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ページ番号:0000016945更新日:2019年10月21日更新印刷ページ表示

平成25年第1回教育委員会議(1月定例会)会議録

平成25年第1回 広島市教育委員会議会議録

 平成25年1月17日(木曜日)、平成25年第1回教育委員会議(定例会)を教育委員室において開催した。

1 開会及び閉会に関する事項

  • 開会 午前10時
  • 閉会 正午

2 出席委員

  • 委員(委員長) 井内 康輝
  • 委員 溝部 ちづ子
  • 委員 金谷 圭子
  • 委員 栗栖 長典
  • 委員(教育長) 尾形 完治

鈴木由美子委員は欠席

3 事務局等の出席者

  • 教育次長 塩田 芳丈 
  • 青少年育成部長  児玉 尚志
  • 学校教育部長 荒木 靖昌 
  • 指導担当部長 砂原 文男 
  • 教育センター所長 生田 一正 
  • 総務課長 山口 芳弘 
  • 施設課長 前川 清司 
  • 施設課計画担当課長 竹内 康則
  • 育成課長 竹井 圭子 
  • 教職員課長 湧田 耕辰
  • 教職員課服務・健康管理担当課長 梶田 英之 
  • 指導第一課文化・スポーツ教育担当課長 森川 康男
  • 指導第二課長 登 民夫 
  • 生徒指導課長 開 英治

4 傍聴者等

 6名

5 議事日程

  • 議題1 平成25年広島市成人祭の開催結果について(報告)
  • 議題2 広島市立広島中等教育学校(仮称)の設置について(議案)
  • 議題3 異議申立てについて(代決報告)【非公開】
  • 議題4 教職員の人事について(議案)【非公開】

6 議事の大要

井内委員長

 ただ今から、教育委員会議定例会を開催します。
 本日は、傍聴の方もお見えになっておられますが、お手元にお渡ししています注意事項をよくお読みいただき、静粛に傍聴していただきますようお願いします。
 本日の議事録署名者は、溝部委員と金谷委員にお願いします。
 それでは、議事に移ります。
 本日の議題については、お手元に議事日程をお配りしているとおりですが、議題3及び議題4につきましては、広島市教育委員会会議規則第7条第1項第7号及び第4号に該当することから、審議を非公開としたいと思いますが、御異議ございませんか。
 (異議なし)
 異議なしと認め、議題3及び議題4については、非公開と決定しました。
 それでは、議題に入ります。
 議題1「平成25年広島市成人祭の開催結果について」を議題とします。
 本件は報告案件です。内容につきまして、育成課長から報告を受けます。

育成課長

 1月14日(月曜日)に開催しました「平成25年広島市成人祭」の開催結果について、報告します。
 お手元の資料、プログラムにより御説明します。
 このプログラムについては、成人祭を企画した8名の実行委員会の若者たちが一生懸命考えて作成したものです。
 ホールの中で行った11時からのアトラクションでは、新たな取組として安芸高等学校による書道パフォーマンス等、様々なアトラクションを行い、12時からホール内で成人式の式典を行いました。この式典も資料にありますようにエリザベト音楽大学生の金管五重奏により新成人全員で国歌斉唱しました。同窓会タイムは、公園広場に会場を移し、同窓会コーナーの「WAになっておどろう」の合唱、踊りなどをしました。その他に投票体験コーナー等の催しも行いました。
 2の「期待した成果、目標、実績等」について説明します。
 期待した主な成果ですが、多くの新成人に参加してもらい、成人としての自覚を持ってもらうという成果を図る指標として、二つの指標を設けました。
 参加者数の目標数値ですが、対象者数の11,585人の50%以上の6,000人としました。
 成人としての自覚を持ったと思う参加者の割合について、アンケートを実施し、そのアンケート結果で80%以上の方がそういった意識を持ったということを指標に掲げました。
 この二つの指標については達成しました。昨年度の参加者数が6,400人に対し、6,800人の参加がありました。成人としての自覚を持ったと思う参加者の割合も81.9%でした。
 イの「評価」については、全体を通してのアからオまでの5つにまとめております。
 新成人は、友人に会うことを楽しみにしていることから、今年度から新たな取組として同窓会タイムを実施しました。事前に広報したことにより参加者が増加しました。屋内のホールでの式典やアトラクションと合わせて屋外の公園広場でも同窓会タイムを実施したことにより新成人の参加意識を高めたと思います。式典会場であるホール内への入場者数が昨年に比べ倍増した一方で、式典中の私語が目立ったことから、厳粛さを保つことについての課題が残りました。アンケートによりますと、87.6%の人が成人祭に参加して良かったと感じ、81.9%の人が成人としての自覚を持ったと回答しています。また、アンケートの中には、安芸高校の書道パフォーマンスやエリザベト音楽大学の大学生による国家斉唱が良かったという感想がありました。初めての試みになりますが、同窓会タイムの中でポイ捨て防止やゴミ拾いの呼びかけをマスコットキャラクターを使って行いました。その結果、散乱ごみが例年より少なくなりました。実行委員会をはじめ中・高・大学生、社会人による約70名のボランティアの協力により、手提げ紙袋の引換や着付け直し等、様々な場面で新成人を祝福する雰囲気を高めることができました。
 以上です。

井内委員長

 報告ありがとうございました。
 御質問等はございませんか。

溝部委員

 実行委員会による成人祭は、非常にいいことだと思います。8名の実行委員会の中に知人がいましたので聞いてみました。実行委員会制度で1年間だけということではなくて、続けて何年もやっていくということを形にされるといいと思います。3年、4年と続けていって、前年度の反省の下にもっといいものをつくるという実行委員会の形を作られると、もっといいと思います。
 若者が前面に出てこういったものを企画し、数を重ねることにより自信が付き、それが大きな成果になっていると感じました。若者たちが参加して楽しんでいる姿を見て、とても成果が出ていると思いました。そこに集まった成人の若者たちが何かを作り出したとか、何か目に見える成果物ができればいいですね。参加して楽しむだけではなくて、彼ら自身が何かするということが考えられればいいなと思います。
 献血のようなことがあってもいいと思います。

井内委員長

 評価の中にも書かれていますが、予想以上に多くの若者が会場に入って、とても良かったと思います。会場の前半分の人は聴く姿勢を見せているようでしたが、後ろ半分にいる人の一部には、誰が挨拶しようがお構いなく、ずっとしゃべり続けていました。社会のルール、マナーとして挨拶の際には静かにするということをきちんと伝えるべきです。注意の札を出すとか、毎年工夫をしていただくことが必要です。成人祭は決して押し付けではなく、若者が企画している式ですから、そういう工夫をしているところも見たいし、我々も指導の一環としてそこを一緒に考えていくことが大事です。

育成課長

 社会の規律を守るということが大事です。式典に参加される中でもしっかり身に付けていただくことが私たちの思いでもありますので、来年度から工夫をしていきたいと思います。式典が始まる前に、「みんな静かにしましょう。」と一言を言ってもらうとか、実行委員のみんなと知恵を出し合って、これまで以上にいい式典にしていきたいと思います。

井内委員長

 毎年、工夫を加えて、より良いものにしていただければと思います。
 書道パフォーマンスは良かったのですが、ステージの上でやっている様子を見ることができませんでした。上からカメラで撮られていましたが、少し印象が薄いという感じがしましたので、一工夫いただきたいと思います。出来上がったものは素晴らしいものですが、プロセスの間では少し退屈な感じになりますので、そういった細かい点をもっと工夫いただければいいですね。

栗栖委員

 同窓会タイムが一番印象に残りました。公園の方に足を運びましたが、足元が悪く、着物の女性は気の毒でしたね。あの場で「久し振り。」とか「元気ですか。」といった声があちこちで聞こえ、皆さんとても楽しそうでした。そういった若者の姿を見て、私自身も非常に微笑ましく感じました。同窓会タイムもどんどんPRして充実させていけば、たくさんの人が集まると思います。

井内委員長

 成人祭を若者が大事にするように、また、自分たちのものだという意識を持ってもらうために我々も協力していきたいと思います。
 それでは、次の議題に移ります。
 議題2「広島市立広島中等教育学校(仮称)の設置について」(議案第1号)を議題とします。本件は審議案件です。内容につきまして、指導第二課長から説明を受けます。

指導第二課長

 議題2(議案第1号)「広島市立広島中等教育学校(仮称)の設置について」御説明します。
 安佐北中学校・高等学校の中等教育学校への移行については、平成23年度より検討状況を説明し、教育委員の皆様から御意見を聴いてきましたが、本日の教育委員会議においては、次の中等教育学校の設置に係る方針についての審議をお願いするものです。
 資料3ページ、「広島市立広島中等教育学校(仮称)の設置について」を御覧ください。
 1の「名称」は、広島市立広島中等教育学校(仮称)です。
 2の「設置場所」は、広島市安佐北区三入東一丁目の安佐北中学校・高等学校です。
 3の「開校時期」は、平成26年4月です。
 4の「規模」は、1学年の学級数及び定員を3学級、120名に、全体学級数及び定員を18学級、720名とします。
 5の「中等教育学校後期課程」は、全日制・普通科とすることを案とします。
 以上について、4ページの資料を用いて説明させていただきます。
 4ページを御覧ください。
 学校の設置者は、学校教育法において、地方公共団体と定められており、中等教育学校の設置に当たっては、1 教育委員会が学校の設置の発議をし、2 市長が予算措置を講じ、学校の施設の整備等や予算執行を行うとともに、3 市長が教育委員会の意見を聴いて条例案を作成して議会に提案し、議会の議決を経て、4 教育委員会が県教育委員会に対して設置認可申請し、許可を得る必要があります。
 このため、次の考え方に基づき、教育委員会として中等教育学校の設置に係る方針決定を行うものです。
 なお、入学者選抜の基本方針等については、別途決定することとします。
 それでは、設置に係る方針について説明させていただきます。
 1の「基本的な考え方」としては、本市では、中等教育の一層の多様化を図るため、平成15年4月に安佐北高等学校内に安佐北中学校を新設し、併設型中学校・高等学校として、生徒一人一人の個性を重視した教育を推進してきました。
 こうした教育の成果等を踏まえ、中高一貫教育のより一層の充実を図るため、従前の併設型中学校・高等学校から、一つの学校として、6年間一貫した教育計画に基づく特色ある教育活動を継続的に行うことができる中等教育学校へ移行することとします。
 議案にありました2の「学校の名称」については、広島市が初めて設置する中等教育学校として、広島中等教育学校(仮称)と考えています。正式には、2月の学校条例の改正において、決定することとなります。
 3の「開校の時期」については、中高一貫教育校の特例として、中学校、高等学校の学習内容を相互に移行して取り扱うことが可能となっており、広島中等教育学校(仮称)においても、中学校、高等学校の枠にとらわれない柔軟な教育課程編成を検討しています。そのため、文部科学省の「平成24年度中高一貫教育校における特色ある教育に関する調査研究」事業の研究指定を受け、平成24年度は特色ある教育課程を調査・研究しているところですが、平成25年度に6年間一貫した教育課程を決定し、平成26年4月に開校することとします。
 4の「規模」ですが、公立高等学校の入学定員について県教委と協議・調整して決定しており、現在の安佐北高等学校の1学年3学級120人を維持することとします。入学者選抜の基本方針については、後日御審議いただきます。
 なお、5ページには参考として、安佐北中学校・高等学校との協議を踏まえて検討を重ねています教育目標と、今後の予定について記載しています。
 以上です。
 御審議の程、よろしくお願いいたします。

井内委員長

 この件につきましては、これまでにも勉強してきましたが、本日は審議案件ということになりますので、ただ今の説明について御質問等があればお願いします。
 それでは、まず私から質問をさせていただきます。
 資料5の「教育目標」のところで、6年間を見通した教育課程を編成するということはどういう意味を持つのか、6-3-3年制ではどうしてできないのか、説明をお願いします。

指導第二課長

 6年間の一貫教育について、具体的に説明します。参考事例で申し上げれば、例えば「コミュニケーション能力の育成」ということになりますと、中学校1年生から高校3年生までの6か年を継続的に積み上げることにより、そういった能力を培うことができます。また、生活面におきましては、6か年を通して様々な豊かな体験が可能になります。現在は、中学校段階で体験しても、高校段階になると別の学習環境で育った子どもたちが入ってきますので、経験を含めた違いが出てきます。中等教育学校で一体化することによって、6か年全て同じような学習経験を持っている子どもたちが育っていきます。そのことにより豊かな体験の中で人間関係であるとか、将来の希望であるとかといったものが志へと変わっていくものと考えています。

井内委員長

 教育目標の1の知的探究能力とか、4のリーダーシップということに関して言えば、3年で受験が入ることよりも6年間を一貫とすることにより、かなり大きな目標が立てられるのではないかと思います。知的探究能力をどのようにして培うかということは、とても大きく難しい問題だと思います。一つのテーマについて、6年間を通した計画ができれば、自分のキャリアデザインであるとか、大きな成果が上がりそうです。そこまで考えられるような能力を養成できるのではないかと思います。受験ということで画一的にある程度やっていかなければならないということは、学校離れとか、教科中心の勉学にならざるを得ないのですが、その弊害を乗り越えていけます。単に受験するとかしないとかということではなくて、モチベーションを上げる意味では、大変良い試みだと思います。国でも6-3-3-4の制度を見直すという報道もあります。先は分かりませんが、みなさんが今思っている教育の在り方の見直しの枠組みの中には、こういった考え方があってしかりだと思います。決して、ゆとりを持たして云々ということではなく、確たる目標を達成するためにこういう道筋を考えていくことは、いい提案であると私自身は思います。

栗栖委員

 広島で初めての試みということで、この教育目標は大変素晴らしいことと思います。是非お願いしたいのは、先生への啓蒙と研修です。平成26年4月から開設することから、先生も初めてのことになります。6年間を一貫して先生が教えるということになりますので、先生への啓蒙であるとか、研修とかをしっかりとお願いします。

溝部委員

 平成25年度教育課程を編成するとお聞きしましたが、中学校も高等学校も学習指導要領に則り教育課程を編成されています。中等教育学校ということになると、6年間を通しての教育課程を編成することになりますが、学習指導要領との関連の説明をお願いします。間に受験が入ることの弊害はもちろんあると思いますが、受験が入ることによって、学力がきちんと見直しされ、醸成される学力というものもあります。そういう意味で6か年の教育課程というものをしっかり考えていかないと、絵に描いた餅になるのではないかという心配があります。したがって、学習指導要領との関係や受験の意味について、教育課程をどのような考え方で編制されていくのか、示してください。

指導第二課長

 学習指導要領との関係ですが、中等教育学校になった場合の教育課程は、法律上、前期課程と後期課程に分かれます。前期課程は中学校の学習指導要領に、後期課程は高等学校の学習指導要領に基づきます。中等教育学校になって、一体的に柔軟に教育課程が編成できるということについて、実は特例措置があります。併設型でも特例措置がありますが、それが十分に生かし切れていないという現状があります。中等教育学校になり6か年一貫教育がより進みますと、例えば高等学校で学ぶ教科の内容の一部を中学校で学ぶことができます。通常であれば高等学校で学ぶ政治・経済の一部の単元を中学校段階で公民の分野で実施することができます。そういう学習指導を踏まえながら、なおかつ柔軟な教育の特色を講じて教育課程を編成していきたいと考えています。
 受験ということで学習意欲が高揚するということは当然あります。ただ、途中段階ということで、いわゆる中だるみがどうかということがあります。ここにつきましては、学校と協議する中で一つの前期課程の節目の時期になかなか経験できない海外での語学研修やインターンシップの活動などの体験活動、学習の成果発表とか、活動上の節目節目の中で子どもたちがさらに意欲を持てる働きかけをしていきたいと思います。

溝部委員

 是非、1年間をかけて本当に成果の上がる教育課程を考えていけたらいいと思いますので、よろしくお願いします。

井内委員長

 やはり、一定の学力はつけていかないといけません。
 6年経った時に、モチベーションの高い子とそうでない子の一般学力の面での差が大きくなります。子どもたちの個性を伸ばすという点では、とてもいいことだと思います。何かを見つけていくということは、非常に大きな目標が達成できると思います。やはり前期課程の3年間は中学生ですから、ある程度の基礎的な学力というのは保障されなければなりません。そうすると、4年目に入る段階で学力の評価かチェックがあるのか、或いはそこで振るい落として留年とか、そういうことは考えているのでしょうか。つまり、ある程度の評価がなければ、残念ながら中だるみということにもなりかねません。他のことで補うこともできますが、基本的な学力はきちんと身に付けさせたいと思います。

指導第二課長

 詳細については、これから学校と協議していくことになりますが、一つの案として考えていますのは、教育課程上は前期と後期がありますので、一つの例として、1、2年生は習得の時期として、反復学習や少人数の指導を行い、徹底的に基礎・基本をやっていく時期にする。3、4年生段階は活用の時期として、プレゼンテーションとか、さらには5、6年生段階はディスカッションとか探究的に調べて学習するような活動など、基礎的な学力をベースにしながら、活用、探究という発展的な課程をやっていく時期にしていきたいと考えています。

井内委員長

 ここは指導者の能力が問われるところだと思います。活用、探究と言っても、そういう指導経験のない方であれば非常に難しいです。画一的な教科書があって、これを教えるということでなければ、指導者としての能力が要求されると思います。先生方もトレーニングをすれば指導者としての能力が上がります。子どもたちをどういうふうに伸ばせばいいのか真摯に取り組んでいただくという意味でも、非常に意義深いことだと思います。

金谷委員

 この件については、従前より勉強会でいろいろと勉強させていただいていますが、従前の併設型の段階でも生徒指導上の問題が減っているという点に非常に注目しています。一貫教育をすることによってそうした問題行動といったことが少なくなっていくという点とその効果等について教えていただきたいと思います。
 中だるみという点についてもお聞きしたいと思います。試験といった外部からの強制力ではなく、生徒自身のモチベーションであるとか、それを引き上げていこうという非常に新しい考え方に基づく指導によりこれからやっていかれるようにお聞きしましたので、非常に素晴らしいことだと思います。これがうまく動いていくためには、生徒自身のモチベーションを上げていく教員の方の熱意であるとか、人間的な魅力であるとか、そういったような力が学習指導力だけでなく、人間的な魅力も必要になってくるのだと思いました。
 もう一つ教えていただきたいのは、平成24年度に文部科学省の研究指定を受けられたということですが、これは単年度になるのでしょうか。内容について、どのような調査とか研究の結果が出て、今後学校の在り方に反映していくものがあれば、その内容について御紹介をお願いします。

指導第二課長

 教員の指導の問題につきましては、その中でどのように生徒を育てていくかを研究をしていく必要があると思います。
 文部科学省の研究指定については、単年度で指定を受けています。現在、中高一貫教育校の教育課題を活用した特色ある教育課程の編成ということで、先進校への視察等における研究調査などを実施しています。さらには、教育課程の編成、シラバスを作成するに当たって、実際には理科であるとか、技術家庭科であるとか、そういった教科の研究授業で実践研究を通してその効果・検証をしています。まだ、最終的な成果等の整理がこちらには届いていませんが。短期間であったとしても教育課程の一部を実際にやってみて生徒の様子・状況を検証するような作業をして、教育課程の枠組みを作成しているという状況です。
 次年度につきましても、指定校の候補となるよう、検討しているところです。

井内委員長

 是非、24年度に続いて25年度も文部科学省の調査・研究費をいただいて、検討していただきたいと思います。教育委員も関心を持っていますので、内容を報告していただきたい。いろんな問題の解決にもつながると期待しています。こうしたらどうだろうかといった問いかけを我々に投げかけていただきたいと思います。今後の予定は、条例案を作られて市議会に提案し、議会承認があれば、設置認可申請ということですね。
 平成25年度には実施設計をするということですが、是非進めていただきたいと思います。
 それでは、議案第1号「広島市立広島中等教育学校(仮称)の設置について」御異議ありませんか。
 (異議なし)
 異議なしと認め、本件については原案どおり可決しました。
 次の議題3、議題4につきましては、先ほどお諮りしましたとおり非公開と決定しましたので、傍聴人及び報道関係者の方は退室をお願いします。

(傍聴人等退席)

(非公開部分省略)

井内委員長

 以上で本日の議題は終了しました。
 次回の教育委員会議は2月6日(水曜日)午前10時からです。

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