ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

ページ番号:0000271737更新日:2022年3月17日更新印刷ページ表示

ホームページに掲載している教育委員会議議事録は、汎用性を考慮し、人名や地名など一部の表記について原本と異なる場合があります。

令和3年度第2回「人材育成のための意見交換会」議事要旨

令和3年度第1回人材育成のための意見交換会議事要旨

1 開催日時

   令和3年12月23日(木)  午後2時00分~午後3時30分

2 開催方法

   広島市中区地域福祉センター(大手町平和ビル)5階 大会議室

3 出席者

(1) 学識経験者・教育関係者・関係団体代表者

    深澤 悦子【座長】(広島都市学園大学子ども教育学部子ども教育学科准教授)

    伊藤 唯道    (広島市私立保育協会 副理事長)

    清川 里佳    (広島市私立幼稚園協会 副理事長)

    松川 美香    (広島市保育園長会 代表)

    野上 朋子    (広島市立幼稚園長会 副会長)

(2) 事務局(広島市こども未来局・広島市教育委員会事務局)

    保育指導課 課長補佐、主幹

    教育企画課 課長補佐、主査、指導主事、指導主事、主事

    指導第一課 主任指導主事

    教育センター 主任指導主事

4 議題(公開)

    各キャリアステージにおいて幼稚園教諭・保育士等に必要となる力(案)

5 傍聴人の人数

   1名

6 意見交換資料名

    各キャリアステージにおいて幼稚園教諭・保育士等に必要となる力(案)

7 出席者の発言要旨

 事務局の説明に対し、以下のような意見・質問があった。

 ※ 〇は学識経験者・教育関係者・関係団体代表者、●は事務局職員の発言を表す。

 

⑴ 資料について

○ 1つ目に、計画に関する記載ついては、評価とのつながりが分かるよう表現するとよい。2つ目に、幼児教育・保育を実践展開する力の成長期の欄にある「実践を通して、子どもの興味や関心により近づくよう、計画の改善を図る。」という記載については、子どもが主体であることが読める表現にするほうがよい。3つ目に、発展期以降に使用している「模範」という言葉については、先輩の姿を見て学ぶことも大切だが、型にはめるようにならないよう、今の時代に相応しい言葉にできないか。4つ目に、幼児教育・保育を構想する力、幼児教育・保育を実践・展開する力の発展期以降の欄には、保育を振り返り自己評価することについて、園全体で語り合い評価するなどして、新人・若手の職員を支援することを表現するとよい。5つ目に、幼児教育・保育を構想する力、幼児教育・保育を実践・展開する力には、自ら考える力が重要だ。例えば、多様な視点で子どもを見るためには、幼稚園教諭・保育士等が経験を積み重ねる中で、多様な考え方を身に付けることや変化させていくことが大切である。

○ 今のご意見を聞いて思い浮かぶのは、若い幼稚園教諭・保育士等ができるかできないかという価値で判断し、行動しているように見えることがあることだ。学力重視の社会で育った経験からなのか、自分を見つめる時間がないことや、自問自答ができていないという課題があるのではないかと感じる。

○ 1つ目に、責任感の基礎形成期の欄に、新たな課題等を解決することについて記載している。この力が発展期、充実・深化期にどのように繋がるのかということが分かるよう課題解決能力、実践力などを加えるとよい。2つ目に、幼児教育・保育を構想する力の基礎形成期の欄の中にある「活動内容、指導方法を振り返り次に生かす。」という項目について、大切なことは指導方法ではなく、実際の子どもの姿を通して子ども理解を深め、振り返ることである。基礎形成期から振り返りの際には、子どもにとってどうなのかという視点が重要である。3つ目に、幼児教育・保育を実践・展開する力の成長期の欄の中にある「自立的な活動を見守りながら」という表現については、自発的な活動を繰り返す中で自立が生まれるため、自立的よりも自発的という表現の方がよい。4つ目に、幼児教育・保育を実践・展開する力の欄の中には、「子ども反応から、子どもの興味や関心を捉え」という表現がある。基礎形成期は、子どもの内面を感じられるようになることが重要である。「子どもの反応」という表現からは子どもの行動に目を取られてしまわないだろうか。子どもの内面を含めて子ども理解をする重要性が分かるよう「子どもの姿」と記載するとよい。

○ 1つ目に、「模範」という言葉については、新人・若手から見て憧れの存在になるような言葉が入るとよいのではないだろうか。2つ目に、幼児教育・保育を実践・展開する力の成長期の欄の「実践を通して、子どもの興味や関心により近づくよう、計画の改善を図る」と記載されている項目については、幼稚園教諭・保育士等が活動を仕向けるというように捉えないよう、子どもの視点を大切にすることが分かるようにするとよい。

○ 幼児教育・保育を構想する力、幼児教育・保育を実践・展開する力については、基礎形成期が重要である。幼児教育・保育の質は、日々の保育の振り返りにより高まる。この時期から幼稚園教諭・保育士等は、保育を振り返る習慣を身に付けておくとよい。そのためにも重要なことは、保育の振り返りを園内で語り合いながら行い、基礎形成期の幼稚園教諭・保育士等の質の向上を発展期以降の幼稚園教諭・保育士等が支えることである。例えば「園内研修リーダーとして」などの具体的な言葉と合わせて記載するのもよいのではないだろうか。

○ 基礎形成期についての意見が多いため、基礎形成期の欄に関することから整理する。課題解決に関することについては、レイアウトを見ると基礎形成期から充実・深化期Ⅱまで続いているが、各ステージにも項目が必要だろうか。

○ 発展期以降にこれに対応するものがあればよい。

○ 課題解決能力について、現場では課題が発生した際に保育者が自己判断して行動すること、課題を自分で解決してしまおうとすることなどが問題になるのではないだろうか。今、幼稚園教諭・保育士等に求められるのは、課題が発生した際の解決方法や話し合いが重要になる。

○ 重要なことは、どのように課題を共有するのかということである。幼稚園教諭・保育士等が、「自分一人で取り組まなければならない。」という捉え方にならないようにするとよい。

○ 協調性の基礎形成期の欄にある、新たに発生する課題を解決する力に関する表現が発展期の欄にきて、その前段階のことを基礎形成期の欄に示してもよいのではないか。

○ 幼児教育・保育を構想する力、幼児教育・保育を実践・展開する力の欄に関することとして、子どもの姿を捉えることについて他に意見はないか。

○ 幼児教育・保育を構想する力の基礎形成期の欄に記載している「指導方法」という言葉は、記載しなくてよいのではないか。

○ 指導方法を振り返ることについて現場では、幼稚園教諭・保育士等が「できなかったから、次はこのようにしていきたい。」「もう少し違う指導をすればよかった。」などネガティブな振り返りになることがある。基礎形成期には幼稚園教諭・保育士等が保育の楽しさを感じることが何よりも重要であるため「指導方法」という言葉でなくてもよい。

○ 基礎形成期の幼稚園教諭・保育士等が意欲的に次の保育を改善するために、保育の楽しさを感じることは重要であり、ネガティブな振り返りは課題である。

○ 基礎形成期の幼稚園教諭・保育士等が保育の楽しさを感じるためには、基礎形成期ではなく、発展期以降の幼稚園教諭・保育士等の支え方が重要になる。

○ 基礎形成期は、子どもと一緒に遊ぶ中で子どもの内面を感じ、子どもの言動を楽しめるようになる。幼稚園教諭・保育士等は、保育の楽しさを実感し、積み重ねる中で子どもの次の成長を考える力が備わる。基礎形成期は次の保育に前向きに向かうことが重要だが、「指導方法を振り返る」という言葉では、指導方法に縛られてしまうことが懸念される。

○ 保育実践時の子どもへの関わり方は多様であり、子どもの姿によって関わり方が異なる。そのため、基礎形成期の幼稚園教諭・保育士等は、振り返るということのみならず、多くの関わり方を経験することが大切である。経験を繰り返し、プラスにもマイナスにも考え、精査する力が備わり次第に振り返りができるようになる。この時期は子どもの姿を通して保育を知り、積極的に経験を広げ、振り返ることが大切ではないだろうか。

○ 皆さんのご意見をまとめると、基礎形成期の幼稚園教諭・保育士等の幼児教育・保育を構想する力や幼児教育・保育を実践・展開する力には、子どもの遊びや生活について語り合い、子どもと共に経験しながら、次の実践を試みることや挑戦するといった内容が分かるとよいということになる。また、基礎形成期には、振り返りを先輩と一緒にするというようなことも分かるとよいのではないだろうか。

○ 基礎形成期は、先輩と語り合って保育を振り返り学んでいくことが重要である。

○ 成長期や発展期の保育者は、基礎形成期の保育者と一緒に考える力が必要になる。

○ そうなると幼児教育・保育を構想する力の発展期の欄の中にある、新人・若手の職員への構想を支援することとのつながりが分かりやすくなる。

○ 幼児教育・保育を構想する力の発展期の欄の同じ部分にある「助言」という言葉を共に考えることが分かるよう他の表現にできないだろうか。

○ 共に行動する、語り合う、構想を支援するなど視点が分かるよう表現することで整うのではないだろうか。

○ 初めに意見が出されていた幼児教育・保育を実践・展開する力の基礎形成期の欄の「子どもの反応」については、「子どもの姿」の方が相応しい。

○ 組織を運営する力の基礎形成期の欄に「担当する業務を遂行するため」という表現があるが、「業務」という言葉を「役割」にするとより分かりやすくなる。そうすることで、新規採用者にとってもイメージしやすくなり、幼児教育・保育の現場に馴染む。

○ 次に成長期の欄について整理していきたい。幼児教育・保育を構想する力、幼児教育・保育を実践・展開する力の発展期以降の欄にも関わってくるが、自己評価に関する内容について、意見が出ていたがどうだろうか。成長期のPDCAサイクルのところに「振り返り」ということを入れるかどうか。

○ 「PDCAサイクル」という言葉もどうかと思うところがあるが、計画・実行と書くと硬くなるやはり振り返る力がよい。分析する力が無ければ、子どもの姿を見る際に表面的なことしか捉えることができないのだが、現場の幼稚園教諭・保育士等を見ていて感じることは、表面に見えることから多くを想像し分析することが難しいのではないかということである。このような力を備えて幼稚園教諭・保育士等が振り返ることが重要である。

○ 幼児教育・保育を構想する力の成長期の欄にある「PDCAサイクルに基づいた保育実践を進める。」の部分については、単なるPDCAサイクルではないので今後再考していきたい。

○ 続いて幼児教育・保育を実践・展開する力の成長期の欄の「自立的」の部分は「主体的」の方が相応しい。同欄の別の項目にある「子どもの興味や関心により近づくよう」という表現についてはどうだろうか。

○ 記載している内容が分かりやすくなるよう「より近づくよう」という表現を記載せず、「実践の中で子どもの興味や関心を捉えて計画の改善を図る」にしてはどうだろうか。

○ 次に発展期の欄を整理していきたい。「模範」という言葉についてご意見が出されていたが、代わりになる言葉があるだろうか。

○ 事務局は、「模範」という言葉をどのような考えで記載しているのか。記載していることについては、よく理解できるが今の時代に相応しく、後輩を支えるリーダーであることが読み取れるようにできないだろうか。

● 一般的に人材育成において用いられる言葉であることや、新人・若手の成長を支えるという要素を含めて記載している。いくつかある「模範」という表現については、全てを同じように変えるだけでは難しいと思われるので、表全体のバランス見て事務局で再考したい。

○ 幼児教育・保育を構想する力の発展期の欄にある「助言」という言葉については、先程も意見が出たように、共に行動する、語り合う、構想を支援するなどの表現にすることで整うのではないだろうか。また、この欄の中には、特別な配慮を要する子どもに関する専門性についての記載がある。その中に「促す」という言葉があるのだが、「急がせる」や「はやし立てる」といいった意味があるため、そうしたイメージで読まれないような言葉になるとよい。

○ 続いて充実・深化期Ⅱについては、ご意見が出ていませんでしたが確認を含め整理していきたい。「園の代表者」としてという表現がいくつかありますが、園長等については管理者であり、園種次第では最終責任者であるため、「園の責任者」とする方がよいのではないだろうか。

○ 幼児教育・保育を構想する力の充実・深化期Ⅱの欄に、「計画を職員に示す。」と記載されている。園長等が「示す」ものではなく「職員と共に作る」ものであるため、園長が主導しながら職員を巻き込み一緒に作るというイメージになるように記載するとよい。