物園なのですが、動物園などの施設と教育をする方々が連携をして、どんな形で勉強をさせるかというプログラムを作って、御子たちのサマースクールを行うという取組を(ボストン市長が)説明したら、多くの方もそれを聞いていて、しかも(この取組の)写真を見ると、所得階層で(学力に差が)出てくる御子たちをハグしたりしているのですが、大体、肌を見ると黒人の御子たちなんです。それ(=ハグ)を行っているのは白人ですが、その方もいわゆる移民で(米国に)来て大変だったので、よく分かっているのだという話をしながら紹介されるのです。だから、正にその市民社会の中で、いろいろな個性や違いがありますが、(アメリカ)合衆国そのものがそうでしょうね。外から来た方々が自分たちのまちを作っていくというプロセスを未だに行いながら、そしてそれを国政レベルに(昇華して)いって、何で排他的な気持ちになるのかなという、その矛盾みたいなものを感じました。だから、施策が届かないところに手厚くするということを行ってて、その支援する方の生活がうまく伸びるような環境であれば、今みたいに(様々な問題が)起こっていなくて、本来なら支援する側の方の立場もどうも厳しくなっていると(いう状況です)。だから、そちらのジェラシーみたいなものがあって、今みたいなアメリカの状況(になった)ということで、非常にアンバランスな状況が起こっているのではないかと(思います)。でも、根っこは自分たち自身も皆ほとんどの方、先祖に戻ると、移民で(米国に)来てるわけですから、いろいろな言葉も違うし、宗教観も違う方々が都市の中でなんとか調和していこうとしているのであれば、その思想を世界に広げるという観念を持っておられる。だけど、実際それを行おうとすると、弊害というか、うまくいかないことが自分たちに降り掛かってくると思っている方々が、自国優先というスローガンに、ついほろほろっと(流されるように)なるのではないかという思いで見ていました。だから、その辺はもっともっと自分たちの現状認識をしっかりしながら、あるべき姿を、今行っていることをもっと延長するということをしっかりできれば、もっと違った国になるのではないかという思いがしました。

※( )は注釈を加えたものです。

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