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近年、大麻の検挙者数が急増しており、特に10代、20代の検挙者数が増加しています。その原因の一つとして、インターネット等で「有害性がない」「依存性がない」などの間違った情報が氾濫していることが影響していると考えられています。
大麻を入口に、さらに強い刺激を求めて大麻よりも毒性の強い薬物に手を出す例が多いことから、大麻は「ゲートウェイドラッグ」と言われています。軽い気持ちで大麻に手を出すのは危険です!
薬物を乱用するきっかけの多くは、身近な人からの誘いです。
「断って嫌われたくない」「1回くらいなら」と使ってしまうことで、薬物乱用は始まります。
誘われた時は、きっぱり「断る」、断りづらい時は、「その場から立ち去る」
インターネット等では「大麻は害がない」などの誤った情報が氾濫していますが、実際は、脳に作用して様々な不具合を引き起こします。特に若者の脳に対して影響が大きいことも判明しています。
SNSでは大麻を意味する隠語などが使われ、購入を促す内容が多く投稿されています。実際にSNSを通して大麻を購入した事件も発生しています。
大麻から成分を抽出した大麻リキッドや大麻ワックスなど新しいタイプの加工品の摘発も増加しています。
薬物を乱用すると脳にダメージを与え、記憶障害、感情のコントロールが効かないなどさまざまな障害を引き起こします。そして、依存性により、やめたいと思ってもやめられなくなります。
大麻、覚醒剤、コカイン、MDMAなど。
(医薬品も用法・用量を守らないと副作用のリスクが高まります。)
乾燥大麻
大麻リキッド
大麻ワックス
覚醒剤
コカイン
MDMA
(出典:厚生労働省)