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請願第15号
新型コロナウイルス感染拡大と熱中症から、子どもたちの安心・安全を守ることについて
(要旨)
新型コロナウイルスの感染が広がる中、子どもたちの健康と命、また可能な限り子どもの学習権、生活権、遊びの権利などの保障のため、大変な御尽力をいただいている。
放課後児童クラブの多くの保護者は、経済的な困難や職場でのあつれき、家庭でのストレスを抱えながらも、懸命に子どもを守って頑張っている。子どもたちも突然の「休校」にじっと耐えてきた。指導員は、子どもたちに感染を広げてはならないし、そのためにも自分と家族は絶対に感染者にはならないと緊張の日々を送っている。
放課後児童クラブの基本保育料無料制度を今後も継続してほしいという、私たち保護者の願いに何ら変更はない。
感染症の終息までには、第2波、第3波の感染拡大もあると指摘されている。今後も臨時休校があるかもしれない。また、これからの季節は、熱中症対策も大切になってくる。
ついては、子どもたちの安心・安全を確保するため、下記の事項について請願する。
記
1 新型コロナウイルスの感染が広がる中、休業・休校などにより市民・保護者の心や暮らしに大きな困難が生じており、今後も続くと思われるため、放課後児童クラブの利用者負担の在り方についての検討を延期すること。
2 子どもたちの安心・安全の確保に一層の努力をすること。
(1) 放課後児童クラブのためのマスク(子ども用を含む。)、消毒液などの衛生物資を確実に支給すること。
(2) 放課後児童クラブの全ての子どもの外遊びが可能になるよう施策を進めること。臨時休校中も校庭・体育館を開放するなど、子どもたちが安心して遊べ、親も安心して送り出せるようにすること。
(3) 臨時休校中も、学校で預かる子どもたちに対し学校給食を提供すること。
(4) 猛暑の中、冷房をしながら換気も必要になる。放課後児童クラブ指導員が気兼ねなくエアコンが使えるよう、保護者にエアコン電気代の補助をすること。
(5) 施設内が「三密」にならないよう、臨時に1クラス20名以下にすること。そのために児童館の各部屋、学校内の余裕教室が活用できるようにし、放課後児童クラブ指導員を加配すること。
3 放課後児童クラブ指導員の人員確保と安全対策を進めること。
(1) 子どもたちの心のケアと安全確保に直接関わる指導員の欠員を直ちに解消すること。
(2) 指導員全員に定期的なPCR検査をすること。