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ページ番号:0000040446更新日:2020年1月16日更新印刷ページ表示

ホームページに掲載している教育委員会議議事録は、汎用性を考慮し、人名や地名など一部の表記について原本と異なる場合があります。

平成31年度 第3回「乳幼児教育保育推進体制の充実・活用強化に関する懇談会」議事要旨

1 開催日時

   令和元年9月17日(火曜日) 午後3時00分~午後4時20分

2 開催場所

   広島市役所本庁舎14階 第7会議室

3 出席者等

  1. 学識経験者・教育関係者・関係団体代表者
    • 朝倉 淳【座長】(安田女子大学教育学部 児童教育学科 教授)
    • 徳永 隆治 (安田女子大学 教育学部 児童教育学科 教授)
    • 渡邉 英則 (認定こども園 ゆうゆうのもり幼保園 園長)〔欠席〕
    • 松尾 竜 (広島市私立保育園協会 理事長)
    • 米川 晃 (広島市私立幼稚園協会 理事長)
    • 河面 睦子 (広島市保育園長会 代表)
    • 井筒 敦子 (広島市立幼稚園長会 会長)
    • 安田 仁 (広島市小学校長会 代表) 〔欠席〕
    • 北 佳弘 (市民委員)
  2. 事務局(広島市こども未来局・広島市教育委員会事務局)
    保育企画課調整担当課長、教育センター次長、教育企画課長

4 議題(公開)

   幼児教育と保育の一体的な質の向上に向けた基本的な考え方について

5 傍聴人の人数

   0名

6 懇談会資料名

   本市の幼児教育・保育の現状及び課題

7 出席者の発言要旨

  【○学識経験者・教育関係者・関係団体代表者 ●事務局職員の発言を表す。】

幼児教育と保育の一体的な質の向上に向けた基本的な考え方について事務局の説明に対し、以下のような意見・質問等があった。

○ 全ての子どもが質の高い幼児教育・保育を受けられるようにしていくに当たって、幼稚園や保育園に通っていない子どもに対するアプローチを何か考えているか。

● これから策定を予定しているビジョンでは、施設に通園していない未就学児に対しても、子育て支援などを通じた取組を考えている。

○ 幼児教育・保育の一体的な質の向上については、幼稚園、保育園等の施設に加えて、オープンスペースなども巻き込んで、重層的な取組にしていくとよいと思う。

また、職員研修のあり方については、幼稚園教諭は免許更新時の研修等で一定の質を担保できると考えているが、保育士はそれと同様の資格更新の制度がないことも踏まえて、質を担保する方法を考えるべきである。

 一方、保護者ニーズの多様化については、本来幼児教育・保育は子どものためにあるべきで、それが子どもにとってよいことなのかを考えないといけない。医療的ケア児については、その状態は多岐にわたるので看護師の付き添いの必要性の程度についてなどの整理が必要だと思うし、社会的養護が必要な子どもや虐待予防についても考えないといけないと思う。

 公立と私立の役割分担を検討する際には、例えば、市を3つの区域に分けるなどした上で、その中で重層的な仕組みを構築し、公立と私立の役割を具体的に明確なものにしていく必要があると思う。

○ 市内には、88園の公立保育園があり、公立保育園があったからこそ、広島市の保育が進んできたということもあると思う。ついては、今後、さらに公立保育園が持っている力を発揮するために、各区に1~2か所、スーパー保育園を作ってもらいたい。そこでは、医療的ケア児の受け入れだけでなく、休日保育、地域子育て支援センター、災害時の拠点などの機能もあればよい。例えば、職員が自園に通えないような災害時には、事前に登録した近隣の公立・私立の保育士がスーパー保育園に集まって活動するようなことが考えられる。

 また、中山間地域については保育需要が少ないが、子どもがいなくなればその地域が元気をなくしてしまうため、セーフティネットの役割を公立保育園が担って欲しいと思う。

● 広島市は、中山間地域が広いため、そこでの幼児教育・保育をどうしていくかは重要な視点だと認識している。

○ 公立・私立の役割分担を考えるに当たっても、災害時の体制を考えることは大事だと思う。

● 災害時の対応については、平時から準備しておくことが必要だと認識している。

 本市では、各施設でマニュアルを作成していることに加えて、危機管理室が中心となって市全体の災害対応の方針を取りまとめた地域防災計画があり、幼稚園や保育園がどういう対応をするかが整理されている。

○ 幼稚園と保育園の役割分担も必要になると思うが、保護者が気軽に相談できる相手として保育士の割合が高い一方、幼稚園教諭の割合は高くない。その原因が見えてくると、幼稚園と保育園の特性を生かした役割分担も見えてくると思う。

○ 0~2歳では生活に関する不安が多くあるので、日々接する保育士が相談相手になることが多いと思う。

○ 保育所保育指針においても「保護者支援」が保育士の役割として位置づけられており、0歳児のように言葉での意思疎通ができない子どもも預かっているため、保護者が不安に思うことが多く、保育士に相談しやすい環境にあるのではないか。

○ 幼稚園教育要領の範疇で言うと、幼稚園は教育をするということで、今回の保護者アンケートでは小学校接続の取組の充実を園に求める保護者が多いが、そういう点では保育園より幼稚園の方が対応しやすいということではないか。

○ 保育園でも幼稚園でも、小学校接続の取組は行っている。

 アンケート結果として、子どもの年齢別でクロス集計をすると、違う結果が出るのではないか。

● 回答数として、3~5歳児の子どもの保護者よりも、0~2歳児の子どもの保護者の方が多いことも影響しているのではないかと思われる。

○ 来年度から会計年度任用職員制度が導入され、公立保育園では、採用2年目でも正規職員は3歳未満児のクラスのリーダーになる。ベテランの会計年度任用職員も配置するが、保護者支援については、若い保育士の育成が大事になる。

○ 幼児教育・保育を必要とする未就学児は途切れることなく存在するので、研修を継続しながら新たな研修体制の整備を進めていくことが必要になる。

○ 園によっては、1園だけで研修を実施することは難しい場合や、人手の都合上、職員を研修に派遣できる体制にない場合もあることから、職員を派遣し合えるといったような、全体で助け合う考え方があってもよいと思う。

○ こうした問題に関しては、乳幼児教育保育支援センターの役割とも関係すると思う。

● 「人材育成」は今年度の懇談会のテーマの1つとしており、次回以降、今年度の取組や今後の方向性について整理して、資料を提出する予定であることから、その際に御意見を頂ければと思う。

 また、今年度は、教育センターで実施する事例に即した対応を検討する事例研修等について、幼稚園だけでなく保育園にも研修の参加を呼び掛けている。

○ 「質の高い幼児教育・保育」とは何かについて、共通の認識が必要だと思う。

● 幼児教育・保育の「質」については、次回の懇談会で、事務局の考える「幼児教育・保育の質」のたたき台のようなものをお示ししたいと考えている。

○ 私見ではあるが、保育の質については、人的要素に加えて、物的要素、自然・社会環境といった3つが混ざり合ったものが質を支えているのだと思う。

○ 今回作成するビジョンでは、幼稚園教諭と保育士に求める像は一緒なのか。

● 今回のビジョンでは幼稚園と保育園を一体的に考えることとしているため、大くくりになるかもしれないが、幼稚園教諭と保育士に共通するものとして考えていきたい。

○ 幼稚園教諭と保育士で別々の像を描くのであれば、幼稚園と保育園の役割分担に資する特徴を考えやすいが、一体的なものとするのであれば、幼稚園と保育園のそれぞれ良い点を合体させていき、それに対応できる指導者を養成することが重要になると思う。

○ 今回の幼児教育無償化の中で、質の向上に関する取組の「見える化」が必要だと考えている。

 各園で質の向上に向けた取組を行っているが、外部の人にそれを理解してもらえるような資料がない。3歳から5歳の幼児教育の結果を評価しづらいという問題はあるが、見えるようにする努力をしていかないといけないと思っている。

○ 幼稚園と保育園で違いがあるとすれば、保護者との関わり方だと思う。保育園は、0~1歳という、親子の愛着が育まれる重要な時期に子どもを預かるため、その後の育ちに大きく影響を与えることを踏まえて、保護者を巻き込んで丁寧な保育を行っている。

○ 「質の高い幼児教育・保育」については、議論を継続していきたい。

 役割分担については、具体的な内容になると、公立と私立または幼稚園と保育園で共通するところと、施設ごとの個別性があるかもしれない。

○ 外国籍の未就学児の幼児教育・保育も保障していく必要があると思う。

● 外国籍の子どもに対する幼児教育・保育の問題への対応については、現在、策定中の「第2期子ども・子育て支援事業計画」の中で検討中のため、その状況を見ながら、検討していきたい。