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インフルエンザ流行状況(2013/14シーズン)

ページ番号:0000000138 更新日:2019年10月21日更新 印刷ページ表示

※週と対応する期間の日付との関係については、国立感染症研究所ホームページ「報告週対応表<外部リンク>」を参照してください。
 インフルエンザの1シーズンは9月から翌年の8月までです。2013/2014シーズンは、2013年第36週(9月2日-9月8日)~2014年第35週(8月25日-8月31日)です。

流行の推移

 2013年第44週(10月28日~11月3日)に市内の定点医療機関から2013/2014シーズン初めての患者が1人報告された後、増加傾向で推移し、第52週(12月23日~29日)に定点当たり1.08人となり、流行開始の目安とされている定点当たり1.00人を超えました。

 その後、年明けから急増し、2014年第4週(1月20日~1月26日)に定点当たり18.5人と注意報レベル(定点当たり10.0人)を超え、第5週(1月27日~2月2日)には定点当たり21.3人と、流行のピークとなりました。その後は減少し、第19週(5月5日~5月11日)は定点当たり0.95人と、定点当たり1.00人を下回り、6月以降は散発的な発生のみになり、ほぼ終息状態となりました。

 2013/2014シーズンの流行開始の時期、流行のピークとなった時期はともに昨シーズンとほぼ同じでした。

【グラフ】

【表】

年齢階層別報告数

 2013/2014シーズンの年齢階層別報告数の累計は、幼児から小学校低学年の年齢層が多くなっています。

 5歳間隔の年齢階層別構成比は、5~9歳の年齢階層が最も多く34%を占めており、次いで4歳以下が27%、20歳以上が22%、10~14歳が14%を占めました。

【グラフ】

インフルエンザウイルス検出情報

 広島市衛生研究所では、2013/2014シーズン(9月以降)に、延べ45人の患者からインフルエンザウイルスを検出しました。
 その型別内訳は、インフルエンザウイルスA(H1N1)2009型が31件、インフルエンザウイルスA香港型が6件、インフルエンザウイルスB型が8件と、2009年に流行したインフルエンザウイルスA(H1N1)2009型が主流となりました。

 また、広島市衛生研究所において、2013/2014シーズンに分離されたインフルエンザウイルスA(H1N1)2009型22株について、遺伝子解析を行ったところ、1株から耐性マーカーH275Yが検出されました。さらにこの株について、国立感染症研究所において薬剤感受性試験を行った結果、オセルタミビルおよびペラミビルに対して耐性を示すことが確認されました

  • 広島市における抗インフルエンザ薬耐性A(H1N1)2009株検出情報(2013年/2014年シーズン)

 基幹病院2か所による迅速診断キット検査結果によると、インフルエンザウイルスが3,076人から検出され、その型別内訳は、A型陽性が2,201人、B型陽性が875人で、A型陽性が72%でした

【補足】

 ウイルスの検査結果は、感染症発生動向調査における病原体定点においてランダムに採取された検体の他、インフルエンザ様疾患による学級閉鎖等の患者から採取された検体を検査した結果も含んでいます。

【グラフ】

【表】

インフルエンザ様疾患による学級閉鎖等(集団かぜ)の状況

 1月9日(第2週)、広島市で2013/2014シーズン初めてのインフルエンザ様疾患による学級閉鎖等が1件報告されました。初発の時期としては、昨シーズンとほぼ同じでした。

 その後も新たな発生が続き、特に、第5週(1月21日~27日)から第12週(3月19日~25日)まで、1週当たり5件を超える状態が8週続き、ピークとなった第9週(2月27日~3月4日)は1週当たり23件でした。その後は散発的に、4月に2件、5月に2件の報告がありましたが、第22週(5月28日~6月3日)以降は報告はなくなり、2013/2014シーズンの累計は123件でした。

 昨シーズンの累計333件と比べると今シーズンはやや減少しました。

【表】