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インフルエンザ流行状況(2005/06シーズン)

ページ番号:0000000130 更新日:2019年10月21日更新 印刷ページ表示

※週と対応する期間の日付との関係については、国立感染症研究所ホームぺージ「報告週対応表<外部リンク>」を参照してください。

流行の推移

 広島市の今シーズンのインフルエンザは、第41週(10月10日~16日)に初めての患者が1人報告された後、少数の報告が続いていましたが、第49週(12月5日~11日)に流行開始の基準とされている定点当たり1人を超え、昨シーズンより1か月以上早い流行開始となりました。

 その後、第50週、第51週と増加が続き、第52週はほぼ横ばいで推移しましたが、年が明けてから急増し、第2週(1月9日~15日)に注意報レベルの定点当たり10人を超え、第3週(1月16日~22日)には警報開始レベルの定点当たり30人を超えました。

 第4週(1月23日~29日)も増加が続き、ピーク(定点当たり51.1人)となりましたが、第5週(1月30日~2月5日)以降は減少が続きました。

 第11週(3月13日~19日)以降は定点当たり1人以下で推移し、第14週(4月3日~9日)には定点当たり0.08人まで減少しました。しかし、その後再び増加して、4月下旬から定点当たり1人前後で増減を繰り返していましたが、第22週(5月29日~6月4日)以降減少し、ほほ終息状況となりました。

【グラフ】

【表】

年齢階層別報告数

 今シーズンの年齢階層別報告数の累計は、子どもでは5歳児を中心とする年齢層が多く、大人では30歳代の報告数が最も多くなっています。

 主に流行した時期(2005年第49週~2006年第10週)の年齢階層別構成比の推移をみると、流行初期に比べて年末年始は20歳以上の大人の占める割合が高くなりましたが、学校が始まった第2週から第3週にかけて再び子どもの割合が増加しました。第4週以降は各年齢層とも大きな変化はありませんでしたが、終息傾向になり患者が少なくなるにつれて、9歳以下の占める割合がやや増加しました。

【グラフ】

病原体情報

 今シーズンは、10人の患者から、インフルエンザウイルスA香港型が検出されました。また、流行後期になってインフルエンザウイルスAソ連型7人の患者から検出されました。

【グラフ】

【表】

学級閉鎖等の「集団かぜ」の状況

 11月15日に、広島市で今シーズン初めての「集団かぜ」による学級閉鎖の報告がありました。

 集団かぜの初発の時期としては、1999/2000年シーズン以降では最も早く、また、昨シーズンより2か月以上早くなっています。

 その後、しばらく集団かぜの報告はありませんでしたが、第3週から第6週にかけて6件の報告があり、今シーズンの累計は7件となりました。

【表】

インフルエンザ脳症

 今シーズン広島市で、インフルエンザ脳症が3件報告されました。(報告日:2006年1月24日、1月31日、3月13日すべて迅速診断キットA型陽性)