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平成26年第1回教育委員会議(1月定例会)会議録

平成26年第1回広島市教育委員会議会議録

 平成26年1月17日(金曜日)、平成26年第1回教育委員会議(定例会)を教育委員室において開催した。

1 開会及び閉会に関する事項

  • 開会 午後2時30分
  • 閉会 午後3時15分

2 出席委員

  • 委員(委員長) 井内 康輝
  • 委員 溝部 ちづ子
  • 委員 藤本 圭子
  • 委員 栗栖 長典
  • 委員 鈴木 由美子
  • 委員(教育長) 尾形 完治

3 事務局等の出席者

  • 教育次長 川添 泰宏
  • 青少年育成部長 児玉 尚志
  • 指導担当部長 湧田 耕辰
  • 教育センター所長 生田 一正
  • 総務課長 橋場 忠陽
  • 育成課長 松田 裕子
  • 指導第一課長 市川 昭彦
  • 指導第二課長 登 民夫

4 傍聴者等

 なし

5 議事日程

  • 議題1 平成26年広島市成人祭の開催結果について(報告)
  • 議題2 平成25年度文化の祭典の開催結果について(報告)
  • 議題3 平成25年度広島グッドチャレンジ賞表彰式の開催結果について(報告)

6 議事の大要

井内委員長

 ただ今から、教育委員会議定例会を開催します。
 本日の議事録署名者は、溝部委員と藤本委員にお願いします。
 それでは、議事に移ります。
 本日の議題は、お手元の議事日程のとおりです。
 それでは、議題に入ります。
 議題1「平成26年広島市成人祭の開催結果について」を議題といたします。
 本件は報告案件でございます。
 内容につきまして、育成課長から報告を受けます。

育成課長

 お忙しい中、またお休みのところ成人祭に御参加いただき誠に感謝しております。ありがとうございました。
 議題1、2ページです。
 1の「開催結果概要」ですが、(1)から(5)までは前回御案内させていただいたとおりです。
 (6)の内容のところですが、変更がありましたのが、イの成人式のホールのところで、最初は一本締めの予定でしたが、三本締めに変えさせていただきました。
 次に参加者数は7,000人ということで、前年の6,800人から200人増えています。
 2の「成人祭の振り返り」ですが、時間を追って記載しています。
 (1)の入場ですが、アトラクションの開始時刻を例年より30分遅くするとともに、開場からアトラクション開始までの時間を従来の15分間から30分間としたことにより、新成人が余裕を持って案内はがきと記念品の引換えを済ますことができ、ホールへの入場がスムースにできました。
 (2)のアトラクションですが、アトラクション開始時には、多くの新成人が入場を済ませて、ホールに着席した状態でアトラクションをスタートすることができました。出演者も、観客である新成人も落ち着いた雰囲気の中で演奏を楽しむことができました。
 (3)の成人式、式典の方ですが、アトラクションから成人式に場面転換する際の「間」を今年は15分とし、十分確保するとともに、開式を知らせるチャイムを効果的に使用したことにより、にぎやかなアトラクション後の余韻から、雰囲気を切り換えて、厳粛な雰囲気のうちに成人式をスタートさせることができました。
 また、運営ボランティアが、前の方から着席してもらう呼びかけや、「お静かに」と書いた注意書きを適宜掲げるなど会場案内整理に当たったことにより、新成人の立ち見や私語が昨年より減少し、より厳粛な式典とすることができました。
 今年初めての試みとして行った参列者紹介と三本締めは好評を得まして、特に三本締めは高い評価を得たところです。
 (4)の同窓会コーナー、これは会場の隣の運動広場で行いましたが、中学生時代の先生方が教え子である新成人への祝意を綴った「恩師からのメッセージ」のコーナーは、去年の53校を上回る61校からメッセージが寄せられ、多くの新成人が母校のメッセージを見つけようと熱心に見て回っていました。
 また、新たな試みとして「シャッター押します隊」と称して運営ボランティア8人が新成人の求めに応じて記念撮影をお手伝いするサービスを行ったところ、新成人から大変喜ばれました。
 (5)のボランティアですが、運営ボランティアが23名、井口中学校の生徒が33名、留学生が5名、合わせ総勢61名のボランティアが、ホール内での新成人の誘導や、「シャッター押します隊」の実施、車いすの新成人のサポート、案内はがきと成人祭手提げ袋との引換えなど、様々な場面で活躍し、手づくり感あふれる、温かみのある成人祭を演出することができました。
 昨年に比べて、大分スムーズな、静かで厳粛な式典であったという評価をしています。
 以上です。

井内委員長

 ただ今の報告について、御質問等はございませんか。

鈴木委員

 本当に厳粛な式典で、いい式だったと思います。
 成人になった人たちが心新たにするのにふさわしい式典だったと思います。
 特に、中学生ですとかプラカードを掲げた人たちなどが、黙って指示をされるので、皆さんがそれに従っていて、静かな雰囲気の中で行われるいい式典でした。意見というより感想です。

溝部委員

 私も感想ですが、今年度は式辞と祝辞の時がとても静かだったと思いました。
 井口中学校の生徒33名が参加しているということでしたが、私は残念ながら姿を見れませんでしたが、運営ボランティアの方の動きがすごく良く見えまして、いいなと思いました。
 中学校の生徒が参加するというのはすごく大事で、これから20歳を目指して、自分たちがどのように生きるかといったロールモデルになればいいなと思いますので、ここを拡大するなり、工夫するなりされるといいのではないかと思いました。
 それから、三本締めは、緊張感がこちらの方にもあって、すごく良かったです。

栗栖委員

 大変良かったです。
 終了後広場に行かしていただいて、中学校ごとにプラカードがありまして、皆さん会話がはずんで楽しそうにしているのが印象に残りました。
 実行委員会の方は、公募で毎年代わるのですか。

育成課長

 そうです。

栗栖委員

 今年の実行委員会の中には、来年実行委員をされる方は入っていないのですか。

育成課長

 また来年手を挙げてくる子もいます。

栗栖委員

 毎年更新されて、新しい実行委員会のメンバーで運営されるのですか。

育成課長

 昨年参加して宣誓した子が、今年も参加して実行委員長をやりました。
 20歳でなくても参加できまして、今年は大学1年生から3年生までいました。

栗栖委員

 今年参加された方がまた来年手を挙げるということもあるのですね。

育成課長

 そうです。もちろん新しい子も入ってきます。

藤本委員

 当日は大変お疲れ様でした。
 やはり実行委員会が主体となっているというやり方が非常に良いと思いました。
 一つお聞きしたいのは、当日配られていたアンケートの結果については、今回の報告の中には反映されてはいませんか。

育成課長

 この報告の中には入っていませんが、概略を粗でまとめたところです。
 アンケート数としては169人から回答を得ており、昨年よりは62人多かったです。
 「成人祭に出て成人としての自覚を持ったと思う。」参加者の割合は、昨年は81.9%でしたが、今年は85.4%でした。少し、3.5%ですが上がっています。

藤本委員

 式の今後のあり方や内容についても、このアンケートが反映されて、より学生の手づくりによる、内容の充実したものにしていければ良いと思いました。

井内委員長

 「シャッター押します隊」ですが、ボランティアではなくアルバイトですが、ディズニーランドで非常に好評を得ていて、マニュアルがなくても自然にそういう行為が出来るという若い人たちが増えているという評価が、先日のテレビの中でありました。
 確かに今の若い人たちは、こういうことが自然に出来るというのが、このような和やかな雰囲気を作っていることに貢献しているのではないかと思いました。
 次に、議題2「平成25年度文化の祭典の開催結果について」を議題といたします。
 本件は報告案件でございます。内容につきまして、指導第一課長から報告を受けます。

指導第一課長

 議題2「平成25年度文化の祭典の開催結果について」について御報告します。
 資料の4ページを御覧ください。
 この文化の祭典は、1の「目的」にありますように、小・中・高校生に文化活動の発表の場を提供することにより、児童生徒の健全育成を図るとともに、市民に各学校の文化活動の成果を広く情報発信することを目的として、平成19年度から開会式と各校種別のステージ発表等を開催しています。
 このたび平成26年1月8日から12日にかけて開催された高等学校の部をもって、平成25年度文化の祭典が終了しましたので、その全体概要を報告します。
 まず2の内容の(1)のオープニングイベント、開会式ですが、会場のエールエール地下イベント広場にて、平成25年10月12日土曜日に開催しました。
 参加園・校は、資料に記載のとおりです。
 参加した幼児児童生徒数は144名です。
 続いて、(2)各校種の部ですが、まず、アの小学校の部については、アステールプラザ、広島市文化交流会館の会場で、3部門ありますが、平成25年12月10日から15日の間で開催しました。
 参加校は私立2校、国立1校含めて146校が参加し、児童数・来場者数は下の表にありますように、児童数が4,901人、来場者数が12,402人という結果になっています。
 続きまして、右側の資料5ページを御覧ください。
 イの中学校の部です。
 会場をアステールプラザで開催し、4部門に渡って、平成25年10月19日から11月10日の間に行われました。
 参加校は私立5校、国立1校含めて70校、参加生徒数・来場者数については、生徒数3,003人、来場者数2,660人となっています。
 続いて、ウの高等学校の部です。
 会場を西区民文化センターで開催し、2部門を平成26年1月8日から12日の間で開催しました。
 参加校は9校です。
 参加生徒数・来場者数については、生徒数が1,233人、来場者数5,583人です。
 なお、小・中・高等学校全てにおいて、特別支援学校も参加しています。
 続きまして、資料の6ページを御覧ください。
 3の来場者等の反応です。
 まず、(1)来場者に実施したアンケート結果です。
 設問の「文化の祭典を見に来てよかった。」に対して、小・中学校の部とも肯定的な回答が96%以上で、また、「文化の祭典を今後も継続してほしい。」に対して、肯定的な回答が96%以上ということで、皆さんかなり肯定的に捉えておられます。
 なお、高等学校については、終わったばかりですので、まだ集計を行っていません。
 続いて(2)の来場者・参加者の意見・感想です。
 来場者からは、「本格的な会場で発表したことは、子どもたちにとってよい経験となる。」や 「日頃聞くことができない学校の演奏を聞くことができてよかった。」などの肯定的な意見をいただいています。
 また、参加した子どもたちからは、「大きなステージで演技することができうれしかった。こういう場は、お互いが高め合うことができるよい機会だと思う。」や「レベルの高い作品がたくさんあり、自分ももっと作品づくりに励みたいと思った。」などの前向きな意見が多くありました。
 以上が文化の祭典の開催結果概要ですが、今年度の成果・課題を整理して、次年度の開催に生かしていきたいと考えています。

井内委員長

 ただ今の報告について、御質問等はございませんか。

栗栖委員

 来場者について教えてほしいのですが、小学校の場合は御父兄が中心になられるのですか。

指導第一課長

そうです。

栗栖委員

 そして中学校が少なくて、高校になるとまた少し増えていますが、これは特徴のようなものがあるのですか。

指導第一課長

 私も小学校を見に行きましたが、文化交流会館という広い会場で行いましたが、かなりの保護者の方が来られていて、二階席はほとんど埋まっているという状態でした。歌があることが、来場者が多いことの理由になっているのではないかという印象を持ちました。
 高等学校については指導第二課長からお話します。

指導第二課長

 私も最終日の閉会式で挨拶をした際にステージから見たのですが、もちろん保護者の方もおられましたが、高校生の姿がかなり見られ、西区民文化センターがほとんど埋まっていました。

指導第一課長

 中学生が少ないということですが、小学生と比較して保護者の来場者が少ないという印象を持ちました。
 これらを踏まえて、来年度の開催に生かしていきたいと思います。

井内委員長

 参加するかしないは、手を挙げるということになるのですか。

指導第一課長

 大体そうなりますが、それについては、以前から小・中・高において文化祭を行っていたものを、19年度からこのような一体的な形になりましたので、各校に呼びかけをして、ほとんどの学校が参加しているのが現状です。

井内委員長

 特別に表彰したり、優秀者を選ぶということではなく、あくまで交流ということを中心に行われているのですか。

指導第一課長

 基本的には交流が中心です。

井内委員長

 学校の枠を越えて、他校がどういったことをしているということを見る機会にはなると思います。

鈴木委員

 周知、コマーシャルはどのように行われていますか。

指導第一課長

 小・中・高全体で、オープニングイベントを含めて、チラシを作りまして、関係のあるところに配っています。

鈴木委員

 保護者が見られるのも大事だと思いますが、地域の方が見に行かれたりしたら、子どもたちが頑張っているという事を知ってもらえますし、歌や朗読を聞かれると感動されると思います。
 そういう地域の方への広報としてポスターを貼られるとかされると良いのではないかと思いました。というのは、囲碁・将棋の来場者数は少ないですが、地域の方は関心を持たれるのではないかと思ったからです。
 地域の方への広報がもう少しできれるような方法も考えられたら良いのではないかと思いました。

指導第一課長

 区民文化センター等では広報していますが、公民館では広報してないかもしれません。御意見を踏まえて、来年度は、裾野を広げていくように取り組んでいきたいと思います。

尾形委員(教育長)

 これが平成19年度から始まったとありますが、それまでは各校種別に音楽祭をそれぞれ個別に行っていたものを、小・中・高で文化の祭典として一緒に行おうということとなりました。その時に日頃の学習成果を発表する場として、ことばの部や展示の部を全部一緒にして行うということになりました。
 中学生が高校生の発表を見たり、小学生が中学生を見たりできるという趣旨もあって今の形で行っていますが、おっしゃられたように、PRや市民に入ってもらう方法などについても、今後の課題として検討していきたいと思います。

井内委員長

 イベントだけで終わるのはもったいないので、こういうものを常設で出来るようなホールがあって、常に学校がお互いに交代で見に行くようなことができないかと思いました。
 それでは次に、議題3「平成25年度広島グッドチャレンジ賞表彰式の開催結果について」を議題といたします。
 本件は報告案件でございます。内容につきまして、指導第二課長から報告を受けます。

指導第二課長

 平成25年度広島グッドチャレンジ賞表彰式の開催結果について報告いたします。
 資料の7ページを御覧ください。
 1の趣旨についてですが、広島グッドチャレンジ賞表彰式は、社会貢献の心を育むボランティア活動等への生徒の積極的な参加を促し、活動への意欲を喚起するため、善いことを自ら進んで実践した生徒個人、グループ、生徒会を表彰しており、今月8日に本庁2階の講堂において開催いたしました。
 5の受賞の対象についてですが、市立中学校、特別支援学校中学部の生徒個人、また、生徒からなるグループ及び生徒会執行部による美化活動、福祉支援活動、行事運営補助活動、収集活動など地域・社会への積極的、献身的な活動としています。
 表彰に当たっては、直接、教育長から受賞者の一人一人に手渡し、表彰後の挨拶において、教育長から、「人とかかわり合い、人のために尽くす活動を実践することを通して、自分の良さや素晴らしさをもっともっと実感するとともに、活動を継続できるよう日々自分自身を鍛えることも怠らないでほしい。」とメッセージを送りました。
 6の受賞者等の推移ですが、本事業は平成18年度から「さわやかボランティア賞」としてスタートしました。平成23年度に「広島グッドチャレンジ賞」に改名し、現在に至っています。
 表彰は個人の部、グループの部、生徒会の部の3部門で行っております。平成21年度以降、校数及び受賞者数等が増加しており、本事業の趣旨が理解され、各校での生徒の取組が徐々に広がってきていると捉えています。
 7の活動例を御覧ください。1枚目の写真は、吉島中学校の野球部が中区環境事業局中工場主催の「環ッハッハッinよしじま」のエコ祭りのイベント準備や運営の補助を行っている場面です。その他、年間を通して、地域の行事等への参加を行っています。
 2枚目は、戸坂中学校の5つの部活動の有志が「東浄学区クリーン作戦」に参加し、地域の方約500人とともに、溝や通学路等の清掃を行い、地域のきれいな環境づくりに向けた役割を担っています。
 3枚目は牛田中学校生徒会による、フィリピンの「ルソン島支援プログラム」の活動です。これは、ひろしまルソン友好協会がルソン島の緑を取り戻すため始めた取組に賛同し、今年で活動7年目を迎えています。毎月、7日をルソン島支援の日として設定し、PTAからも多くの協力を得ながら、集まったランドセルや文房具等を年3回支援物資として送り届けています。
 それでは、8ページを御覧ください。
 個人の部、グループの部、生徒会の部の各部から、受賞者代表の言葉を述べました。
 個人の部の落合中学校の森本さんは、「ボランティアが好きです。活動中がとても楽しいです。そして何より、自分の町や学校が綺麗になっていくことがうれしいです。」、「活動を通して得た達成感は、私にとってかけがえのないものになっています。人のためにちょっとした何かができることが、少しだけ自分の自信になっています。」と述べました。
 また、グループの部の宇品中学校の松本君は、「ボランティア活動を通じていろいろな人に出会い、さまざまな考え方に触れることで、自分が変わったと感じています。『こんな僕でも人の役に立っている』と実感でき、自分に自信がもてるようになり、小さなことであまり悩まなくなりました。」と述べました。
 生徒会の部の大塚中学校の水野さんは、「ボランティア活動は、生徒全員が中学生でもできる社会貢献を身近に感じ、社会の一員としての自覚を持つことができる機会にもなっています。また、車いすを贈ることができたことで、人を思いやる気持ちと手を差し伸べる勇気を持てました。」と述べました。
 今後とも、生徒たちが、他者のため、地域社会のために貢献する活動を通して、豊かな人間性や社会性を培っていくことができるよう、事業の充実に努めていきたいと考えています。
 以上です。

井内委員長

 ただ今の報告について、御質問等はございませんか。

溝部委員

 大変すばらしいなと思って見ているのですが、受賞した学校数が25年度で49校というと、ほぼ全部の中学校ということになります。
 この広報活動というか、子どもたちがこういうことをやっているということをどのようにPRしていますか。

指導第二課長

 ボランティア活動の実践例やこういった活動で表彰されたという活動例を、次年度が始まる前に、校長会等において説明をしています。そういったことにより、学校数が少しずつ増えてきたと思います。新聞報道でも、この度中国新聞に掲載されました。

溝部委員

 先ほどもありましたが、地域の方などに広く知っていただくと良いのではないかと思いました。
 是非、そのことも今後検討してください。

鈴木委員

 私も広報というのが大事だと思います。
 今、中学校区ということで事業を行っていますが、中学校の活動を小学校に見ていただく、そして小学生も一緒に行うなど、中学校区挙げての活動にしていくと地域の見る目が変わるというように、そういう所に役立てていけるかなと思います。
 今言われたような校長会だけではなく、市の広報誌などに、このようなことがありました、生徒がこのように言っていますなどというのを出されていかれてはどうかと思います。

溝部委員

 私は数が大事だと思います。こんなにたくさんの子どもたちや中学校が、という所がもっとアピールできると良いかなと思います。

指導第二課長

 2年前PTAの広報誌に大きく取り上げていただいて、非常に反響がありました。
 そういうような広報誌やホームページ等をまた検討していきたいと思います。
 中学生が活動している地域や、中学生がいないとなかなか行事が出来ないという地域も現状もありますので、そういった所をアピールしていきたいと思います。

栗栖委員

 広島市内の中で課題のある中学校があると思いますが、そういう学校も参加されていますか。

指導第二課長

 18年度から本市では、「さわやかボランティア」という取組を行っています。そのきっかけとなったのは、生徒指導上大変厳しい学校が、地域と関わりながらボランティア活動の取組を行った成果からです。
 子どもたちが、活動を通じていろんな声かけがあることにより、それが自信、自尊感情や自己肯定感に繋がったという話を聞いています。
 できるだけそういった御指摘の学校を含めて、より一層広げていきたいと考えています。

栗栖委員

 やはり人の役に立てるとか、達成感を味わえるとか、非常に素晴らしいことだと思うので、引き続きよろしくお願いします。

藤本委員

 議題2の文化の祭典も、子どもたちに表現できる場を与えるという意味で、グッドチャレンジ賞でも、いいことをやったら表彰されるということで、子どもたちの自己肯定感を育む意味で、両方とも取組として素晴らしいものだと思います。
 数も増えてきていますし、教育長が手渡しで120校以上の学校に渡されるのは大変だと思いますが、子どもたちにとって非常に感銘力があり、大きな自己肯定感の獲得に繋がるものと思いますので、引き続きこのような子どもたちの自己肯定感を育む取組をお願いしたいと思います。

尾形委員(教育長)

 今一番多感な中学生の時期の子どもたちにとって一番大切な取組だと思っています。
 これを広島市の中学生の一つの姿として根付かせていきたいと思います。平成14年度に、学校をどう変えていくかという中で、ボランティア活動を体験させることにより、「他者と関わり自分が成長する」をキーワードにして取り組んだのがボランティア手帳で、それをみんなに持たせて、ボランティアしたことを評価することから始めて、その中で子どもたちが変わってきているのです。それを聞いて、教育委員会として後押しをしようではないかということで、全市へボランティア手帳を広げていきました。それがやがて18年度になって芽を吹いて表彰をしようということになり、それが今では121です。その中にはクラブとか生徒会がありますが、その裾野は10倍、20倍、30倍くらいの広さを持っているのです。121ですけど3,000人くらいに広がるくらいの裾野を持っているのです。今後、中学生の一つの文化として広めていきたいと思います。
 そういう意味で、先ほどの成人祭のボランティアの話が出ましたが、それにも繋がっていくのだと思います。

溝部委員

 数字のカウントとして、生徒の数を入れたらどうでしょうか。そうするともっとアピール度が強くなると思います。

尾形委員(教育長)

 計りにくいですが、相当数あると思います。
 私もあらゆる機会に、地域や市民の前で話すときには、これを必ず紹介します。各委員さんにおかれましても宣伝していただければと思います。

井内委員長

 少し辛口のことを言えば、ボランティアというのは別に賞状をもらうために行うのでなくて、本当に根付かせるには、最終的に一人一人の中学生がこういうことやるのは楽しいと思ってやれるような文化にしていきたいと思います。これは一時こういった賞があっても良いとは思いますが、書状をずっと出すことが目的になるようになるものが日本の社会にはあると思います。もう少し先の話ですが、もっと当たり前にこういうことをやるべきだという、教育も忘れないようにしないといけないと思います。

尾形委員(教育長)

 今委員長が言われたことは、落合中学校の森本君の文章の中でもありますが、「しかし」の後、「だれからも見ていただけないときもあります。それでも」達成感はかけがえのないものになっており、一つの喜びを感じているのだと思います。

井内委員長

 そういう気持ちの持ち方を皆ができたら良いのだと思います。

指導第二課長

 これを実施する時にも議論があったことです。意図的な教育を学校が進めていく中で、一つのきっかけとして、こういう賞を設けることによってより成長していけるのではないかと考えています。
 現在、中学校において根付いてきており、さらに充実していきたいと思います。

井内委員長

 輪が広がっているということは、子どもたちに定着してきている一つの証拠だと思いますから、今は良いきっかけ作りでどんどん進めていって、ある時、ほとんどの人が何かをやっているという学校にしたいと思います。

尾形委員(教育長)

 何人までということはありますが、緊張感のある整然とした、非常に雰囲気の良い式でした。中学生の姿がこんなに素晴らしいものかと、自分で賞状を渡しながら思いました。

溝部委員

 私も最終的には委員長の言われる形が本来の姿だと思いますが、子どもたちはボランティアをやってみないとどういうものか分からないので、これも教育の一つとして、ボランティアをすることがまずは大事だと思います。社会貢献がこういうものだということを入口として教えている段階だと思います。そこから好きになるのは今からかなと思います。

藤本委員

 別な話になりますが、放課後の「絆プロジェクト」で二葉中学校を訪問した時に、参加した子にシールをあげると子どもたちが非常に喜ぶという話を支援員の方がされていました。やはり中学生というのはまだまだ子どもで、そういうのを貰っただけでうれしくて、自己肯定感が高まるということもあって、委員長が言われる形が理想の最終形ですが、まだ一つのきっかけとして、皆の前で表彰するというのは、子どもたちにとってはとても良いことではないかと思います。

溝部委員

 このボランティアのみならず、良いことはどんどん表彰してやっていただきたいと思います。そして、それをもっと広報してあげてほしいと思います。

指導第二課長

 今言われたように、成果としては自己肯定感とかが挙げられます。こういった活動を通して、自分の地域や郷土に非常に親近感を持ち、地域の構成員として自覚を持つことに繋がってきたのではないかと捉えています。

井内委員長

 良い方向に伸びていくことを期待しています。

尾形委員(教育長)

 以前は、中学生は地域になるべく来てほしくないというような声もありましたが、うれしいことに、今は「来てほしい、来てくれないと地域が盛り上がらない。」というような声が出てきています。もっともっとそれが増えていかないといけないと思います。

井内委員長

 それを受け止められる人にならないといけないし、地域の中に入って行こうと思う努力も必要だと思います。それが切れてしまうとお互いに全然接点がなくなってきます。それを是非こういう活動で埋めていくということは大事なことだと思います。
 以上で予定の議題は全て終了いたしました。
 本日の教育委員会議を終了いたします。
 次回の教育委員会議は、2月7日(金曜日)午前9時30分からです。

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