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ページ番号:0000188329更新日:2020年10月8日更新印刷ページ表示
陳情第91号
8月6日の原爆ドーム前を含む平和記念公園内における静謐(ひつ)の確保について
(要旨)
要旨
8月6日に多くの市民が静かに祈りを捧げられるよう、原爆ドーム前を含む平和記念公園内において静ひつな環境の確保に取り組んでいただくよう陳情する。
理由
人類史上最初の被爆都市、広島市。広島市で生まれ育った者としては、あの日起きた悲劇を決して忘れることなく、次世代に語り継いでいく。そしてあのような悲劇を二度と繰り返さないことを誓い、御(み)霊安かれと静かに祈りを捧げることが大切だと思う。
しかしながら、例年8月6日の原爆ドーム前においては、早朝から平和とは程遠い異様な光景が繰り広げられ、物々しい雰囲気が漂っている。
特定の集団により政治的主張が書かれた横断幕が広げられ、拡声器による演説が行われている。原爆ドーム前は平和記念公園の玄関口である。平和を願い、世界から国内から広島市を訪れた多くの方はこの現実をどう見られるであろうか。
広島市にとって最も大切な日である8月6日に、多くの市民が静ひつな環境の中で静かに祈る日であることを望んでいることは、昨年、広島市が実施したアンケートの結果を見ても明らかである。
8月6日は静かに祈りを捧げることができるよう、原爆ドーム前を含む平和記念公園内において静ひつな環境の確保に取り組んでいただきたい。