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ページ番号:0000017019更新日:2019年10月21日更新印刷ページ表示

平成26年第5回教育委員会議(4月定例会)会議録

平成26年第5回広島市教育委員会議会議録

 平成26年4月15日(火曜日)、平成26年第5回教育委員会議(定例会)を教育委員室において開催した。

1 開会及び閉会に関する事項

  •  開会 午前 9時30分
  •  閉会 午前10時10分

2 出席委員

  •  委員(委員長) 井内 康輝
  •  委員 溝部 ちづ子
  •  委員 栗栖 長典
  •  委員 鈴木 由美子
  •  委員(教育長) 尾形 完治

 藤本圭子委員は欠席

3 事務局等の出席者

  •  教育次長 川添 泰宏
  •  青少年育成部長 熊田 一雄
  •  学校教育部長 隅田 一成
  •  指導担当部長 湧田 耕辰
  •  教育センター所長 市川 昭彦
  •  総務課長 橋場 忠陽
  •  学校安全対策担当課長 池脇 雅彦
  •  指導第一課長 島筒 篤
  •  指導第二課長 登 民夫

4 傍聴者等

 5名

5 議事日程

  •  議題1 平成26年度全国学力・学習状況調査の結果公表について(報告)
  •  議題2 平成25年度専門家評価(専門家による第三者評価)の実施について(報告)
  •  議題3 訴訟について(報告)【非公開】

6 議事の大要

井内委員長

 ただ今から、教育委員会議定例会を開催します。
 本日は、傍聴の方もお見えになっておられますが、傍聴の方は、お手元にお渡ししております注意事項をよくお読みいただき、静粛に傍聴していただきますようお願いします。
 本日は、藤本委員が所用により欠席されていますが、定足数は満たしています。
 それでは、事務局の人事異動がありましたので、議事に入る前に、事務局新任職員の紹介をしてください。

総務課長

 (事務局新任職員の紹介)

井内委員長

 今年度の最初の教育委員会議ですし、新任の職員も御出席ということですので、議事に移ります前に、委員長として一言申し上げたいと思います。
 教育委員会の在り方として、広島市の教育行政を合議制で進めていくという責任を担っていますが、それを支えていただいているのは、皆さんのお力だろうと思っています。教育委員会の改革の問題も国会で審議されていますし、大きな問題も抱えています。ただ、広島市の教育委員会としては、充分な機能を果たしているのではないかと考えていますので、今後も一層の皆さんの御努力の上に、我々も充分な協議をして、円滑な教育行政を進めていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。
 それでは、議事に移ります。
 本日の議事録署名者は、栗栖委員と鈴木委員にお願いします。
 本日の議題は、お手元の議事日程のとおりですが、本日審議予定の議題3につきましては、広島市教育委員会会議規則第7条の規定に該当することから、審議を非公開としたいと思いますが、御異議ありませんか。
 (異議なし)
 それでは異議なしと認め、議題3については、非公開と決定しました。
 それでは、議事に入ります。
 議題1「平成26年度全国学力・学習状況調査の結果公表について」を議題といたします。
 本件は報告案件でございます。内容について、指導第二課長から説明を受けます。

指導第二課長

 議題1「平成26年度全国学力・学習状況調における結果公表について」、御報告いたします。
 お手元の資料2ページを御覧ください。
 1の「県教育委員会による市町別結果の公表について」ですが、下の「参考」にありますように、文部科学省は、「平成26年度全国学力・学習状況調査に関する実施要領」において、都道府県教育委員会において、市町村教育委員会の同意を得た場合は、実施要領に定める配慮事項に基づき、当該市町村名又は当該市町村教育委員会が設置管理する学校名を明らかにした調査結果の公表を行うことは可能であること、また、市町村教育委員会において、それぞれの判断で、実施要領に定める配慮事項に基づき、個々の学校名を明らかにした調査結果の公表を行うことは可能であることを定めました。
 これを受けて、広島県教育委員会は、平成26年度以降の全国学力・学習状況調査について、従前の「基礎・基本」定着状況調査と同様に、市町別の結果とともに分析結果及び改善方策を公表するとの方針を示しました。
 本市においては、これまでも、市教育委員会として、平均正答率及び改善方策等を公表していることから、広島市として、県教育委員会が本市を含む市町別の平均正答率及び分析結果、改善方策を公表することに同意しましたので報告させていただきます。
 次に、「本市の学校別結果の公表について」についてですが、学校が保護者等の信頼に応え、学校教育の一層の充実を図るためには、学校が積極的な情報提供を行うことが重要であり、本市では、これまでも、全小・中学校が、自校の平均正答率及び分析結果、改善方策等について、ホームページや学校だより等を通じて、保護者や地域に説明を行っています。
 こうしたことから、来年度からの自校の結果公表についても同様の対応が可能と考えられるため、本市の学校別結果の公表についても、市教育委員会としては公表せず、それぞれの学校の判断に委ねることとします。
 以上、全国学力・学習状況調査における結果公表の考え方について報告させていただきました。

井内委員長

 ただ今の報告について、御質問等はございませんか。

鈴木委員

 参考のところの下の白丸(○)のところですが、特に2番目のところが大事かと思いますが、通知のみではなく、改善方策を公表するということだと思います。平均点を上げるということが目的ではなくて、全体として子どもたちが勉強を分かるようになるとか、学校に行きたくなるようにしていく、そのための一つの視点に過ぎないと思います。ですから、そこを個々の学校にも御理解いただいて、単に分析結果を出して改善方策を出すということではなくて、学校が元気になる、子どもが勉強を分かるようになることが大事であることをしっかりと周知していただきたいと思います。

鈴木委員

 今回の結果を受けて、広島市教育委員会の方で、広島市の教育施策を改善するための資料として、徹底的に分析をして、より良い教育の具体的な施策を作っていかなければならないと考えています。

井内委員長

 数値がいたずらに独り歩きしないようにということは、これまでも本委員会で議論してきたことですが、改善方策を具体的に市町単位で考えて、それと併せて出すことによって、数値のみの独り歩きを少しは防げるのではないかと考えています。
 県教委と同じ方向を向いて、そういう作業が出来れば広島県全体の教育の内容の改善に資するのではないかと考えているところです。
 次に、議題2「平成25年度専門家評価(専門家による第三者評価)の実施について」を議題といたします。
 本件も報告案件です。内容について、指導第二課長から説明を受けます。

指導第二課長

 それでは、議題2「平成25年度専門家評価(専門家による第三者評価)の実施について」御報告いたします。
 資料の3ページをお開きください。
 この専門家評価は、平成20年度から実施しており、平成24年度までの5年間に小学校5校、中学校8校で実施しております。
 まず、1の「目的」ですが、専門家評価は、各学校が主体的に行う評価活動や教育委員会の支援について評価し、学校及び教育委員会に対して、その改善に向けた意見・提言を行うことにより、適切な学校の取組や教育委員会の支援を促進することでございます。
 次に、2の「対象校」ですが、平成25年度は、尾長小学校と三入中学校で実施いたしました。
 次に、3の「実施体制」です。
 平成25年度の実施体制イメージ図を御覧ください。
 昨年度は、3名の評価委員による評価委員会を設置しています。また、評価委員会は、専門家評価の実施にあたり、2校の訪問調査等の評価活動を行うため、評価委員1名と評価専門委員2名による評価チームを編成しています。
 それぞれの評価チームは、担当校の評価活動を行い、評価委員会が評価報告書として取りまとめ、この度、教育委員会と各学校に意見・提言がなされたものです。
 教育委員会では、この評価報告書に基づき、3年間各学校を支援することとしています。
 下の(1)、(2)を御覧ください。
 「評価委員会」は、広島大学の林教授、福岡大学の高妻教授、広島大学の曽余田准教授の3名に評価委員をお願いしました。
 また、「評価チーム」につきましては、学校評価、学校経営、学習指導等の専門家で、評価委員会が適任と判断した小学校及び中学校の元校長先生に評価専門委員をお願いし、尾長小学校は、高妻評価委員をチーフに、財津、平岡両評価専門委員、三入中学校は、曽余田評価委員をチーフに、財津、瀧口両評価専門委員で評価チームを編成しました。
 資料の4ページを御覧ください。
 4の「評価目的及び意見・提言」ですが、評価報告につきましては、学校ごとに別冊の「平成25年度広島市専門家評価 評価報告」で取りまとめられておりますので、後程御覧ください。本日は、ポイントを絞り、評価目的及び専門家からの意見・提言について説明させていただきます。
 まず、尾長小学校についてです。
 尾長小学校については、学校教育目標である「つながりを大切にし、ともに生きる子どもの育成」を達成するために取り組んでいる教育活動や、校長のリーダーシップ等を含めた学校経営の状況について、専門的な立場から意見・提言をいただきました。
 まず、学校に対しては、4つの意見をいただいています。
 丸1の「学校運営について」では、現在実施している校長、教頭、主幹、教務主任、各推進委員長等による「作戦会議」を継続することが重要であるとのことでした。
 また、小・中連携を具体的に進めるために、小・中学校で研究テーマ等を同じにしたり、定期的な生徒指導主事の連絡会や中学校区校長会などを連携強化につながる意味ある情報交換の場にしたりすることが望まれるという意見・提言をいただきました。
 丸2の「授業について」では、現在、授業づくりにおいて、発問の工夫と評価に取り組んでいるが、「発問と連携した板書の構造化」が必要であるとのことでした。
 また、学習の様々な場面で「書くこと」を取り入れ、児童の書いたことから児童の学習への意欲や理解度を把握し、授業に生かすことが一層望まれるという意見・提言をいただきました。
 丸3の「生徒指導について」では、「学校が楽しい」とする児童の回答が多いことについて、「何が楽しいのか」、その内容を分析することが必要であり、アンケートに記述欄を設けるなどの工夫が必要であるとのことでした。
 丸4の「家庭・地域との関係について」では、「地域もPTAも学校の取組を評価している」とした上で、教職員が地域にとってさらに身近な存在となるよう、例えば、本校の教職員一人一人が継続的に行っているよい取組などを、PTAや地域の行事等の機会をとらえて紹介するべきであるという意見・提言をいただきました。
 次に、教育委員会に対しては、大きく三点の支援が必要であるとの意見をいただいております。
 まず、丸1の「研修について」では、教頭や主幹、各主任の現在の力量を維持するため、教育委員会による課題解決に向けた継続的な指導・助言が必要であるということです。丸2の「人事上の配慮について」では、現在、落ち着きを見せつつある状況を維持し、さらなる落ち着きを図るために、生徒指導加配が不可欠であるとともに、校長・教頭・教諭の人事について、自校昇任と転任のバランスに配慮することや、生徒指導経験が豊富で、授業実践を牽引するミドルリーダーになり得る職員の配置が望まれるということです。
 また、保健室来室者数が年々増加し、養護教諭の対応が困難になっていることから、養護教諭の複数配置が実現すれば、状況の改善が期待されるということです。
 丸3の「予算上の配慮について」では、尾長小学校で検討された改善策の実現に向け、様々な専門性をもった講師を招へいするための予算措置が望まれるということです。
 次に、三入中学校についてです。
 三入中学校では、生徒たちの自尊感情と学力を高めるための「生徒指導の三機能を生かした授業づくり」に取り組んできました。こうした指導の在り方や地域の学校として信頼される学校づくりのための学校経営・組織マネジメントの状況について、意見・提言をいただきました。
 まず学校に対しては、五つの意見をいただいています。
 丸1の「本校生徒としての誇りと自己肯定感を育てるための学校のビジョンの明確化について」では、本校生徒としての誇りと自覚を育てることが大切であるため、学校のビジョンを明確にし、三入中の自慢できること、三入中にしかできないこと、三入中が目指すことなどの取組を行うことが望まれるとのことでした。
 また、学力向上の取組だけでなく、部活動、縦割り活動、学校行事の活性化を進め、評価・広報を進めるなどのアプローチが必要であるとのことでした。
 さらに、教員の勤務体制について、より一層の工夫を図るため、視察や研修を積極的に取り入れるべきであるという意見・提言をいただきました。
 丸2の「ビジョンを推進する力をもつ校内組織の必要性について」では、新しい取組を強力に推進するため、校長の指導の下にビジョンを学校全体のものにして推進する力を持つ組織が必要であるという意見・提言をいただきました。
 丸3の「どの教科にも共通させた学習方法の導入について」では、授業の発言話型、ノートの書き方等、どの教科にも共通な、三入中学校の学習方法を決めて取り組むことが必要であるという意見・提言をいただきました。
 丸4の「キャリア教育について」では、キャリア教育を充実させることによって、自分の進路をしっかりと考える力をつけることが重要であるという意見・提言をいただきました。
 丸5の「小学校との連携について」において、小・中学校の教員同士が交流し、互いを知る機会を設け、協力体制を強めることが必要であるという意見・提言をいただきました。
 次に教育委員会に対しては、大きく三つの支援が必要であるとの意見をいただいております。
 まず、丸1の「人事上の配慮について」では、生徒指導加配、スクールサポート指導員、スクールサポーターの配置によって、生徒を落ち着かせる指導ができており、本校が生徒指導対応をしながら学力向上に取り組む過渡期であることから、これらの支援を来年度も継続する必要があるということです。
 丸2の「施設整備について」では、教室のドアや廊下の照明の改修や必要な荷物が入る大きさの個人ロッカーの設置が必要であるということです。
 丸3の「その他について」では、広島中等教育学校の今後の見通し、受験状況などについて、近隣の中学校が実態を把握できるよう、小・中学校の校長連絡会等での情報交換を行う必要があるということです。
 評価報告については以上ですが、冒頭の実施体制でも説明したとおり、評価後は学校が作成した学校経営重点計画に基づいて、3年間学校支援を行うことになっており、現在、学校と連携を図りながら取組を進めています。
 以上、平成25年度専門家評価の概要について御報告いたしました。また、現在、平成26年度の専門家評価の実施に向け、対象校の選定を行っているところです。
 報告は、以上でございます。

井内委員長

 ただ今の報告について、御質問等はございませんか。

鈴木委員

 専門家評価をするということで、学校の今までやっていた取組も評価していますし、課題も見えるようになったということで、今後も続けていただきたいと思います。
 質問としましては、3年間の学校支援体制を取るということで、それは尾長小学校と三入中学校でだと思いますが、教育委員会への要望事項などに、研修ですとか、小・中学校の連携などということが書いてありますが、尾長小学校を3年間のうちに研究大会を開いて公表するような仕組みを作るとか、小・中連携の何らかの事業をするということを決められるとスムーズに進むのではないかと思いますが、そのようなことについて見通しがありましたらお聞きしたいと思います。

指導第二課長

 教育委員会では、今年度から2ヵ年をもって始めます「小中連携教育重点校」として、二葉中学校区、観音中学校区、三入中学校区の3中学校区を指定することとしています。
 したがって、尾長小学校と三入中学校については、二葉中学校区、三入中学校区のそれぞれの学区において、学習指導、生徒指導の両面から、9年間を見通した研究推進を行っていただき、教育委員会がその取組の支援をしてまいりたいと考えています。

鈴木委員

 小中連携の取組は、どの学校においてもプラスだと思います。小学校の子どもが中学校へ行くわけですから、小学校でしっかり育てていただいて、中学校に行っていただければ、中学校も随分改善されていくと思います。今言われた重点校というのをアピールして、そこに他の中学校区の先生方も見に行かれて、二葉中学校区や三入中学校区をモデルケースとして、全市的に学ぶというようなスタイルをとっていけばと思います。

溝部委員

 広島市の中で第三者評価をやっているのは残念ながら2校しかないということですが、この2校に対しては、とても充実した学校に対する提言や教育委員会に対する提言が出てきていると思います。この2校、尾長小学校と三入中学校自身は、この第三者評価を受けて、どのように感じておられるのでしょうか。

指導第二課長

 第三者評価につきましては、すでに学校へは送付していますが、該当の校長から、「学校としても課題が明確になった。また、今後考えていきたいとしている課題と一致しているところも多い。」などの意見をいただくなど、非常に前向きに受け止めていただいております。

溝部委員

 先日、二葉中学校の卒業式に行かせていただいたし、昨年度何回か二葉中学校に行きましたが、すごく学校が改善されている、地域の方も校長先生も言われていましたが、大変立派な態度で授業が行われていて、素晴らしいなと思いました。尾長小学校でもこういうことを行い、二葉中学校でも二葉中学校区ということで取り組んでおられるということで、第三者評価の効果が期待されるところです。この第三者評価は現在2校ですが、少し広げていく方向とか、中学校区で行うとか、もう少し広がればいいなと思っています。

栗栖委員

 折角1年間かけてこういう評価をしていただいたわけですから、出された意見や提言をきっちりとフォローしていくことが大切だと思います。なおかつ、同じような課題のある小学校や中学校は他にもあると思いますので、この2校だけでなく、共通の対応というものを考えられると思いますので、教育委員会としてフォローしていくことが大事だと思います。
 その中で、尾長小学校の研修について「教育委員会による課題解決に向けた継続的な指導助言」とありますが、具体的にはどのようなイメージをお持ちですか。

指導第二課長

 内容については、今後、各学校の校長先生方の意見とか教職員方の意見を聞きながら進めていかなければならないと考えています。また、学習指導や生徒指導の面などに対して、例えば指導主事を派遣するなどの継続的な支援体制や解決に向けた助言を学校と連携を取りながら継続的に進めていく必要があると考えています。

栗栖委員

 例えば教育委員会に対してはかなり具体的なことを提言いただいていますが、ここの部分がやや抽象的な表現でしたので、評価委員の方が何か思いを込められているのであれば、実態を確認していただいて、同じ研修を実行されるのであれば、評価委員の思われた実効性のあるような研修が何であるのかを、教育委員会として認識していただいた上で対応していただければと思います。

指導第二課長

 ミドルリーダーの育成ということは急務であると捉えていますので、研修においても、委員のご指摘を踏まえまして進めていきたいと思います。

井内委員長

 三入中学校の場合は、地元に広島中等教育学校ができたということがかなり大きく影響していると思います。報告書の中で「具体的なビジョンを示すことが大事である。」と書いてありますが、何がビジョンなのかということを、早い段階から明確に示すこと、すなわち、「この学校はこういうことを目指すんだ。」とか「中等教育学校とはこういうことが違うんだ。」ということを考えていくことが重要ではないかと思いますし、生徒たちにとっても支えになるのではないかと思います。このことについては、校長先生等は何か考えておられますか。

指導第二課長

 井内委員長の御指摘の点、具体的にどういう取組をしていけば生徒の自己肯定感が高まっていくかについては、学校長の意見や学校の先生方の意見、毎年取っているアンケートなどを踏まえまして、今後検討していきたいと考えています。

井内委員長

 是非、地域の方や保護者の方を含めて、その問題を考えていくと、地域にとって大事な子供であるだろうし、そこに通う生徒も非常に大切な存在なので、そこら辺の配慮も必要ではないかと思います。

指導第二課長

 その点につきまして、大変素晴らしい取組をやっていますが、十分に家庭や地域に伝わっていないという課題があると捉えています。これが一つの柱になるのではないかと思います。

井内委員長

 地域とのコミュニケーションを良くすれば、何か新しいビジョンが出てきそうな、学校の特徴というものが出てきそうな気がします。是非ここを工夫していただければと思います。

尾形委員(教育長)

 これは本市の学校評価システムの一つの特色です。すなわち、学校が自己評価をする、地域と外部を入れた関係者評価をする、その上で、学校が学校運営を改善していく取組をする、さらにそこで自分の学校について客観的に評価を受けたいというのがこの専門家評価で、一番大切なのは、学校が評価して改善したいというのが大前提にあります。そしてこれを3年間に渡って支援をしていくという仕組みで、この学校を校長の目指す学校にしていく、今度はそれを全体に広めていくという役割を担うようになります。これは本市の学校評価の一つの特色で、それをより充実させる方向で取り組んでいきたいと思います。実際、二葉中学校の例もありましたが、この学校評価・専門家評価によって、学校が変わってきた、いい学校になってきたという幾つかの例もありますので、今御指摘いただいた点を踏まえて、今後増やす方向で検討していきたいと思います。

井内委員長

 外部評価を受けて、改善していくという方向性は有効であると思いますのでよろしくお願いしたいと思います。
 他に質問はありますか。
 (質問なし)
 次の議題3は、先ほどお諮りしたとおり、非公開となりましたので、傍聴人、報道関係及び関係者以外の方は、退席していただきますようお願いします。

(傍聴人等退席)

(非公開部分省略)

井内委員長

 以上で予定の議題はすべて終了いたしました。
 本日の教育委員会議を終了いたします。
 次回の教育委員会議は、5月15日(木曜日)午前9時30分からです。

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