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ページ番号:0000009310更新日:2019年10月21日更新印刷ページ表示

ロシアの臨界前核実験に対する抗議文(1998年12月25日)

ロシアの臨界前核実験強行に対する抗議文
ロシア連邦大統領
エリツィン・ボリス・ニコラエヴィチ 閣下
駐日ロシア連邦大使館
特命全権大使
アレクサンドル・ニコラエヴィチ・パノフ 閣下

抗議文

 貴国は今年9月14日から今月13日までの間にノバヤゼムリャ島の実験場で5回の臨界前核実験を実施したことを明らかにした。この間、国際社会では、国連総会での核廃絶を求める諸決議や国連軍縮長崎会議での「長崎を世界最後の被爆地とする」決議の採択、さらには、第2回核不拡散・核軍縮に関する東京フォーラムの開催など、核拡散防止体制を堅持・強化し、世界的な核軍縮を一層促進するための真剣な議論が行われてきた。このような核兵器廃絶に向けた努力に逆行する形での実験強行に強い憤りを感じる。広島市民を代表して厳重に抗議する。
 貴国と米国の両核大国が、臨界前核実験を繰り返し、核兵器を維持する姿勢をより鮮明に打ち出したことで、非核保有国の不信が一層高まり、新たな核拡散の動きが生じることを危惧する。

 貴国は、核兵器のない世界の実現を求める国際社会の声に応えるためにも、核抑止論の考えを捨て、他の核保有国とともに核兵器に頼らず国家の安全が保てる国際社会の構築に向けて努力すべきであり、その実現に向け、臨界前核実験を直ちに中止するなど、核保有国の責務として積極的に核軍縮に取り組むべきである。

平成10年(1998年)12月25日

広島市長 平岡 敬