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米国による新たなタイプの核実験に対する抗議文(2013年8月20日)

ページ番号:0000009877 更新日:2019年10月21日更新 印刷ページ表示

アメリカ合衆国

バラク・オバマ大統領 閣下

駐日アメリカ合衆国大使館 臨時代理大使

カート・トン 殿

抗議文

貴国が、今年4月から6月の間にニューメキシコ州の研究施設で新たなタイプの核実験を実施したことを公表した。

度重なる新たなタイプの核実験や臨界前核実験の実施は、貴国が平和を願う私たちの思いを受け止めることなく、今後も核兵器を持ち続ける意志を表したものと受け取れる行為である。被爆者をはじめ核兵器廃絶を求める多くの人々の願いに背くとともに、疑念をいだかせる行為であり、断じて許すことはできない。被爆地ヒロシマを代表して厳重に抗議する。

今年6月、核兵器の追加削減交渉をロシアに呼び掛け、核軍縮の決意を表明されたオバマ大統領の下で核実験を繰り返されていることに憤りの念を抱かざるを得ない。今後、実際に原爆を体験した被爆者の辛く悲しい体験や平和への思いを深く理解していただき、私たちの期待を裏切ることのないよう、一日も早い核兵器廃絶の実現に向けて努力されるよう強く求める。

2013年8月20日

広島市長 松井 一實