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アメリカの核実験に対する抗議文(1987年12月2日)

ページ番号:0000009381 更新日:2019年10月21日更新 印刷ページ表示

駐日アメリカ合衆国大使館 特命全権大使
マイケル・マンスフィールド閣下

抗議文

核兵器廃絶は、人類の生存にとって、緊急かつ最重要な課題である。

貴国とソ連との間でのINF全廃条約調印を目前に控え、いよいよ核兵器廃絶に向けての歴史的第一歩が記されるものと、世界の良識は、息を凝らして見詰めている。こうしたなか、貴国が、十月二十四日に引き続き核実験を強行したことは、その切実な期待を踏みにじる暴挙であり、誠に遺憾である。

ここに世界最初の被爆地広島の市民を代表して、度重なる核実験に対し、重ねて厳重に抗議する。

貴国は、核兵器によって人類の生存が危機に晒されている現実を直視し、直ちに核実験を停止するとともに、近く開催される米ソ首脳会談において、INF全廃及び戦略核兵器全廃に向けて、全力を傾注されるよう強く要請する。

1987年12月2日

広島市長 荒木 武