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ページ番号:0000009479更新日:2019年10月21日更新印刷ページ表示

昭和24年(1949年)

平和宣言

4年前のきょうは、われらの父祖の都市が一瞬にして暗黒の巷と化し、10数万の市民がその尊い命を捨てた日である。しかしこの戦災は戦争による人類破滅の危険を示唆するとともに、戦争のために傾注せられた人間の努力と創意をもってすれば、世界平和の建設が決して不可能でないことを確信せしめた。この教訓にもとづき真剣に平和への道を追求することこそ世界人類に対する最大の貢献であり、地下に眠る市民の犠牲の意義あらしめる最善の道でなければならない。いまやわれら広島市民の過去の小さな努力は漸く世界の人々の共感を呼び、8月6日を世界平和日に指定し広島を世界平和センターたらしめようとする運動が広く全世界に展開せられ、また永遠に戦争を防止する強力な世界組織樹立運動が漸次拡大されつつあることは実に欣快にたえない。

さきに日本国会を満場一致で通過した広島平和都市法も本日付けをもって公布実施せられる。われら広島市民はここに四たび平和式典を営み再び第二の広島が地上に現出しないよう誠心こめて祈念するとともに、世界各地の平和愛好者と相提携して原子力時代をして恒久平和と新たなる人間文化創造の輝かしい時代たらしめるべく献身せんことを誓うものである。

この地上より戦争と戦争の恐怖と罪悪とを一掃して真実の平和を確立しよう、永遠に戦争を放棄し世界平和の理念を地上に建設しよう。

戦災4周年を迎えわれらはかくの如く宣言する。

1949年(昭和24年)8月6日

広島市長 浜井 信三