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ページ番号:0000017030更新日:2019年10月21日更新印刷ページ表示

平成26年第8回教育委員会議(7月定例会)会議録

平成26年第8回広島市教育委員会議会議録

 平成26年7月9日(水曜日)、平成26年第8回教育委員会議(定例会)を教育委員室において開催した。

1 開会及び閉会に関する事項

  • 開会 午前 9時30分
  • 閉会 午前10時30分

2 出席委員

  • 委員(委員長) 井内 康輝
  • 委員 溝部 ちづ子
  • 委員 藤本 圭子
  • 委員 栗栖 長典
  • 委員 鈴木 由美子
  • 委員(教育長) 尾形 完治

3 事務局等の出席者

  • 教育次長 川添 泰宏
  • 青少年育成部長 熊田 一雄
  • 学校教育部長 隅田 一成
  • 指導担当部長 湧田 耕辰
  • 教育センター所長 市川 昭彦
  • 総務課長 橋場 忠陽
  • 教育企画課長 西原 寛行
  • 施設課長 前川 清司
  • 施設課計画担当課長 和田 広
  • 育成課非行防止・自立支援担当課長 高山 茂己
  • 指導第一課長 島筒 篤
  • 指導第二課長 登 民夫
  • 生徒指導課長 開 英治
  • 保育企画課長 白石 一行

4 傍聴者等

 2名

5 議事日程

  • 議題1 平成26年度「ゆかたできん祭」における暴走族等の状況について(報告)
  • 議題2 平成26年度専門家評価(専門家による第三者評価)について(報告)
  • 議題3 広島市立阿戸幼稚園の廃止について(議案)【非公開】
  • 議題4 「広島市いじめ防止対策推進審議会」委員の任命について(議案)【非公開】

6 議事の大要

井内委員長

 ただ今から、教育委員会議定例会を開催します。
 本日は、傍聴の方もお見えになっておられますが、お手元にお渡ししております注意事項をよくお読みいただき、静粛に傍聴していただきますようお願いします。
 本日の議事録署名者は、溝部委員と藤本委員にお願いします。
 それでは、議事に移ります。
 本日の議題は、お手元の議事日程のとおりですが、本日審議予定の議題3及び議題4につきましては、広島市教育委員会会議規則第7条第1項第1号及び第5号の規定に該当することから、審議を非公開としたいと思いますが、御異議ありませんか。
 (異議なし)
 それでは異議なしと認め、議題3及び議題4については、非公開と決定しました。
 それでは、議題に入ります。
 議題1の「平成26年度『ゆかたできん祭』における暴走族等の状況について」を議題といたします。
 本件は報告案件でございます。内容につきまして、育成課非行防止・自立支援担当課長から説明を受けます。

育成課非行防止・自立支援担当課長

 それでは、6月6日から8日まで3日間開催された「ゆかたできん祭」における暴走族等の状況について説明します。
 まず、「平成26年度『ゆかたできん祭』における暴走族等の状況について」を御覧ください。
 「ゆかたできん祭」の開催期間中、市民局と共同で「暴走族対策本部」を設置し、延べ74人の市職員が対応に当たりました。
 1の「期間中の状況」を御覧ください。
 初日は、雨天のため人出が少なかったのですが、2日目は天候に恵まれたこともあり、初日、3日目に比べて祭り客が多い状況でした。3日間を通じて、アリスガーデン及びその付近一帯で監視及び街頭補導活動を行いましたが、特異な動向はありませんでした。
 2の「当課における街頭補導活動の内容」として、職員及び相談員は、期間中のアリスガーデン、本通り商店街などにおいて、喫煙、服装や髪形が目立ったものなどの少年67人に対し、声かけを実施しています。活動人数や声かけをした少年の内訳は資料のとおりです。
 次に、中学校と連携し実施したものとして、近隣6中学校の教職員、PTA等が自主的に実施した街頭補導活動に当課職員が同行し、アリスガーデンや本通り商店街などにおいて、合同で見回りや声かけ活動を行いました。
 3の「総括」ですが、開催期間中、県警からアリスガーデン付近において、面倒見や暴走族OBが姿を現わしているという情報がありましたが、集会などの状況はなく、また、特攻服、統一ジャンパーを着用した者の出没も見られず、3日間を通じて、広島市暴走族追放条例に基づく中止命令を適用する事案の発生はありませんでした。
 期間中に警察と合同で行った清掃活動は、ゴミの散乱を防止するとともに、アリスガーデン内の滞留者の移動を促し、特異事案の防止につながっています。
 また、警察の発表によりますと、祭りの期間中、主なものとして、喫煙、不健全娯楽などで、延べ58人が補導されており、昨年と比べて15人の減少となっています。
 今後とも、警察、学校など関係機関との連携を密にしながら新たな暴走族を生まないための対策に粘り強く取り組んでまいります。
 以上で、「ゆかたできん祭」における暴走族等の状況についての説明を終わらせていただきます。

井内委員長

 ただ今の説明について、御質問等はございませんか。

溝部委員

 二つございます。
 一つは、「不健全娯楽」というのは、具体的にはどんなものかということです。
 もう一つは、ここ数年心配な状況がなくなって、落ち着いた祭りの状況だと報告を受けて、大変素晴らしいことだと思っています。市の職員をはじめ、中学校、小学校の教職員、PTA、各種団体が協力しています。このようになったのは学校の先生方が、中学生に対して指導を行っているのだと思いますが、中学校、小学校では、この祭りに対して、どういうふうな参加の仕方をするようにという指導をされているのかということが分かれば教えてください。

育成課非行防止・自立支援担当課長

 まず、「不健全娯楽」についてですが、ゲームセンターにおいて、少年が規制された入店時間以外に入店した場合、例えば18歳未満であれば、風営法の関係で、午後10時以降は入店禁止となっています。16歳未満であれば、日没後は入店禁止となっています。これを超えて入っている者に対しての補導ということになります。今年は初日に雨が降りましたので、ゲームセンターの方を集中的に補導活動されています。
 二点目の関係ですが、私は中学校のPTA及び先生と巡回したのですが、中学校の先生は、中学生に対しては、夜間遅くなるまで出歩かないように注意されたと聞いています。小学校については聞いておりません。

栗栖委員

 補導の数も昨年と比べて減っているということで、落ち着いた状況であると認識させていただいてよろしいのでしょうか。

育成課非行防止・自立支援担当課長

 はい。

栗栖委員

 そういう落ち着いている中でも、来年に向けての課題として意識しているものがありますか。

育成課非行防止・自立支援担当課長

 暴走族の状況というのが、平成22年当時に20グループ、65人把握していましたが、それから以後は、暴走族というよりそのOBがアリスガーデンとかに集まって、現役はほとんどいませんでした。昨年、土、日に1名ずつ確認しましが、それ以外はいないということで、今年もほとんどOBばかりという状況でした。ただ、暴走族ではないけど、非行グループと言われる少年がいますので、今後はそれに対する声かけや補導活動を厳しくしていかないといけないと思います。

井内委員長

 私が一番気になるのはゴミの散乱です。先日のワールドカップのスタンドで若い人たちが青い袋をもってゴミを集めたことについて大変高く評価されていますが、例えば、学校の中でそういうゴミを集めるというボランタリーな意思がある子どもたちが、祭りの終了時に集まってゴミ集めをするなど、暴走族対策という本来の趣旨とは外れるけれども、皆で街をきれいにするということも教育的な効果もあると思うので、また御検討いただければと思います。
 他に御質問等はございませんか。
 (質問等なし)
 次に、議題2の「平成26年度専門家評価(専門家による第三者評価)について」を議題といたします。
 本件は報告案件でございます。内容につきまして、指導第二課長から説明を受けます。

指導第二課長

 それでは、資料の3ページをお開きください。
 議題2「平成26年度 専門家評価(専門家による第三者評価)について」御報告いたします。
 この専門家評価は、平成20年度から実施しており、平成25年度までの6年間に小学校6校、中学校9校で実施しております。
 まず、1の「目的」ですが、専門家評価は、各学校が主体的に行う評価活動や教育委員会の支援について評価し、学校及び教育委員会に対して、その改善に向けた意見・提言を行うことにより、適切な学校の取組や教育委員会の支援を促進することでございます。
 次に、2の「実施体制」ですが、本年度は、「平成26年度実施体制イメージ図」に示しておりますように、有識者3名の評価委員で構成する評価委員会を設置し、評価委員会の評価委員がチーフとなり、評価専門委員2名を加えた評価チームを、専門家評価の実施校ごとに編成して、実施することにしております。
 それぞれの評価チームは、担当校の評価活動を行い、評価委員会が評価報告書としてとりまとめ、教育委員会と各学校に意見・提言がなされます。
 教育委員会では、この評価報告書に基づき、3年間各学校を支援することになっています。
 次に、3の「対象校等」ですが、評価対象校は、学校経営や教育活動のより一層の充実・改善に向けた専門家評価の実施を希望した小・中学校の中から、評価委員会が専門家評価を実施する必要があると判断した、高陽中学校、狩小川小学校、深川小学校の3校を評価対象校としています。
 この3校は、同じ中学校区であり、同じ時期に小・中学校が評価を受けることで、小・中が連携してどのような改善ができるか、9年間を見通して何ができるかという方策を考えることができると考えております。
 各学校が希望している意見・提言の内容についてですが、高陽中学校は、教師と生徒の信頼関係を築くための学校運営について、生徒指導の三機能を生かし、特別支援教育の視点に立った授業づくりについて、学習環境の整備について、改善に向けた意見・提言を行うことを希望しております。
 狩小川小学校は、学校評価の指標及び評価の客観性や妥当性について、「規範性をはぐくむ教育」リーディング校、「平和教育プログラム」実践協力校としての取組の成果について、「聴き合い、伝え合い、学び合う」授業づくりについて、改善に向けた意見・提言を行うことを希望しております。
 深川小学校は、教職員が一体化した組織的な学校運営について、豊かな人間関係と規範意識を高める授業づくりについて、学習環境の整備について、改善に向けた意見・提言を行うことを希望しております。
 さらに、3校ともに、各学校における課題・特色を踏まえた、効果的な小・中連携の取組についても、改善に向けた意見・提言を行うことを希望しております。
 これらの評価及び意見・提言の希望から、今後、評価委員会、評価チームにおいて、より具体化を図り、評価目的、評価項目を決めて、学校訪問調査等の計画を立てることにしております。
 それでは資料の4ページを御覧ください。
 4の「スケジュール」についてです。
 スケジュールは、表のとおりですが、4月に専門家評価の希望を受け付け、6月下旬に評価対象校を決定して、本日、教育委員会議で報告をさせていただいております。
 今後、評価チームを編成して、7月から10月にかけて、2回程度、必要に応じて3回の学校訪問調査、教育委員会ヒアリング等を行い、11月から12月までに評価報告案を作成して、2月までに評価報告を行うことにしております。
 そして、3月の教育委員会議で、評価報告の内容について報告させていただく予定です。
 また、評価報告を受けた学校では、評価報告の意見・提言を踏まえた改善策を策定して、計画的に実施するともに、教育委員会も教育委員会に対する評価報告の意見・提言、学校の改善策を踏まえて、支援策を策定して学校を支援していくことにしております。
 なお、7月から10月の学校訪問調査で、財政的・人的支援が必要な場合は、翌年度の予算・人事に反映できるように中間報告をさせていただきます。
 次に、5の「評価委員会」評価委員についてですが、広島大学の林教授、福岡大学の高妻教授、広島大学の曽余田准教授の3名の方に、昨年度に引き続き評価委員をお願いしております。
 報告は、以上でございます。

井内委員長

 ただ今の説明について、御質問等はございませんか。

鈴木委員

 対象校のところですが、高陽中学校区ということですが、効果的な小・中連携の取組には、ある程度似た視点というのを3校とも持っていた方が良いのではないかと思います。それで「評価及び意見・提言の希望」を見たところ、共通しているのは、授業づくりが一点、もう一つは、学校運営に関わるのかもしれませんが、何かに取り組んで成果を挙げている、例えば、高陽中学校は教師と生徒の信頼関係、狩小川小学校は二つの実践協力校としての取組、深川小学校は一体化した組織的な学校運営ということで、学校運営に関しての共通点があるのではないかと思いました。それぞれ中身は違いますが、ある程度統一性をもって、その視点で実施すると、小学校で習った子どもが中学校に行くわけですから、中学校が改善されていく、そうするとその中学校に行きたいという子どもたちが増えて、より小学校も活発化すると思いますので、評価チームに依頼される時には、全部が同じではなくても良いとは思いますが、そういう視点について統一性を持たれて助言をしていただければ良いではないかと思います。

指導第二課長

 評価委員会において先生方と協議をして、評価項目や内容について今後決めていく予定です。御指摘いただきました授業づくりや組織的な学校運営というのは大事な視点ですので、それを9年間の小・中連携を見通した中で評価項目を定めていきたいと思います。

溝部委員

 最近、小・中連携とか小・中一貫、学制改革など、今後の方向性ということで話題になっています。その中で、市教委としてここ何年かは、中学校区で専門家評価を行っているメリットを生かしていったらどうかと思います。
 今、鈴木委員から授業づくりというのが共通課題になっていると言われましたが、そろそろこういうことを通して、小・中連携、小・中一貫の中で、共通できる指導目標、指導内容、指導法、評価方法、カリキュラム作成など、一つ一つの視点でもって小・中連携がどんな風にできるかということを探っていく時期、あるいはまとめていくべき時かなと思います。是非、昨年度まで行った専門家評価の中で、そういう報告があれば見せていただければと思います。

指導第二課長

 昨年度も三入中学校、尾長小学校で実践しております。現在、両校とも、小・中連携という視点の中で、すでに平成26年度から、提言等を受けた内容を踏まえて実践を進めております。

溝部委員

 小・中連携は難しいところもたくさんあって、全国的にも、情報公開や生徒指導的なことに主眼を置いた小・中連携が圧倒的に多いという状況があります。ついこの間も他の政令都市の話をした時に、そこの域を出ていなくて、学力ということまではなかなか難しいということを伺いました、今後これを検討すべき時ではないか、広島市独自で行われたらいいなと思いました。

藤本委員

 3ページの3の「対象校」のところの高陽中学校の2番目に「特別支援教育の視点に立った授業づくり」とありますが、これは具体的にどういったことを想定していますか。

指導第二課長

 詳細なことにつきましては今後、学校の方と協議していく必要があると思います。例えば、高陽中学校では、板書や発問等の工夫など、いわゆるユニバーサルデザインの視点を取り入れた授業づくりについて評価・提言をいただくよう、現在、検討を行っています。

藤本委員

 理科教育においても、一方的に先生が教えるということが効果的にどうなのかといって、いろんな授業のあり方というのを研究されていますが、小・中で同じ学区でやるという以上は、中学校になっていきなり特別支援教育の視点というのが出てくるのではなく、小学校の時点からそういったことを取り入れたようなプランニングを考えていくのが効果的かと思いますので、3校それぞれバラバラというのではなく、9年間を見通した上での項目の設定をするのが効果的だと思いますし、中学校区全体でやることの意味だと思います。
 それともう一点、昨年度も言いましたが、学校評価で得られた知見、例えば、生徒会活動を活発化することによってこういった効果が得られるとかいった知的財産の蓄積の部分について、やはり1校だけで済ませるのではなく、市内全域の学校に対してある程度情報公開を行うといったシステムづくりが必要ではないかという話をさせていただいたと思いますが、そういった評価の結果について、他にも展開していくシステムづくりについて何か考えていることがありますか。

指導第二課長

 御指摘の点は、これまでの専門家評価の提言を受けて取組を進めていることについて、他校にも成果等を広げていくということが大変重要だということですが、これまで評価対象校の中で、例えば組織運営についてとか授業の状況について、何年間かで提言を受けて進めてきたという内容については、校長会で評価項目、課題、対応策の3つに分類し、説明しています。今後も、学校訪問や研修会等でも具体的な事例を挙げて、具体的に説明していく必要があると考えています。また、今後の専門家評価のあり方については、今年度末までには、来年度の方向性について協議して決定していきたいと考えています。

井内委員長

 私は、専門家評価も次のステップに入るべきであるという印象を持っています。これまでの学校運営や授業づくりについて行った内容は、他校にも情報提供ができれば、他校でも参考になると思います。そして、次のステップは中・高一貫で、もしやった場合に、どのように連携を図っていくかということに視点を絞って専門家の意見を伺うとか、あるいはその視点で見たときに今の授業はどうなのかというように見方の違いが出てくるのではないかと思います。そういうところに一歩踏み込んでいただくと、評価システムのあり方や評価の意義がグレードアップするのではないかという印象を持ちました。

溝部委員

 課題としては難しいけれども、3校になりますので、小・小連携がなければ小・中連携も難しいのかと思います。できるところで何ができるかというところを探っていただきたいと思います。

井内委員長

 それも整理をしてきちんと一つの筋が通るように準備を少しずつやっていくということが大事だと思います。全部の小学校をやるわけにはいきませんが、モデルになってそれを広めるということも重要なステップだと思います。
 他に御質問等はございませんか。
 (質問等なし)
 次の議題3及び議題4は、先ほどお諮りしたとおり、非公開となりましたので、傍聴人、報道関係、及び関係者以外の方は、退席していただきますようお願いします。

(傍聴人等退席)

(非公開部分省略)

井内委員長

 以上で予定の議題は全て終了いたしました。
 本日の教育委員会議を終了いたします。
 次回の教育委員会議は、8月27日(水曜日)午前9時30分からです。

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