ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 総合トップページ > 核実験等への抗議文 > 核実験等への抗議文 > 2001年~2005年 > アメリカの臨界前核実験に対する抗議文(2004年5月26日)

本文

ページ番号:0000009210更新日:2019年10月21日更新印刷ページ表示

アメリカの臨界前核実験に対する抗議文(2004年5月26日)

アメリカ合衆国大統領
ジョージ・W・ブッシュ 閣下
駐日アメリカ合衆国大使館
特命全権大使 ハワード・H・ベーカー 閣下

抗議文

貴国は、5月25日にネバダ州の地下核実験場で21回目の臨界前核実験を実施した。

貴国は、北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議において、北朝鮮に対し完全な核放棄を要求する一方で、自らは臨界前核実験を繰り返し実施している。これは、明らかに「力の支配」を推し進める自己中心的なダブル・スタンダードであると言わざるを得ない。

折しも2005年の核不拡散条約(NPT)再検討会議に向けた準備委員会を終えたばかりであり、各国政府やNGOが核不拡散、核軍縮に向けて精力的に準備を進めようとする中、臨界前核実験を実施する貴国の姿勢は、被爆者をはじめ核兵器廃絶を求める世界の人々の願いを踏みにじるものであり、激しい憤りを覚える。被爆地ヒロシマを代表して厳重に抗議する。

貴国の核政策が、核兵器をなくすための中心的な国際合意であるNPT体制を崩壊させ、新たな核の拡散を招きかねないことを強く危惧する。貴国は核超大国の責務として、新たな核の拡散を防ぐため、2000年のNPT再検討会議で採択された「核兵器の全面廃絶に対する核保有国の明確な約束」を誠実に履行しなければならない。そして、一刻も早くCTBTを批准するとともに、臨界前核実験を含む一切の核実験を中止し、核保有国として率先して核兵器廃絶への明確な道筋をつくり出すべく、中心的な役割を果たすことを強く要請する。

2004年5月26日

広島市長 秋葉 忠利