本文
核実験に対する抗議文(被爆50周年)
平成7年(1995)年8月31日
中華人民共和国 国家主席
江 沢民 閣下 あて
駐日中華人民共和国大使館 特命全権大使
除 敦信 閣下
抗議文
人類史上、最初の原子爆弾の投下により、広島のまちは劫火と爆風で破壊しつくされた。
あの痛ましい惨状を経験した広島市民は、これまで一貫して核兵器の恐ろしさと平和の尊さを全世界に訴え続けてきた。
去る8月6日、広島は、被爆50周年を迎え、悲しみを新たにするとともに、放射能の脅威を伴う非人道的兵器である核兵器の廃絶と平和な世界の実現に向けての不断の努力を改めて全世界に表明したばかりである。
こうした中、本年5月に続いて、このたび貴国が強行した核実験は、平和を願う人々の心を踏みにじる暴挙であり、核軍縮に向けた国際社会の努力に逆行するものである。
広島市民は強い憤りを覚えるとともに、これを黙視できない。
核実験を強行した貴国に対して、広島市議会の総意をもって厳重に抗議し、核実験の即時全面禁止と核廃絶を強く求める。
広島市議会議長名
平成7年(1995)年8月31日
フランス共和国大統領
ジャック・シラク閣下 あて
駐日フランス共和国大使館 特命全権大使
ジャン・ベルナール・ウーブリュ 閣下
抗議文
人類史上、最初の原子爆弾の投下により、広島のまちは劫火と爆風で破壊しつくされた。
あの痛ましい惨状を経験した広島市民は、これまで一貫して核兵器の恐ろしさと平和の尊さを全世界に訴え続けてきた。
去る8月6日、広島は、被爆50周年を迎え、悲しみを新たにするとともに、放射能の脅威を伴う非人道的兵器である核兵器の廃絶と平和な世界の実現に向けての不断の努力を改めて全世界に表明したところである。
貴国が強行しようとする核実験は、平和を願う人々の心を踏みにじり、核軍縮に向けた国際社会の努力に逆行するものである。
広島市民は強い憤りを覚えるとともに、これを黙視できない。
核実験再開決定をした貴国に対して、広島市議会の総意をもって強く抗議し、その計画の即時撤回と全面核実験禁止並びに核廃絶を強く求める。
広島市議会議長名
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