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ページ番号:0000105047更新日:2020年1月20日更新印刷ページ表示

ホームページに掲載している教育委員会議議事録は、汎用性を考慮し、人名や地名など一部の表記について原本と異なる場合があります。

平成31年度 第5回「乳幼児教育保育推進体制の充実・活用強化に関する懇談会」議事要旨

1 開催日時

   令和元年12月2日(月) 午後3時00分~午後4時30分

2 開催場所

   広島市役所本庁舎14階 第7会議室

3 出席者等

 (1)学識経験者・教育関係者・関係団体代表者
   朝倉  淳【座長】(安田女子大学 教育学部 児童教育学科 教授)
   徳永 隆治    (安田女子大学 教育学部 児童教育学科教授)〔欠席〕
   渡邉 英則    (認定こども園 ゆうゆうのもり幼保園園長)〔欠席〕
   松尾  竜    (広島市私立保育園協会 理事長)
   米川  晃    (広島市私立幼稚園協会 理事長)〔欠席〕
   河面 睦子    (広島市保育園長会 代表)
   井筒 敦子    (広島市立幼稚園長会 会長)
   安田  仁    (広島市小学校長会 代表)〔欠席〕
   北  佳弘    (市民委員)
 
 (2)事務局(広島市こども未来局・広島市教育委員会事務局)
   保育企画課長、保育企画課調整担当課長、保育指導課保育園運営指導担当課長
   教育企画課長、指導第一課長、特別支援教育課長、教育センター次長   

4 議題(公開)

   広島市の幼児教育・保育ビジョンについて

5 傍聴人の人数

   1名

6 懇談会資料名

   広島市幼児教育・保育ビジョン(素案)

7 出席者の発言要旨


   広島市の幼児教育・保育ビジョンについて
   事務局の説明に対し、以下のような意見・質問等があった。

   【○学識経験者・教育関係者・関係団体代表者 ●事務局職員の発言を表す。】

○ 家庭や地域社会の教育力の低下に対応していくための子育てに関する情報の発信や啓発などの取組について、現段階で、具体的にどういうところと連携をして、どのような情報を発信するというものはあるのか。

 

● 具体的にはこれから検討していくことになるが、例えば、拠点園で保護者向けに講演会を開催することなどを考えている。子育て家庭だけでなく地域で子育てを支えていくことが大切であり、そうした機運を醸成していくことが必要だと考えている。

 

○ 幼稚園や保育園に通う前の子どもに対するケアや家庭に対する教育力の向上のために、講演会などの開催に取り組んでいくことは必要だと思う。一方で、こうした子育てについて関心があるのは、現状においてはまだまだ男性より女性であるということもあり、子育てに関する情報をキャッチするアンテナを持っていない保護者も多い。そうした方々に講演会などにより情報発信してもキャッチするセンサーを持ってない場合もあるので、もっと具体的に、0~2歳児や保育園に通う前の家庭に対する支援があるとよいと思う。

 

○ 個々の園では取組が難しい部分については、全体的に支援していく体制を作っていくということなのか、あるいは、個々の園がそれぞれ取組を高めていくことにつながる支援をしていくという考え方なのか。

また、私立園と公立園の役割を分けているが、地域におけるセーフティーネットの形成という部分で公立園が大きな役割を果たすということは疑いのないことだが、それ以前のこととして、幼稚園教育要領や保育所保育指針を最も中庸な形で実現していくべきなのが公立園であると思っている。保育サービスなどについて細かく記載しているが、そうした私立の特色ある教育がある一方で、教育の質の部分については、このビジョンからどのように読み取っていけばいいのかと思った。

それと、このビジョンは、広島市の教育に関するいろいろな考え方の中で、どのような位置付けになるのか。

 

● 個々の園での取組が難しいことについて、例えば外国にルーツを持つ子どもを受け入れることはこれまであまり例のないことであったことから、各園においてその対応については手探りの状態で困っている状況にあると思う。よって、個々の園で対応するのではなく、モデル園でノウハウを蓄積して、各園に提供し、全体として統一的な対応ができるようにしていくという考えで整理している。

 

○ 乳幼児教育保育支援センター(以下「センター」という。)にそのための窓口を作って支援していくということではないのか。

 

● 現時点ではそこまでイメージしているものではない。

 

○ モデル園を作って、各園に普及させるという段階を経ることとなれば時間を要することもあり、いざそういう状況になった際にすぐに適切な対応ができないと思うがその点はどうか。

今も、公立幼稚園には外国にルーツがある子どもがいて、現にいろいろなことに困っている状況にある。特に英語圏でない子どもの場合には、相談できる機関も限られている。そうしたことに対して、広く専門的に相談できる仕組みがあるとよいと感じている。

 

● 保護者からの相談が多様化・複雑化し、多岐に及んでいる状況にある中で、個々の園でその一つ一つに対応することは困難であると考えている。その点は、センターを活用した研修などを通じて、幼稚園教諭・保育士等の資質向上に取り組み、問題解決につなげていきたい。

  また、このビジョンは、当然、広島市が取り組む様々な施策と関連があるもので、今

後、子どもの数が減っていく中で、広島市の幼児教育・保育を今後どうしていくかという考えのもとに、方針を定めるものである。

 

○ 保育士等の資質向上に取り組むためにセンターで研修等を行うということだが、今でも多くの研修があり、これ以上に研修へ参加することは、時間的にも人員体制的にも困難な現状にある。子育てに関する相談に応じていくためには、研修などを通じて保育士が知識を備えながら対応していくことも大事だが、関係機関との連携が必要であり、そうした機関にそれぞれ専門的な人が配置され、各園に対応してくれるとよいと思う。

私立が多様な保護者ニーズに柔軟に対応している例として、午睡用布団のレンタルや送迎バスがあったが、保育の質ということについて、保護者ニーズが占める割合が大きいものとして整理されている気がする。保護者ニーズは、保育の質とは全く切り離して考えるものではなく、例えば英会話などの特色ある取組もこれから必要になるとは思うが、本来的に、子どもたちに付けたい力、保育の中で大事にしていきたいところという部分からは、少し離れているような気がする。

 

○ 保護者に対しては、専門的なアドバイスができるということも大切である一方、未就園児の保護者などにとっては、気軽に相談できる状況があるということが大事だと思う。現在、いろいろな園が行っている施設開放等の充実ということなどについて、しっかり支援していけるとよい。保護者は必ずしも解決策を求めて訪れるのではなく、悩みや話を聞いてもらいたいという場合も多い。

私立園の取組の例として、月曜日から土曜日まで必ず同系列のいずれかの園で施設開放を行い、地域の保護者に向けて相談に応じる体制を作るなど、横断的なサポートを実施している例もある。

 

○ 外国にルーツを持つ子どもについては、宗教的に食事の制約があり、結局、弁当を持参しているというような例もある。各園でこうした外国にルーツを持つ子どもを受け入れることが大切である一方、例えば、そうした家庭同士の小さなグループが形成されるとよいと思う。このような家庭は孤立している場合もあり、様々なツールを活用して会話をすることはできても、文化が違うことから互いに全く理解できないということもある。このような場合、他の園に通う同じ国にルーツを持つ人に取り次いでもらうことなどにより、互いの理解につながるということもある。

 

○ 形式的なことかもしれないが、課題整理の仕方として、文化や習慣が異なることが課題ではなくて、そのことにより発生する問題について広島市として必ずしも十分に対応できていないことから、現場や本人・家族が困っているということが課題なのだと思う。そして、それは外国にルーツを持つ子どもに限らないものだと思う。

 

○ イメージとしてビジョンは、まず広島市としてどんな子に育てたいかということがあり、それに向かうためにどんなことをしていかなければいけないかという整理をしているものだと考えていた。

このビジョンでは、行政の施策としていろいろな考え方が挙がっているものなので、広島市として幼児期の子どもをこんなふうに育てたいという目標や、質の向上に取り組むことについても、どういう方向に向上していくのかということが伝わってこない。乳幼児数が減っていくという現実に対して、幼児教育・保育を提供し続けていくためにビジョンを立てていくのだという視点で検討・議論していることに違和感を覚えている。

 

● ビジョンを作成するに当たっては、幼児教育・保育の質の向上を図った上で、今後、乳幼児数が減少していく中で提供体制をどのようにしていくかという視点で検討を進めている。その際、質というものをどのように捉えていくのかということだと思う。 

 

○ 広島市としてどのような子どもに育てたいかというのは、この懇談会で議論すべきことなのか、子ども子育て会議で議論すべきことなのか。

 

● 広島市としてどのような子どもに育てたいかというのは、子ども子育て会議で議論されるべきと考えている。その上で、幼児教育・保育の提供体制について、今後広島市としてどういうビジョンを持って取り組んでいくかという考え方を示したものが、このビジョンになるという整理である。

 

○ このビジョンについては、表題から受ける印象と中身に少しずれがあると感じている。もちろん現実的なことの整理は大事だが、スタンスはこれでいいのかと思っている。子どもの数が減り、幼児教育・保育の需要が減っていくことに合わせて体制を作っていくということは、行政としては当然のことかもしれないが、対策として整理されているとの印象を受ける。そういう側面はありながらも、こういうふうに子育てすることや子育ての環境を充実させることによって、子どもたちがより一層成長していくのだとか、ひいては、子どもが減少する傾向の抑制に少しはつながるのだとか、そういう面もあってもいいのではないかと思う。広島市の幼児教育・保育ビジョンとして、市民にとって元気が出ない、寂しい印象になるのではないかと感じる。

 

○ 確かにこの名称だと幼児教育・保育の中身について書かれているものという印象を受ける。

 

○ ビジョンの目次・項目立てについては、項目が多いので整理してもよいのではないか。

また、別の観点で危惧するのだが、「ペリー就学前計画の結果」については、いろいろな研究のうちの一つのデータではあるが、このように前面に出す必要があるのかどうかと感じている。

このビジョンに基づいて、概ね10年後の状況を念頭に置きながら新しい方針を作成するということだが、数は減少しているものの、毎年子どもは生まれているという現状の中で、いろいろな施策に取り組むのであり、毎年のマネジメントの中で一定の形を作っていくということだと思う。そういう部分がもう少し見えるものになるとよい。難しいことだが、去年や今年に子どもが生まれたというような保護者の方がこのビジョンを見て、子育てについて安心したり、広島市で子育てしたいと感じていただけたりするようなビジョンや方向性であってほしいと思う。

 

○ 保護者の立場としてこれを見たときに、それぞれの課題に対する対応策も掲載されているので、心強いし、しっかりした教育や保育がなされるのだろうということは感じる。

一方で、自分の子どもについて考えた時に、どういうところが教育や保育の面でメリット・プラスなのか、あるいは自分の子どもはこうなっていくのだなというものがあまり見えてこない。全体的なこととして子どもたちはフォローされていくのだなというのは分かるが、一人の保護者の立場で見た時に、質の向上の部分で、例えば自分の子どもがどういう部分でよりよい教育・保育を受けられるのかというのが、少し見えにくいところがあると感じた。

 

○ 「ペリー就学前計画の結果」については、先進国の中でも乳児期・幼児期の教育にお金をかけない傾向にある日本において、乳児期・幼児期の教育が大切だということや、そこを大切にすることが子どもの将来を豊かにし、国の将来を豊かにすることにもつながるのだと訴えていく際の拠所の一つとして、掲載してもよいではないかと思う。保護者に乳児期・幼児期の教育の大切さを理解してもらうためのきっかけにもなるのではないか。

 

○ 保護者アンケートの集計結果として、公立の幼稚園・保育園における駐車場について不満足度が高かったことが掲載されているが、駐車場については私立園も同様の問題を抱えている。掲載することにより、公立も私立も駐車場を何とかせよという声につながるのではないか。

 

● いただいた意見を検討して、反映できるものについては反映していきたいと思う。意見を頂く機会としては、一応今回で最後と考えている。